ぎゃおーん!始まる高校生活と竜に付きまとわれる男③
そんなこんなで怒涛の高校生活、初日を迎え、早2週間が過ぎた。
みんな、高校では中学とは違ってしっかりしようとか、どんな子がいるだろう
とか不安とドキドキで初々しさがあった雰囲気が今では、誰かとつるんでいるやつは
いるし、購買を既に前から使っていましたよ!とそんな感じの雰囲気を出して馴れなれしく使うものもいたり、みんな高校生活になれ始めていた。
そんな中・・・港川鱗は・・・ボッチだ
無理もない、ろくこがあんな自己紹介したせいで、みんなからは
「やべー女とつるんでるやべー男」という印象になってしまったからだ。
はぁ・・・本当、もう一度、自己紹介をやり直したい。
「おはよう、鱗くん!!」
ボッチ・・・とは言いたいが、ある女の子はこえをかけてくれる。
その名は、羽刃 夢
ショートカットで、まるで王道ファンタジーにでてきそうな明るくて、元気で
性格が良さそうな女の子だ!!
なぜ、俺に声をかけてくれるかというとこの羽刃さんは、なんと俺の隣の席の子
なのだ・・・そして、何より誰よりも気さくに声をかけてくれる性格
そんな女神的な精神を備えているかのようなお方が俺の席の隣であってくれたおかげで、なんとかしゃべることができ、現在のように仲良くさせてもらっているというわけだ。
「おはよう、夢さん」
夢さんから挨拶をされたのでとりあえず、俺も挨拶し返す。
夢さんは、カバンから教科書や筆記用具などを取り出し、机の中に入れ
今日の授業への用意を終えると俺にある話題を振ってきた
「今日ってさ、委員会決めだね!私ちょっと楽しみだな!
学級委員長・・・はできなくてもなんか変わったことできる委員がいいな」
そう言われると、そうだ学級委員決めか。
中学生の頃は、何かと美化委員とかをやったものだ
美化委員というのは、ホームルームでの机の点検や持ち物検査をするだけという委員という役柄を手に入れることができ、かつ楽な委員だったからだ。
「うーん・・・・委員・・・委員ねぇ・・・」
現代語・・・数学・・・英語・・・・昼飯を食べて昼休憩の後は化学
そんな感じで、いつもの授業が終えると担任の先生がやってきて俺たちにこういう
「みんな今日は、委員会決めをするからな ま、めんどくさいとは思うが中学生のころ自分とはあんまり関係なさそうなことやるのも高校の思い出になると思うぞ
じゃあ、役職の名前書いていていくからやりたいものあったら手あげてくれ」
学級委員、放送委員、保健委員、美化委員、風紀委員、図書委員と
書かれていく・・・・
まぁ、もしやるとしたら当然、俺は美化いん・・・・・・
「はい!!先生!!ろくこは、図書委員がいいと思う!!」
元気よくいい声が響く。バカドラゴンだ。にしてもなぜ図書委員なんだ?
「そして、相方は、港川鱗がいいと思う!!
鱗!!これで図書室でもラノベが読めるぞ!!」
「だからなんで俺なんだよ!」
思わず椅子から立ち上がり、そう言ってしまった。
だから俺の名前を出すな!!つーか図書委員はラノベを見れるようにしたかった
だけかよ!!
「あのなぁ・・・本は見れるけど、遊びじゃないんだぞ・・・?
放課後、図書室にきて居残りで図書室の見回りやってもらうからな?
やるにはそういうのもやるってこと覚えていろよ」
げぇ!?放課後、居残りって俺が一番、嫌いな奴じゃねえか!!
そんなの却下、却下、きゃっっっっっっか!!
「はい、先生・・・図書委員は3人まででしたよね?私も入れてもらえませんか?」
凛としたいい声が響き、夢さんがいうのだった
え?夢さんも図書委員やるの?なんで?
「おー?羽刃もやるのか?まあいいけど・・・
図書委員ってなんやかんやで決まりにくいんだけど珍しくすぐ決まったな
じゃあ、図書委員は 港川鱗、六甲竜、羽刃夢の3人な
よろしく頼むわ~」
「ワハハハ!やったな!!鱗!図書委員だぞ!!」
「よろしくね、港川くん」
あ、どもって感じに返事にペコってして椅子に座る。
あああああ・・・羽刃さんと一緒になれるのはうれしいが
普通に放課後のことを考えたらめんどくせえええ!
そう思い、モヤモヤした感情がたまりながら今日の委員会が決めが終わるのだった。
美術、古典、英語…今回の授業のカリキュラムが終わった よっしゃー!!
授業も終わったし早く帰るぞ!と言いたくなるところなのだが
俺は生憎様、はやく帰るわけにはいかない
なぜなら、今日は図書委員の当番の日だから
前の委員会決めからその後、図書委員だけで集まる委員会議とかに色々出たりし、
本当はこんなことしたくないが図書委員の仕事を真っ当にしている。
今日は初めての図書室を管理の当番をやる 正直、全然緊張してないっていうのなら嘘だ。
なんやかんやで、こういうことをするのは緊張する。
あらかじめ、先輩から仕事を聞いていたし、そこまで大きな仕事をしないから大丈夫かと思うが…
「おい!!鱗みよ!ジュウの使い魔の最新刊だぞ!!相変わらずジュウの使い魔のご主人には普段、ツンデレだが重要なことにはなるとエロエロで従順になるところがいいのー♡」
ぶっ!やめろよ!!結構な大人から今の子供にまで
人気の恋愛ファンタジージュウの使い魔の話すんじゃねえ!
図書館にも一応、ラノベとかたくさん置いてある。
ろくこがいて不安だったが早速これだ… ラノベの話をするな
「あ、それってライトノベルってやつでしょ?
表紙が漫画っぽくてちょっと興味あるなーとは思ってたんだけど…」
ちょうど、同じ担当の羽刃さんもきた 思わず 食いついてきたので思わず拍子抜けしてしまった。
「羽刃もラノベに興味があるのか!?」
ろくこが希望を向けた目線で羽刃さんとしゃべる。おい、そんなキラキラした目線で話すな・・・・
絶対、羽刃さんは困るだろ
「じゃあ、とある竜術のドラゴンスレイを読もう!!
ラノベはこの科学と魔術を入れ混じったファンタジーを読まんと始まらん!」
「ええ?いいの?みたいみたい!!」
予想以上にキャピキャピして意気投合する二人・・・
どうやら羽刃さんは、本気でラノベ知りがっているようだ。
「じゃあーあと撲殺竜人ドなすちゃんもどうだ!」
「なにそれ!!面白そう!!」
二人とも仲いいな・・・どうやらろくこが、色々余計なことをすると思ったが
そんなことはなかった
・・・・ていうか俺、ボッチになってね?
高校入学から早、3週間。まだ少し、慣れてはいたとはいえ、中学生気分なところなどがすっかりみんな抜け落ちていた。ある者は、これからどういう部活に入るか
ある者は、2週間先の1年の時にやる野外活動がどうなるのかを相談するものもいた。
ま、いつも通りだな・・・いつも通り・・・ろくこの件とか色々あったが
「えー、港川鱗くん・・・港川鱗くん・・・用があるので職員室に来なさい」
昼休憩、適当にスマホでも見て時間つぶそうとしてる時に、先生から呼び出された。
俺、なんかしたっけ?って思いながらもいかないわけにはいかないので職員室に足を運ぶ。
「失礼します。1年5組の港川鱗です。和伊先生に呼ばれ来ました。」
そういい、俺は職員室の中に入った。
「おー来てくれてありがとう。すまないな急に呼び出したりして」
和伊先生が俺の方向に椅子を向けて話しかけてきた。
「いえ・・・別になんで急に呼び出したんですか?」
俺はすかさず、放送で呼ばれたことを聞いた。
「君、図書委員だろ?図書委員ならちょうどいいと思って、今度朝から日課で
10分読書というものを始めようかと思ってな。
読書するのって苦手な奴が多いからなー本を何読めばいいってわからん者もいるのも
事実だ!だから君ら図書委員でお勧めの本みたいな新聞みたいなものを作って
ほしいんだ・・・」
えーっと10分読書・・・・新聞・・・・?とりあえず、めんどくさいような話が
かなり出てきたぞ・・・・本の紹介だと?
えーっとなぜこうなった・・・なぜこうなった!!
変に目立つことはしないかつめんどうなことはしないと決めていたのに
なんか最近、めちゃくちゃめんどうなことをやらされる気がする!!




