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イジメられっ子世に憚る。  作者: satomi


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第25話


 まぁ、俺がヴェータス王国で色々やったのが原因と言えば、原因だけど。そもそもの原因は俺を囮にしたという2-Cの連中だし、自業自得じゃないかと思うけど、あまりの生活レベルの格差に他責というか、俺のせいにしたかったんだろうな。自業自得。ドラゴンだから生きてるよ?咀嚼しないんだもん。これで、狼の群れとかだったら俺は確実に死んでいただろうし、そう考えると俺のせいにするのは責任転嫁というかなぁ?責任逃れ?自分は悪くない的な?

 やだやだ、そういう現代っ子。


()()()が麻薬に手を出してると思うなよ!」

 と、商人A(モブにとりあえずの名前を付けておいた。)は言った。めんどくさいことを言い残しやがって。その後始末を俺がしなきゃなんないのか?いい年した高校生男子の尻拭いをなんで俺がしなきゃなんないんだよ。そこは担任の仕事だろ!

「長野せんせーを訪ねるかな?管理不行き届きだって言えば、動いてくれないかな~」

 内申書も大変なことになるだろうな。前科大アリのヤバい物件という事になるからな。

「ナガノセンセーとは一体誰だ?」

「俺が通ってた学校のクラスの担任」

「あー、それは生徒の管理をちゃんとしてくれなくちゃ困るよな」

「だよな。異世界だし。毎朝点呼取るとか?」

「ああ、そう言う管理。してないから、こういう輩が現れたんだろう?」

 そして俺にまたもや尻拭いしろよ的な捨て台詞。うんざりする。



 俺は龍己に乗ってひとっ飛びでヴェータス王国へと行った。

「長野センセーはどこにいる?」

 俺はいきなり王城で聞いた。

「元・賢者のナガノのことか?彼女なら…。娼館に入っている」

 はぁ?

 先生って聖職じゃないのか?娼館で何やってんだよ?って客取ってんの?ヤバい人になったもんだ。


「この娼館に長野がいるって陛下から聞いて来たんだけど。あー、俺は須藤正己。長野先生に言ったら、怯えたりするのかなぁ?手紙でも書くか?」


―――

 長野先生へ

 お久しぶりです。俺はとりあえず元気にやってます。俺としては関わりたくなかったのですが、向こうからやってきました。ランゲル王国に麻薬を持ち込んだ生徒がいます。そいつは今はランゲル王国の地下牢にいます。名前は覚えていません。スイマセン。社交性ないんで、名前覚えられないんです。

 麻薬を持ちこんだ罪の他にも、国王陛下の殺害未遂、殿下の殺害未遂などしてるんでそいつは恐らく極刑は免れないと思います。

 この期に及んで、俺のせいでこうなったとか他責にも程がありますけど、先生もそうお思いでしょうか?俺が生きているから、自分は娼館なんかに…などと。

 

 あ、余談でしたね。

 そいつの他にも元商人で麻薬に手を出している生徒がいるようです。

 俺は尻拭い役でもなんでもないので、この件は先生に預けます。

 では、失礼します。

                               須藤正己より

―――――


 ふぅ、思ったよりも長文になったな。



どうして他責しようとするんでしょうね。他を貶めることで自分の方が上になるため?よくわかりません。

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