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樹海へ行こう24

車を借りて

明るい空の下で

僕らは樹海を目指す

車内では昔のフォークソングが流れている

今の空虚な時代ではない

まだ希望のあった時代の歌

その時代には

もうもどれないのだ。

右肩上がりの経済は今や奈落の底で

開発途上の国が今や経済大国になり

日本は沈みかけている

でも、それを止める政治家も官僚もいない。

みんな自分の取り分をいかに集めるかに必死で

日本がどうなろうと、庶民がどうなろうとかまわない。

そんな世界で僕らは見捨てられ、今や消えようとしているのだ。

だが、これはそんなにも不幸なことではないと最近思う

金持ちになって子供を育て、生きながらえても

殺されたり、病気で長い間苦しんだり、孤独死したり

最近は老人になることさえもリスクが高い。

ここらへんでリタイヤしても、いいのではないかと

毎日のニュースは僕に語りかけていた。


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