第41話
はからずも俺はフリックに頭を下げることとなった。
「フリックすまん!王女がなんか大きくなったらうちの息子と結婚するとか言ってるみたいで…。そっちの都合だってあるだろう?ほら国だし、王女は他国と政略結婚させるとか」
「いや、そのつもりは全くなかったから、むしろカツミが王女と結婚してくれる方が有難い」
王家が平民のうちとの繋がりを大事にしている??
「政略結婚の駒にするつもりはないんだ。あの子が恋愛結婚してくれれば…と思ってたから朗報だ。マサミのところなら安心して嫁に出せる」
そうか?
「まだ子供が口にすることだからどこまで本気かわかりませんよ?」
「そうだな~。でもマサミの家ならいいなぁ。貴族家とかだと変に柵を作りそうで嫌なんだよなぁ」
それはわかる気がする。嫁に行った家だけ突出して権力が強くなりそう。それは国王として嫌だろうな。
「うちはド平民です。知識も教養もありません。料理も自分たちでするし、着替えも自分たちで、使用人なんかいませんよ?」
「それなんだよな。もし、本気で王女が嫁に行ったら屋敷を与えよう。あと、使用人。専属のコック」
俺は思う。太りそうだな…。俺達は俺達の生き方があるからなぁ。王女はついてこれるかな?
「あ、屋敷とか要らないよ。王女が努力でうちのルールについてこれるかがカギだから。ワガママ姫なら返却する」
言い過ぎたかなぁ?
「ワガママに育てるつもりはない。本当にカツミと結婚したいなら努力くらいするだろう」
この数年で男の御子も産まれてランゲル王国は安泰。フリックの欲を言えばもう一人くらい男の子が欲しいらしいけど。お家騒動にならなきゃいいね。そんなのばっかり見てきたから思ってしまうんだろうか?
この数年後に本当に王女がカツミと結婚をした。
俺は舅、リンは姑などという立場となった。王城と全く違う環境となったが、王女はマリにいろいろと教えてもらいながらも平民の暮らしを覚えていった。
子供達は独立した方がいいのかなぁ?などと考えているようだ。克己が結婚したというのに、成己もマリも独身だから、焦っているように思える。見える?
「マリさんがいなくなったら、私どうしたらいいの?」
「母さんに指導されればいいわよ」
マリはなかなか辛辣だった。マリは小姑だし、発言のそれは所謂嫁姑のカタチでは?
「俺は嫁さん探しの旅に出ようかな~」
成己は俺と同じだ。
「それなら、成己にコレを渡そう」
俺は成己に龍己を呼ぶ角笛を渡した。
「困った時に吹けば、龍己が来る。あいつの聴覚どうなってんだか…」
結局のところ双子が独立していった。克己と王女はまだうちにいる。王女の護衛は家の周りにいるっぽいけどな。
王女とリンは険悪な嫁姑関係にならずに仲良くしてるので良し。
最終的に俺はランゲル王国のリヴィアの街に腰を落ち着かせている。
あ、孫の顔見たいなぁ……。
流石にあの2-Cの連中だって歳とりゃ人が丸くなってもう手出ししてこないだろうしさぁ。
爺さん臭い発言だと思うと自分でも思うけどしょうがないじゃん。見たいんだもん!
END
終わっちゃった。
うーん、現行のレベルアップとかに逆行してみたけど、感情は逆行できず!爺さん、孫みたし!
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