かげふみ
あなたは 今どこなの
どうしているの?なんて……
判るはずもないけれど
想わない日を探せないね
あの日は夢のように
2人で過ごすハズだった
時の流れ逆らえずに
受け入れるしかなかった
やけに鳴り響いた胸ポケットの
音に伸ばした手は震えていて
それが知らせだと気づいたときには
すべてに遅すぎたと
あれから どれくらいの
月日が流れたのかな
見回しても どこにもない
あなたの影だけ ふめないのね
昼間の 太陽から
街にあふれる灯……
思いついた 限りのこと
逃げるように避けたけど
胸の奥に住み付いたともし火は
今も淡く燃え続けているの
永遠に消えない 消したくもないの
どんなに苦しくても
悲しい思い出と寄り添うような
笑顔にしてくれたあなたのすべて
私の命に限り尽きても
静かに愛を捧ぐ
五月ももう……終わりですね