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高電圧は流れない

 褐色の大地に点々と息づく雑草たち。それらを踏み分けて進むと、有刺鉄線のゴールテープと、その先に佇む美しい女博士が見えてきた。


 『危険! 高電圧が流れています!』


 そう書かれたプレートが足元に落ちていた。僕は嘲笑う。高電圧は流れない。流れるのは電流。あの聡明そうな女史が書いたのだとしたら、少し残念だ。でも、そんなこと、彼女にとって限りなく些細なコトなのかもしれない。

 博士は試すような眼で僕を視ていた。


 END

立ち止まっていただき、ありがとうございました。

今回は、いわゆる200文字小説というものに初めて挑戦してみました。いかがでしたでしょうか?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 電気については詳しくありませんけど、博士の魅力=電圧と解釈しました。 そう考えると刺激的な物語で、些細な間違いの指摘ごときで心を動かせはしない……そんな痛い恋心が伝わってきました。 どう…
2012/05/02 16:46 退会済み
管理
[一言] 最後の二文の意味がわかりませんでした。 ・語り部は、なぜ電圧云々のことが「限りなく些細」と推測するのか ・試すような視線の意味は ・なぜ「試すような」と感じるのか どう呼んでもこれで完結…
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