落花狼藉。
3年の1学期。
クラス替えで僕と小春は別のクラスになった。
学校に行っても、小春と会話をすることなんてない。
それに、小春なんて、もうどうでも良かった。
だけど、ある日、小春から声をかけられた。
「ねぇ、なんで、他の女と付き合ってるの?」
酷く、怯えた、小春らしくない声だった。
ふふ、いい顔。ブスだけどね。
「誰ですか?関係ない人に言われる筋合いなんかないのですが?」
冷たく突き離す。これは、お父さんから学んだ唯一の技術かもしれない。
「ねぇ、だれこの女?私、怖〜い。」
「大丈夫だよ。葵。僕が守るからさ。」
「キャ!夕日ったら男前〜。」
「え〜。そうかな〜?」
「背も高いし、筋肉もあって、めっちゃカッコいいよ。髪型も私の好みに合わしてくれるし最高!」
「はは。髪長くて鬱陶しかったんだよね。ありがとう。じゃあ、今日も家くる?」
「うん。行く行く。」
「他人の前でそんな…。下ネタはよくないよ。」
「え〜、エッチ。でも、いっぱい愛してくれるんでしょ?」
「うん。たくさん、愛してあおうね。」
…
…
…
まだ、いるなこいつ。
「ねぇ、夕日。おかしいよ。やめてよ。」
「行こっか、葵。」
「うん。夕日の手大きいね。」
「うん。葵のためだよ。」
「ありがと。」
僕たちは、手を繋いで下校した。
3年の2学期
「夕日!聞いたよ、また、別の人と付き合ったって。」
「は?別にいいだろ。てか、あんた誰だよ?」
今度の小春は、殴り込んでくるようにやってきた。
「付き合うのは自由かもだけど、裸の写真要求したって言うのは本当なの?」
「本当だったら何?」
「犯罪だよ?それは。」
「試しただけだよ。何か悪い?実際、送られてきたことなんかないし。」
「もし、送られてきてたらどうしたの?」
「…」
「あ〜。小春も嫉妬してるんだ。もしかして、ヤリたかったの?」
「…名前、覚えてるじゃない。」
「ッチ、うるせぇよ。ブス。」
「ねぇ、夕日、やめてよこんなこと。謝ったら、許してくれるって。」
「うるせぇよ!もう、戻りたくないんだよ!」
「ちょっと、夕日、待ってよ!」
その日以降、学校に行くのをやめた。
3年の3学期。
受験は適当に今、行けるところに決めた。
親もそれで、満足していた。
「ねぇ、AKEMIっておねぇさん?」
「はい。そうですけど。マッチングした美月さんですか?大人っぽいですね。」
「ありがとうございます、でも、俺まだ15歳ですけど。」
「え、したら犯罪じゃん。」
「でも、そっちの方が背徳感あって楽しいでしょ?」
「え〜。確かにね。じゃあ、ホテル行きましょ。お姉ちゃんが出してあげるから。」
「あざま〜す。」
「舐めたガキ。本名なんていうの?」
「本名も美月ですよ。おねぇさん。」
…
…
…
…
俺は、俺を愛してくれる人が好き。
それが、体の関係だって、何だっていい。
ただ、必要としてくれれば。
僕は、それで、満足なんだ。
第一部終わりです!
読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
三月ごろにまた書きます!




