九『は?』
「なっなんだ今のは?! ガノ兄、ウィナ! 今のーーアイツ等、どうやったんだ? 『アレ』!」
ジニアが叫ぶ様にそう言った。
『場』からいきなり『四人』『消えた』のだーーオレガノどころか、ウィアも、そしてシランも、ましてやカルミアやカルセオは何が起きたのか全く理解っていなかった。
「あ〜驚かせたのかな? ごめんな? でも大丈夫だよ。『気配が膨れ上がった』件だろ? 直ぐ終わるから、心配しなくていいよ。だって『精霊達』が、『騒い』で無いだろ? な?」
と、そう言ったのは、『魔法使い』のおにいさん為らぬ、自称『おじいちゃん』だった。精霊達が逆に『陽藍様強い〜〜』、『神様強い〜〜』『陽藍様は強い神様〜〜』『大丈夫。獣達敵じゃ無い。直ぐ終わる。』
『ユウ・サマも行った。』 『タクミ・サマも行った。』 『だから大丈夫。』
等と、言っていた。それから、
『ハクシンは、弱いね。』 『ハクシンは駄目、ダネ。』 『ハクシンは、駄目神。』
等とも、言っていた。
思わず一同は『は?』ーーと言ったのだったーーーー
「っ、さっきからなんかーー『神』とか言ってーーる?」
当然ジニアは突っ込んだ。『ハクシン』は精霊達と言い争っていたーー『駄目っちょっ訂正してよっ、僕一応此の星の神なんだよ!?』と。
村の子供等が次に何か『言う』よりも前に、其れは『起き』た。
「ただいま〜お待たせお父さん。『終わった』よ。一応。」
「お父さん〜僕お腹空いちゃった〜〜夏文居たし、もう帰る〜〜お母さん帰ろ〜〜」
「………お前等な。巧、海。誤魔化すな、『無断』で来やがって。『白神』に『謝れ』。此の『不法侵入者』共め。お父さんに叱られてしまえ。」
と、順に言って『戻って』来た。又、『同じ様』に。
「友兄ちゃん。僕は『ただいま』って言っただけだ。謝らないとは言ってないし。『白神』さん、すみませんでした。一応『門番』の許可は貰ってから、侵入しました。事後確認ですみません。『雑用』手伝ってきますよ? 何か有りますか?」
「ーっ巧っ、おまっ、何だその『模範回答』みたいなのっ、此の『ツン、ツン』期めっ、偶には『デレ』を見せてくれねーと『お兄ちゃん』としては俺は『泣く』ぞ!『悠太』を見習えよ!悠太をっ。」
と、『彼等』は、言っていた………………なんだ?『ツン、ツン』期って? 『デレ』って何?と、ウィアナは思った。多分他の『皆』も思った。
「………………陽藍……………………友は何言ってんだ?」
と、『男達』のひとりがそう言った。陽藍は答えた。
「気にするな。」と。
其処に『剣士』が『帰って』来た事に、ウィアナは気が付いた。頬の温度があがった事に気付いた。何か言う前に剣士の方が言った。
「『友兄』の、『薄情者』。」と。息を切らしながら。
そう。彼だけ何故か、自分の足で、此処に戻って来たのだ。何故か、肩に『獣』を載せていた。そして傍らには『猪』を連れて来た。
「「「「「? !! 」」」」」
咄嗟にカルセオラリアは剣を構えた。オレガノも『詠唱』に入ろうとする。其れを剣士が制した。
「ごめん、攻撃しないで。説明するから」と。
訝しむ面々に、彼は言った。
「『ワン』と、『ボタン』て名前でね、『ワン』は俺ので、『ボタン』は俺の『嫁さん』の『ペット』なんだよね。鼻利くし、『此の星』出身だからさ、『息子』を捜すの、手伝って貰った。今『出て』るのは、別件だけど。『森』で『獣』が『爆発的』に、『増えた』から、『治めて』貰ったんだ。説得と言うか、『制圧』……と言うのか………。まあ、そんな感じで。で、友兄。此の『ひとでなし』。普通、『弟』心配でも、俺を『放り出して』行くか? 最悪だな………友兄は。はあ。」
「………………………………友兄ちゃん…………………………流石にそれは………………ちょっと。」
『海』が言った。
「…………友兄ちゃん。そんなに『海』の事心配だったの? ………………でも『あの数』を………………直兄ちゃん任せは……………………ちょっと。流石の僕でも『引く』よ?」
『巧』が、言った。真顔の『友』が、懇願した。
「ちょっ『巧』君っ引かないでっ。違うって。『お兄ちゃん』を『信じ』て? 『巧』君?」
「…………『直夏』様。」
『ワン』が言った。直夏が返す。『ボタン』が言う。
「『文』坊は無事でしたし、『次』いきましょ。『茶番』ですやん『アレ』。破壊神様はーー『放って』置きましょう。」
『ボタン』は良く『テレビ』を観ている様で、言葉使いが時々『変』なんだよなーーと、『直夏』は思った。
「あ〜だっ!」
そんな『茶番』の中で、等々『赤子』が、『目を』覚してしまったらしい。そして『魔法使い』陽藍は言った。
『不味いタイミングで起きたね? 夏文?』と。
『膨れ上がり』ーー『第二弾』ーー嫌、実は既に『第三段』だったーーが、それはやはり『爆発的』に『起きた』。
比に為らぬ程に。
「ガノ兄っ! どうしようーーまたーーっ、」言い終わらないうちだった。そして一瞬だった。
気配が『消えた』のは。
「やっぱり此れ『夏文』だけでも先に帰さないと、切りが無いな。」
陽藍がそう言って『白神』が『応え』た。
「あ、『やっぱり』ですか。ーー」と。
やっぱり『原因』は、『夏文』なんですねーーと白い衣の神様が言ったのだった。
スプス村の子供達と珍しくも旅人の少年シランは声を揃えた。『はあ?!』と。
赤子は『だ〜うっ!うっ』と笑ったけれど。
『あ〜だっ!』
夏文「あ〜『パパ』だあ〜『パパ』!」←
『だ〜うっ!うっ』
「いくっ!パパのトコ行くの! ママのトコに『帰る』の〜〜『パパ』〜〜!」
みたいな感じ。夏文は知っています。パパに『ひっついて』いれば、『必ず』『ママ』の処に『連れて』帰ってくれる事を。(笑)




