第15話
王妃がついに産気づいた。
俺は男でありながらも、産室への入室を許可された。
実はここが一番危ない。
嬰児交換とかそれならまだしも、産まれてすぐに王妃共々殺害。
なんかが起こる。
その護衛として入室を許された。
壮絶だなぁ。というのが感想。王妃が頑張って産んだ子は見事、男の子!
「陛下、王妃がお産みになった御子は見事な女の子です!」
「ちょーっと待ったぁ!俺は知ってるのは男の子じゃねーかよ?何をしれっと嘘吐いてんだ?」
「どっちが本当のことを言っているのか私には判断がつかないが王妃は?」
「疲れて眠っています」
しまった!毒盛られていないよな?
体内を診る魔法でサーチした(監修:龍己)。思いっきり毒盛ってやがる。俺は治癒魔法で解毒した。疲れているので、王妃はそのまま寝ていた。
「王妃に毒は盛る。御子の性別は偽る。どういう事だ?」
ん?御子は今どこに?ああ?窓から捨てようとしてる侍女がいる!
「待ちやがれ~!」
俺は相手の動きを止める魔法(監修:龍己)を使って侍女を止めた。危なかった。王子が窓から捨てられるところだった。
俺は侍女を拘束し、捨てられそうになってた大事な御子を陛下に差し出した。
「王妃がお産みになった第3王子です」
陛下への報告に関わった侍女から話を聞くべく謁見の間へと連れて行った。第3王子は俺が確保。
「して、どういうことだ?」
「全てはあの方の指示でございます」
「あの方とは?」
「第2王子殿下でございます」
「第2王子をここへ」
「この者達がお前の指示で色々と罪を犯したようだが、心当たりはあるのか?」
「全くの初対面でございます」
「嘘よ~!あの夜あんなに熱く激しく愛してくれたのに!」
「妄想ですね~。王子ともなると、こういうのがいますよね」
俺は嘘探知魔法(監修:龍己)でこの様子を見た。
はぁ~、第2王子が噓八百かぁ。
「後宮にも招いてくれると約束を!」
「俺の後宮には高位貴族の女しか入れない予定なんだよ」
「マサミ殿、わかったか?」
「はい。嘘探知魔法を使った結果、第2王子のみが嘘を吐いていました」
「つまり、第2王子の指示で産後の王妃に毒を盛り、嬰児交換を目論んだ。ということか?」
「そのようです」
「王妃は第2王子の実の母ではないか!」
「王妃がいる限り第2・第3の事例が現れるから邪魔だったのではないでしょうか?」
「この鬼畜が!第2王子を廃太子の上、王族から抹消する!第2王子を手助けした侍女は王城から出て行ってもらう」
第2王子、平民になるのか。生きていけるか?自分のハーレムを作ろうとしていた男。
嬰児交換するし、産んだ子は窓から捨てようとするし…。庭師だってヤダよ。庭をキレイにしてたら、産まれたばかりと思われる子供の死体!
第2王子は自業自得でしょう。この国ボロボロ最悪~。




