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樹海22
世の中は一握りの金持ちと
政治家や官僚が自分たちのいいように変えている
それを僕らは変えることもできずに
ただ、こうやって無気力に死を迎えるだけなのだろうか。
負け犬とかよばれてそれで終わらされるのだろうか。
僕らは簡単な自己紹介のあと、近況を話し合った。
誰もかれもが、
深く暗い森の中で道に迷った子供のように
先の見えない明日を震えているのだ。
解決策など見えない
いや、、あっても、もう疲れた体に鞭打って
この先にいいことがあるとは思えない。
相談しあって僕らは今日、この晴れた日に
決行することにした。
青い空に晴れ晴れしい日差し
僕たちはこの晴れやかな風景の中で
静かに朽ちていきのだ。