『紺君は小学生をーー満喫ーーしている?』
「『紺』ちゃ~ん!頑張って~~!」 「きゃ~!『紺』ちゃん『素敵』~~」
と、『野太い』と迄は行かぬ声が、歓声を上げていたのだった。
運動会『当日』の今日の晴れた『空』。不意に教頭に語り掛けられた。『どうですか?』と。
「『紺』ちゃんの『様子』は。馴染みましたか?」と。
『俺』は「はい。ーーええ『まあ』ーー」と、そう言ったのだった。
あれから。
『歓声』はあの時の『悪漢』達だ。何から説明したら良いのかーー先ず『海』は、『華月』海、優男美青年『タクミ』は、『華月』巧ーー兄弟だった。
紺の兄、あの『イケメン』パパの息子達だったのだ。あ~成る程ねだろ?やっぱりイケメンて遺伝かよと。
板谷には『兄』がいて、『兄』は『空手』をやっていて、『鹿島 悠緋』もだが、『あの子達』皆、『知り合い』ーーらしい。で、『あの子達』の中で『一番』強いのが、『海君』ーーだったと。ははは。反則だろ最早?
全く強そうな『外見』してないしな。更に『兄』の『巧』の方が、『強い』らしい。ーーで、『高校時代』、やはり『あいつら』に、入学早々『絡まれた』巧氏は、
『面倒だったから』と、無言で『伸した』らしいーーあいつ等をだ。勿論ひとりで。後日『謝り』に来て、『和解』したと。…………………脅える訳だよ。平然と『伸す』なよ。………………クールだねえ。
『悪漢』坊や達は、『巧氏』に、あの場で『説教』されて、『謝罪』した。
『仕事がキツくて。虫の居所が悪かった』と。『ごめんなさい』は、土下座だったぞ。
逆に子供達が『どん引い』て、慰めていたーーーーーーーシュールだったよ。大分。ーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして『今日』に『至』る。
あれから。
彼等は『バトン』練習につきあってくれたのだ。子供達と『仲良く』なって。巧『氏』が、
『根は悪くないんだよ。「頭」悪いだけで。』と、結構酷い言葉でフォローしていた…………当人達の、目の前だったけれど。見た目と違うな…………………『優』男。……………………言葉優しく無いな……………
悪漢君達……………巧氏の『同級生ズ』は、高校の間『ずっと』彼に
「あ~『俺達』勉強教えてもらってて。頭あがんないっす。巧『サン』には。」ーーという事らしい。
『巧』氏は恐ろしい事に『パーフェクト・ボーイ』だった。ーーーーー試験で満点『以外』取らないらしいーーーーーー『彼等』曰く。
『化物』だった。………………………………本当に居たよ…………………『満点』取れるヤツ………………眉唾じゃ無かったのか。『叔父』サンの『話』。
叔父サンは教師やってるんだが、『華月 友』は『友達』なんだぞ?ーーが、自慢の人で。耳タコだよ。友は『モデル』やりながらも『頭良くてな』とーーはいはい。
華月 友も在学時代『パーフェクト』ボーイだったらしい。叔父サンは一回も『敵わなかった』ってさ。ーー挑む『意味』がーー解らん。でも叔父は『言う』ーー
『友だって同じ、「人間」なんだぞ』と。『敵わない』『理屈』は『無い』と。
『挑んでから』言えよーーと。
「和志、『無理』って『言うな』よ。やってみてから『言え』」
叔父サンはいつも『俺』に、そう『説教』するから『キライ』だった。俺の名は『和希』叔父サンからーー貰って付けたーーそうだ。
俺は『全く』似なかった。例え『名前』を貰っても。未だに『叔父サン』が『理解ら』ないーー多分、『理解り』たくーーないんだよ。
あんなに『ポジティブ』に、生きれないよ。『俺』には『親友』も居ないし。『彼』の様な。
真横に『イケメン』が居たら、妬むだけだよ。僻んだりな。ーーーー普通そうだろ?
昔、『友達』に『好きな女』攫われたからじゃあ無いよ。別にな。丁度俺達の『高校』に、叔父が『実習』に来た時だった。はあ。『紀端』はーー『元気』かな。
『紀端 友理奈』、高校の同級生だった。とびきりの美人じゃあないけど、可愛くてさあ。人気あったなあ。紀端は『俺の叔父サン』だと知って、和希叔父サンの『駄目っぷり』に、良く手を貸してた。優等生だった。
俺は密かに好きだったんだ。『告白』の『タイミング』をはかってた。けどーー
『親友』だと思ってた『やつ』が、先に『告白』した。紀端 友理奈に。
俺の『気持ち』は『行き場』を失った訳だ。当然『友情』も『壊れた』よ。
「あ、『友理奈』!来てくれた!」
華月 紺が、『そう』言った。………………………………ん?………………………え………………………嘘だろ………………
「きっ、…………紀端………………………………っ、」
華月 紺が『呼んだ』のは、やはり確かに『紀端』友理奈だったーーーーーーーーなあ?
誰の『赤ん坊』抱えてんの?
「『夏文』~応援しに来たのか!」
「だっ!」
「嫌、紺、『弁当』届けに来たの。『オジサン』来れないんだってさ。」
「えっ! 嘘つき!」
「……………『お兄ちゃ……』いえいえ『紺』ちゃん。仕方無いの。『大先生』が『逃げちゃった』んだってさ。でも『お弁当』作ってくれたんだよ? ほら、『食べよ』? ね?」
「……………………………『紀端』……………………」
「紺、あっち。『澄晴』達、場所取ってるからさ。一緒しようってさ。いくぞ。」
「お~!。いくよ夏~はあ~仕方無いやね。」
「だう!」
「…………紀端………………」
「よし!紺ちゃん!卵焼きは私作だ!美味しいよっ。栗とね~梨でしょ~あとは~」
「友理、」 「それ『デザート』」 「うっ、だう!」
「いやいや!『紀端』! ちょっと! 『紀端 友理奈』だろ!なあ!」
そう。やっとで『紀端』友理奈は、振り返って『くれた』のだった。ーーーーーー全く。
「えっ、ああ! 『白郷』君? え、ひさしぶり~ごめん『わからなかった』。」
ひでえ。ーーーーーーーーーーわかってよ。ーーーーーーーーーー流石に『哀しい』からさ。
しかしーーーーーーー
「『友理奈』、僕の『担任』。先生、『友理奈』。僕の『妹』。」
華月 紺は、言ったのだった。ーーーーーーーーはあ?『妹』??
「『紺』、『姉』な。すみませんこいつ、『いつも』『言い』『間違え』てて。自分『佐木』と言いますーー『紺』の『義兄』です。」
「『先生』、『直夏』。後『夏文』。『陸』兄ちゃんと『友理奈』の『子供』だよ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーは?
「だからーーーーー『紺』は。『陸』兄じゃなくて、『俺』な。お前の『冗談』質悪いぞ。ーー全く。すみません先生『重ね重ね』。」
「だあ~もう、中々来ないと思ったら。何してんの『直兄』は。はやく『来な』よ。『紺』!とろいぞ!いくぞ!友理奈ちゃんもだよ!」
板谷 澄晴がーー呼びに来たのだった。
「ごめ~ん、白郷君。じゃあまたね。いこう直夏。ね、夏文。」
「だうっ、あっ!う。」
「『先生』、『夏文』が『ぼくのままでごめん』『まあがんばって』だって。あと、『大人って大変だね』だってさ。え?なに? 『婚カツ、上手くいくとよいね?』言うの? 『だって』先生。じゃ、いこ。おなか空いた。」
彼等の後ろ姿を見ながら俺はーーしばらく、そう『暫く』ーー立ち直れなかったのだーー
「『和志』、『昼飯』食えよ。」
その声が『聴こえる』まで。ーーーーーーーーーー叔父サンがいた。橋本 和希。その人が。何故ーーーーーーーーー
「『華月』ーーーーーさんーーーーー」
一緒にいたんだ。何故だーーーーーーーーー
叔父が華月 陽藍を『指して』言ったのだった。「『友』の『お父さん』なんだよ。」と。
華月 陽藍がーー意味ありげににやりと笑い、俺に包みを差し出した。『差し入れ』と言って。
「『魔法』掛けといたよ」ーーと、彼は言った。
「『恋』が『叶っ』て、『仕事運』があがる『魔法』」と。
「『俺』、『実は』『魔法使い』なんだ」ーーと。
にやりと笑って帰って行ったーー『叔父』と共に。効果があったのかなかったのかはーー未だ『定か』ーーでは無いーーが、弁当は『死ぬ程』美味かったのだ。ーー二度目の『失恋』に良く染みた。
「『運動会』、結構『たのしい』ね。」
華月 紺は、『豪華紺君用運動会弁当』を『堪能』しつつ、そう言ったのだった。
「『来年』は『お父さん』と『食べたい』」と。
此れはそんな『物語』だ。狐狸剥製紺の恋はーーまだらしいーーが。『花より団子』だろう。
満喫中~だった。晴天の空の下で。
担任の『成長』を『見守ろう』ーーと。橋本 和希、彼も又『淑女』の『教え子』だった。
策略と迄はーーいかないーーそんな御話で在る。此処は『かの、名前の無き星』ーーでーー在る。
華月 陽藍と彼の『仲間達』が、ーー『平和』に暮らすーーそんな星だ。




