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01 序章 ワサビは現状を知る 

これも勢いで書いただけの作品です。おヒマな人、読んでいって下さい。オチは考えてません。

 長期バイト終わって来月中旬までゆっくりやすめるなーって思い、アニメみながらポテチと炒めたケチャップソーセージとカップ麺食べて寝て起きたら


 見知らぬ農地に突き刺さったワサビになってた。



 手、動く。足……動く。目もメガネ無しで遠くも近くもよく見える……耳…欲聴こえる……触覚……埋まってる腹?から下の土が冷てぇ。味覚…口無いよ、なのに声出して喋ってるつーか目が無いのに目の部分っぽい所に目がある感覚。

 あれか、幼稚園児がつくる折り紙で切ってセロテープで作った棒みたいな手足着いて胴体も手足よりちょっと太長い棒みたいな紙に頭頂部にクレヨンで髪塗って目と鼻もクレヨンで丸と点で描いて口は笑ってて口内赤で塗ってる感じのアレカ?

 そして髪の毛代わりに若干茎が伸びててその上に葉っぱが生い茂っているな。手と足は……手はワサビの芋(ワサビをすりおろす実の部分)を細長くした形、しかも肘や手首無いのに折れずにグニャっと曲がるし。……キメェ。足は大地に埋まってるからわからんが手と同じ感じか、感覚的に。胴体ももちろんワサビの実の部分、芋が胴体だな。ただし黒っぽくてゴツゴツした外見の皮をピーラーで削いだ実の緑部分が胴体になってる。なんでや、普通取れたてのワサビって黒くてゴツゴツな形してるんだぞ。しかも誰ピーラーで薄く円柱状に削いだの。それなら手と足も削いどいてよ。なんか違和感あるなー。そして髪、の変わりの茎と葉っぱには感覚ほとんど無いな。髪の毛じゃないかソリャソウカ、ハゲか。


 呼吸は口無いのに肺どころか内臓も血管も脳も神経も無いのに呼吸出来てる。あ、口あるや、手で口元触ったら小さな穴が開いてる、でそこから空気が出入りしてる。うん。


 さーて現状の確認終わり、現実逃避もオワリ~~~~


 「…………んん?いやいや、アリエナイでしょー。オーケーオーケー小説でテンプレで異世界転移や転生は沢山ある、中には動物や道具、まあ一般的には赤ん坊かちょっと若返って転生かゲームキャラのまま転生か時たま姿形変わらぬまま転生かのパターンだよね、うんうん。」


 俺はまず土から胴体と足を出して大地に立ち、周りの農作物を見ながら独り言をつぶやいた。状況確認は大事。うん。

 今更気がついたが周りの農作物大きいな~俺の今の体が生前の身長180cmだとしたら、この土に埋まってる大根やニンジンが実のとこだけで4~5メートル、何かの花とかだと茎の高さが15~30メートルの高さに位かな。うん、巨人の世界に転生したか?

 それとも普通の植物と同じくワサビな俺は高さ5cm位で、でもそれでも大根とニンジンは実の部分だけで20cm以上あるんじゃないか?大きな野菜だ収穫したら美味しいだろう。


 ………………イヤイヤイヤイヤ


 「アリエネーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」


 「そんなわけあるか!野菜に転生って何だよ!生きてるけど動物みたいに動くわけねーだろバカヤロウ!!しかも目と耳と皮膚感覚あって口で呼吸してるって光合成とかどこいった!!!せめてここは転生した異世界の高度な文明の農業プラントでバイオ科学や遺伝子工学で野菜が人間みたく意志があったり喋ったり、耳が無いけど耳のある部分で音が良く聞こえる、簡易的な手足もある、しかも手は人間と同じ五本指ある、ロボットの玩具みたいな手だな!ってそういう世界に転生させたよって神様説明しろよ。いきなりハードだチクショウ!!しかも胴体だけ綺麗にピーラーで削がれてニンジンみたいな丸みのある逆三角形で手足だけ取れたてのままって何じゃこりゃー!!責任者出てこーーーーい!」


 俺がギャーギャー騒いでも、周りに誰も現れず、朝霧に覆われた曇りの農地には何の音も聞こえなかった。


 「くっそー無視かよー、神様仕事しろよ神様パワー泥棒め。嫌意味は分かんねーけど自分で言ってて」


 こんな訳わからんとこにいてもしょうがない。とりあえず移動するか。でもってこんなトンチキな姿になったんだ、常識ハズレなこの百や二百はできるだろ。


 俺は茎と葉っぱが動かせないか試してみた。……お、動く。よーしそれなら

 「ワサビの実がそんな重くないならこの茎と葉っぱでプロペア変わりにはできるよな?できねーならそこらの農作物折ったり潰したりしてやる」


 やがて茎が頭(?)の上でメリーゴーランドのように周り始め、葉っぱから緑の淡い光を出し始めると、俺の足が地面から浮き上がり始めた。


 「お、いけるか!?」

 更に葉っぱが強風に煽られる葉っぱのようにガサガサ音をたてながら細かく振動しだすと、俺の体は一気に植物の花より高く、遠くに見える森の木々と同じ位の高さで飛べた。


 「やったぜ!よ~しこうなったらワサビの体だろうとこの世界で食われずに生き抜いてやるぜ!」


 元人間の男、味噌山みそやま 紫蘇次郎しそじろう25歳年齢イコール彼女いない歴一人暮らしフツメンの生きる生存活動が始まったり始まらなかったりーーーーーーーーーーーーーー

お読み頂きありがとうございます。

何となく後数話書いてみようと思ってますので、書き上げた時また読む気がありましたらお読み下さい。

オチは考えてません、ノリで書いてます。

ワサビについて調べてもよく分からない。

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