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枕の下に 希望の上に(5)

「なら」ず者

君の為になるのなら

両親の為になるのなら

友達の為になるのなら

先輩の為になるのなら

後輩の為になるのなら

上司の為になるのなら

同僚の為になるのなら

会社の為になるのなら




全て素通りして

素知らぬ顔で

真ん中歩いて

消えてしまいたい

協力という言葉に

脅迫されている

だから

あの音ですら

許せなくなるんだ

だから

あの声ですら

許せなくなるんだ

だから何だと

時には言ってしまいたい

それを許せる

協力であって欲しい




隣家の為になるのなら

地域の為になるのなら

観光の為になるのなら

社会の為になるのなら

子供の為になるのなら

勉強の為になるのなら

御年寄の為になるのなら

何かの助けになるのなら




人が

周りから居なくなる前に

誰かが

やっているんだから

自らを正しく回す為に

あなたが出来る事をやりなさい

跳ね除けるだけでは

背中が寂しくなるだけで

家族という袋にも

穴が開く

居場所を守る為には

居場所の為に

出来る事をしなくちゃいけない

そこに

とどまり続ける為には

とどまれる

理由を作らなきゃいけない

だけれど

その綺麗事を

悪用している人が居る

事実の向こう側ほど

面倒な事はない

だから消えてく

蜘蛛の巣みたいな

人間関係




悲しまずに済むのなら

怒りにならずに済むのなら

喜んでくれるのなら

楽しんでくれるのなら

怒鳴らずに済むのなら

ワクワクしてくれるのなら

涙を見なくて済むのなら

笑顔になってくれるのなら




全て素通りして

素知らぬ顔で

真ん中歩いて

消えてしまいたい

協力という言葉に

脅迫されている

だから

あの音ですら

許せなくなるんだ

だから

あの声ですら

許せなくなるんだ

だから何だと

時には言ってしまいたい

それを許せる

協力だと言いたい

今はもう

言えないかもしれない


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― 新着の感想 ―
[良い点] 哲学的な詩です。なんだか、ためになるってなんだろうと思わせる詩ですね。他人のため、自分のため……。色々ありますね。
2017/11/18 07:32 退会済み
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