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樹海18

 だが、先ほども携帯で連絡したんだから大丈夫だろう。

 店内の二階の窓際のカウンター席にこちらを見ている太めの男性がいた。

 外見的な特徴といい管理人のとんさんのような気がするのでよく見ると、

手には樹海ツアーと書かれた紙を持っている。

「あ、、あの俺」

 勇気を振り絞って声をかけるとその男性が先に自己紹介してくれた。

「ども、初めまして、俺が管理人のとんです」

 男性は柔和な笑みを浮かべて僕を迎え入れてくれた。

 ネットの上でも包み込むような優しいイメージだったがリアルでも、と

んさんはそんな感じの人だった。

「他の人はまだ来てないですか?」

 とんさんが窓際の席に座っていたので、まだ一人だと思っていたが、

とんさんは窓際の席に座る人々の方を向き苦笑しつつ言った。

「いや、みんな来てるよ、僕が最初にここに陣取ったからこんな感じになったんだ」

 そこには初対面だと言うのに、何か知ってるような顔ぶれが並んでいた。

 窓際に並んでいるのは、ネットの上での付き合いであってリアルでつきあってないので

多少のてれくささがあったんだろう、ネットでは何でも言っていても、やはり初対面だから。


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