表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/62

十九『此の場合の正しい神剣使用方法を』

 「と、言う感じだった。………海は『其れ』終わるの?」


 『何でやって置かなかったの?』と、華月 巧は弟に言った。何故か手伝う『木ノ下なつの』が、それに苦く笑った。


 「終わんない!巧!手伝えってより、やってよ!こんなん『軽い』だろ!」


 華月 海は、『高校生』の姿に戻り、嫌、戻して貰い、『夏休み』の『課題』に奮闘していた。横で華月家『訳あり』居候、海の同級生の女の子、『木ノ下なつの』が、『中学生』の見目のままで、海の課題をやり易い様に、整理整頓していた。彼女は現在『成長・・』中。後『半年』も『在れ』ば、『元』の『姿』にれるだろうーーと、言う『訳あり』の女の子だった。


 居候しているのは、別の理由だ。と或る『怪奇現象』的『事件・・』に巻き込まれ、身体が『んだ』彼女は、華月家長男に連れられ一度『帰宅』した。ーーが、なつのは、『其れ』を『母』に『相談』した。なつのの『想いびと』、『華月 かい』君ーーのは、に、『散々』相談・・していた。


 〘お母さん!あのおにいさんが、海君の『お兄さん』だったの!モデルさんだよ!海君格好イイ訳だよね!(こそこそっ)〙


 〘あの!なつのちゃんの『好きな』男の子?!あの『綺麗な』顔の子?!〙


 真逆〘王子〙さまのーー弟だったとはーー


 華月 海の『』は、『王子』の異名が在る、『モデル』だった。


 その『兄』に連れられ『帰宅』した『娘』ーーが、『幼い』。両親はパニクったが、華月家長兄は、それを落ち着かせ、『謝罪』した。なつのが『縮んだ』のは、海が『原因』でも在った。



 なつのと母は、頷き合った。母は娘の気持ちを『汲み』、娘を『華月家』に『託し』た。


 『元の姿に成るまで、』預かって欲しいーーと。


 〘なつのちゃん。これは『好機チャンス』です。〙と、なつのの母は、思った。



 大人しい娘は、憧れの男の子に、声すら掛けれない。見てるだけでは、『進展』しないのだ。





 『恋』とはーーと。



 「巧! これ何だっけ! 教えられるだろ!ちょっと!」


 華月 海は、兄に食って掛かる。日常茶飯事だった。


 巧は冷静に『一回全部自分で解いてから来いよ。後で纏めて見てやるから……』と答えていた。


 なつのはと言うと、実は夏休み前は、『小学生』程だった。なので『知能』も『欠損』部分が在る筈で、今は『其処』を『埋める』勉強をしていた。一般常識から一般教養まで、全ておさらいしている過程で在った。大分『知識』も『欠けて』いたのだなーーと浮き沈みしつつ、『今』生きて居る事に、感謝・・した。今、こうして『いれる』のは、『の』お陰でも在った。



 なつのは『ふふふ』と笑った。海が気付いて言った。


 「木ノ下さんは『終わった』からって『余裕』だね!僕は『どうせ』無能だもん。『お兄ちゃん』みたいには、いかないんだよ。『巧』ですら、『い』んだからーー『ウチ』は。僕、どうせ『落ちこぼれ』だもん。がっかり『すら』されないもん。わかってるよ。木ノ下さん、『気を使って』僕の面倒見なくていいよ? 遊んで来たら?夏休み終わっちゃうよ?」


 巧は内心溜息を吐いたのだった。『僕より鈍いな』ーーと。なつのは可哀想だなと思ったのだった。



 「海君。『真面目』にやろうか?俺等も『居る』からね?」


 痺れを切らした『加野 なつめ』が、そう言った。此処は華月家、『勉強』部屋とでも言うべく。部屋の中には、加野だけでは無く、仲嶺 深織、相瀬良あいせら 広陽ひろあき、それから仲嶺 伊織いおりも居た。伊織は深織の『双子』の『妹』だ。いつもは居る『原 さとし』は、何故だか今日は居なかった。それから伊織の友人『仲堺なかがい 加那かな』も。それから鹿島 悠緋だが、本日は『バイト』に行った。彼はアルバイトをしていた。



 海の兄『巧』は、『父』陽藍と話していた。『報告』だった。


 父は何を考えているのか判らない表情で、淡々と息子『巧』の『話』を聞いて居た。


 「ーーで、『此れ』ね、お父さんーー」と言った巧は、『空中』から『剣』をした。



 がしゃんがしゃんと。


 海は勿論だが、なつめ達も目を剥く。父は冷静に眺めて居た。無言で。巧が次々に持ち出す。


 「なっ、何本有るんだよ!」


 宿題を放り出した海が叫んだ。巧が冷静に言った。『見ての通り』と。


 「『56』振り。海、間違うなよ。刀剣は『振り』だぞ。そんな事よりお父さん。『直兄』が持ってる奴だけど……」


 「悠太に任せとけ。さてと『どうする』かな……」


 「…………何が? 未だ何か『問題』残ってたっけ?」


 「なあ巧〜此れ『全部』巧が集めたのか?」


 海が口を挟んだので、あには答えた。真逆と。


 「『夏文』大活躍だよ。流石『陸兄』の『エネルギー』は半端無いよね。」と。


 「陸は『過保護』だからなあ。」と、父が笑った。


 夏文と言うのは、なつのが『縮む』事と為った事件の『きっかけ』の事件の『少し前』に、母で在る『友理奈』ーー当時未だ『紀端』友理奈だった彼女の『中』に『宿った』生命体ーーつまり『胎児』『受精卵』だった訳だが、が一時『死んで』しまった。俗に言うちょっとした『手違い』で在った。『手違い』をしたのが、『例』の『紺』で在る。

 

 紺は『友理奈』の『魂』を持ってってしまったのだ。その『ルール違反』により、神の『座』を追われた。解雇クビで在る。解雇に為った紺は、友理奈を『殺せ』ずに、『代わり』の『身体いれもの』に入れておいた。故に『ユリナ』は『生きて』いたーーと言う聞けば『奇跡』の様な話で在るが、語れば奇跡では無い。


 ユリナの『魂』は、『悠太』と悠太の双子の『弟』が、追い掛けた。捕まえて『戻す』為にだ。戻す為の『肉体』は、『壊れた』為に、華月家三男『陸』が、『再構築』した。その際『大量』の『エネルギー』を、『友理奈』に『分け与えた』のだが、『友理奈』は此の時『夏文』を『宿して』いた訳だ。勿論『其れ』も捕まえて、『友理奈』の中に、戻したのは陸だ。故に夏文も大分陸からの『エネルギー』で『出来て』いる。




 「陸(兄)の子じゃんーー」と皆が言ったのだったーー



 『種』は僕じゃない等と、下品な発言は決してしない陸で在った。大丈夫だ。父親は間違い無く『直夏』で在る。陸は『手伝った』だけで在るーーと。



 因みに余談的笑い話として、友理奈を『匿って』『再生』させていた陸は、懐妊に気付いて、機会を見計らい、友理奈が『寝てる』間に、直夏から『預かった』婚姻届を、出してしまった。




 目が『醒め』、『起きた』友理奈が『其れ』に気付いた時に、語れない程怒り出したのは言う迄も無い。



 『(そういうのは)自分で出したかったー!』と。陸は勿論『気にするな』と言ったが。




 「お〜壮観だな。」


 「おじさん、巧さん。この『剣』って、こんなに集めてどうするんですか?」


 深織となつめが言った。



 陽藍は『ん?』と軽く返した。『後のお楽しみって言ったら、お前ら拗そうだな。』と。




 加野なつめの顔が酷かったので陽藍は苦笑した。男前台無しだなと。



 「叔父さん、お邪魔するよ〜ただいま〜」


 と、其処に陽藍の『甥っ子』が入って来た。『瀬野尾せのお 太一たいち』、兄『篝』の息子である。華月と名字が違う理由は、陽藍とは母親が違うからだ。瀬野尾は篝の母親の旧姓で在る。


 「おかえりお前ら。お疲れ。『待ってた』よ。『役者』不足でな。話は聞いてるな?」



 太一『達』は、頷いた。




 「……じゃ、じゃんスモ……………」



 加野なつめがそう言った。


 「おかえり〜太一兄ちゃん。大和やまと兄ちゃんも。後『たき』さんもお疲れ様です。あれ?『理一りいち』兄ちゃんは?」


 巧が言う。海も同じ様な事を言った。


 「どうも『社長』。あ、理一君は『華』さん手伝ってる。お茶入れね。」


 『ジャンピング・スモール・スモール』の名で『音楽』活動している『バンド』のボーカルを務める『タキ』が、そう言った。陽藍に言い返された。



 「俺は『福』社長なんだけどね、滝君よ。お前『減点』な。」と。滝が慌てる。『ボスはいつもひでぇな』と。



 勿論『滝、マイナスにしておくわ。』と、訂正されていた。



 「さてと。役者も『揃った』し、偶には御前等にも『仕事』してもらうかね。」と、陽藍が言った。


 佐木 『大和』が、陽藍に言った。『オジさん……』と。陽藍は頷いた。


 「大和は『毎回』な気がするな。悪いな大和。」と。


 佐木 大和は、「嫌、『弟』の事だし。こっちこそ……太一、ごめんよろしく。滝君、『付き合わせて』ごめん。『隼人はやと』が、『迷惑』掛けるね……」と、皆に言った。



 「じゃあ『剣』の『使い方』……『説明』します。『海』もだよ。」と、華月 巧の言った声を、瀬野尾 太一が、止めた。



 「お茶飲んでからでもいーか?巧?」とーー丁度『理一』が、『友美』と一緒にお茶を運んで来たのだったーー



 滝が友美を『華さん』と呼んだ。華月 友美ともみは少し前迄『華月 はな』と言う名の『モデル』だった。現在華月家の息子でも『二人』がモデルを仕事にしているが、滝は思った。思っていた。



 『副社長ボスが一番向いてんじゃないの?』と。『華月家の子供達』は『はずれ』が、いないーーと。海は自分を下卑するが、父や母や『兄達』が、『過ぎる』せいだろうと滝は思った。



 因みに、太一は『社長』の息子だが、『大和』は『専務』の、『理一』は『常務』の息子で在る。つまり『ジャンピング・スモール・スモール』は、『ジャンピング・スモール・ラビット』と言う『彼等』の『会社』の『エリート』に当てはまるグループだ。海は携帯電話の『着信音』は、いつもジャン・スモの曲だった。



 最も彼等が『爆発的』に売れた『きっかけ』は、と或る『ロール・プレイング・ゲーム』アプリが、『ハード化』された際の『主題歌』のコラボレーションだった。ゲーム制作者がジャン・スモを『指定』したのだ。



 制作者名『華月 陸』、『ロープレリア』と言うゲーム・アプリを爆発的にヒットさせた謎多き人物で在るが、何の事は無いーー華月家三男、華月 陸の事で在る。



 華月 巧が年間ランキング一位に鎮座する『ゲーム』である其れで在る。因みにだが、巧が始めた頃一位を独占し続けたのは意外にも兄『龍』だった事を、海は知らなかったりもする。


 陸が最初の頃、『腕試し』の為に兄にプレイして貰っていた事迄は、巧も知らない事だが。


 父や叔父達が『意外』にも『ゲーム』は『下手』だと『知れた』事件・・でも在った事は、海も巧も二人の直ぐ上の『兄』律も知らない事だった。


 単に此の父達は、『ゲーム』が好きではなかっただけの事なのだが。彼等はインドア派では無くアウトドア派、アクティブで在った。ゲームで剣士になるより、『実物』を『振る』ので在った。




 それだけの事だ。『神剣』の『正しい』使い方ーー今回はそう、『在る』ならば、『使う』のだ。『あの星』で。『彼等』と共に。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ