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イジメられっ子世に憚る。  作者: satomi


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第19話


「あ、マサミさん。え?もう依頼完了?早すぎません?」

 そんな事言ったって終わったんだもん。あ~あ、もう俺に相応しい依頼とかなくなったのかなぁ?

「マサミさんはギルドマスターの部屋へ」



「よくあの偏屈な薬師の依頼を完了出来たなぁ」

「偶然ですよ」

 あいつがドラゴンフェチで俺は龍己と友人だったからできたことだし。

「ドラゴンの谷ってどこにあるんだ?」

「それは秘密という約束をドラゴン達としているから言えません」

 ドラゴンはやたらと耳がいいからな。この会話だって聞いている可能性アリだ。

「ドラゴンの爪って結局何に使うんだ?」

「薬師が個人的に使う予定みたいですよ」

 嘘は言ってない。性別は公表するなって言われてる。男だと思われてる方が商売をしやすいらしい。貴族様相手だったら女だったら絶対侮ってくるだろうな。そして、魔女扱いする可能性だってある。何ですぐ魔女にしたがるかなぁ?



「正己!トブチが貴族に捕まった。なんか『マジョサイバン』とか言ってたけど、何だそれ?」

 ああ、すぐこれだよ。

「龍己!背中に乗せてくれ!トブチのところまで行くぞ。多分だけど、魔女裁判ってのは嘘だな。トブチは何も悪いことしてないだろ?今まで貴族がしてきた悪事をトブチにぜーんぶ着せて抹殺する気だ」

「うわっ、人間って残虐な事考えるなー」

「俺もそう思う」


 トブチは粗末な服を着せられて今にも拷問器具を使われそうだった。あういう拷問器具は誰が考案したんだか…。

「ちょーっと待った!」

 俺は相手の動きを止める魔法(監修:龍己)を使って男達を止めた。

「この神聖な場に踏み込むとは何て男。ん?ドラゴンに乗っているのは、もしやあの有名なマサミ殿ではありませんか?どうです!今まさにこの魔女を葬ろうというところです!」

 俺に褒めてほしいのか?この動きを?なんで貴族のカタを持つような事をしなきゃなんないんだ?

「あー、その女だが。俺のフィアンセなんだけど?魔女?どういうこと?ちょっと説明してもらおうか?彼女が何をしたって?」

 嘘も方便。貴族の方には色々と説明してほしいしな。

「この女は鬱蒼とした森の中に住んで怪しげな薬を作っているのですよ?」

「だからどうした?」

 こいつも彼女が作ったクスリを使ったんじゃないか?

「魔女として怪しいじゃないですか!」

「魔女の定義は?怪しいだけで罪が確定するのか?それなら、貴族全般が金に汚そうだな。すごく怪しい。罪だな。貴族全員を裁判にかける必要になるが?」

「……うっ。ローブまで着て」

「薬師だからな。衣服を汚さないためだろう?騎士が鎧を着るみたいなものだ。他には?ないのか?彼女は無罪放免だな。いや、名誉棄損で逆に訴える」

 その場にいた人々が顔を隠すようにして立ち去っていく。訴えられたくないんだろう。

「あ、おいお前達‼」

「まぁ、そんなもんだ。利益あっての絆だろう。損得だけの関係ってわけだ。お前はトカゲのしっぽ切りに遭ったんだよ。さぁ、いろいろ説明してもらおうか?」

 そいつから、この国(リヴィアの街を管轄とする王国)が腐っていることがわかった。麻薬の横行。これには薬師が都合がいいわな。それに領地からの税金の脱税の常習化。などが横行しているらしい。王国だけど、国王陛下が病床にあることもあって、かなり高位貴族がやりたい放題らしい。



ものすごい冤罪のかけ方だなぁ。もうちょっと、証拠とか用意してもいいと思うけどなぁ。強引すぎるよー

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