戦争から帰って来た婚約者が愛人を連れていた
「イーディス、いってくるよ」
「はい、ランドル様、どうかご無事で……」
我が国の騎士団が、ニャッポリート帝国との戦争へと向かう当日の朝。
私は婚約者であるランドル様の見送りに来ていた。
この場には他にも無数の人が見送りに訪れており、ある者は戦場に旅立つ息子に激励の言葉を掛け、またある者は恋人との別れに滂沱の涙を流していた。
私もランドル様の身にもしものことがあったらと思うと、今にも胸が張り裂けそうだ……。
でも、ここで私が不安な顔を晒すわけにはいかない――。
ランドル様は私たち国民の平和を守るために、戦いに行くのだもの。
そんなランドル様の集中を削ぐような真似、するべきではないから……。
「……イーディス、大丈夫だよ。僕は絶対に死なないから」
「……!」
おもむろにランドル様が私の頬を、指で拭ってくださった。
ラ、ランドル様……!?
慌てて私も自分の頬を触ると、いつの間にか私は涙を流していた。
嗚呼、ランドル様の前では気丈に振る舞うと決めていたのに、いざこうしてランドル様との別れを目の前にしたら、想いが溢れ出てしまったみたいだわ――。
「そうそうイーディスちゃん! 心配しなくともランドルは生きて帰って来るよ! 君みたいな可愛い婚約者が待っててくれるんだからさ!」
「「――!」」
その時だった。
ランドル様と同じく騎士団の一員であるアーヴィング様が、いつもの太陽みたいな笑顔を浮かべながら、ランドル様と肩を組んだ。
「……僕から離れろアーヴィング。暑苦しい」
「またまた~。本当は嬉しいクセに~。ほれ、ツーンツン」
アーヴィング様がランドル様の頬を、人差し指でツンツンする。
「やめろ。ツンツンするな」
「あはははは」
「「っ!」」
その遣り取りがあまりにも微笑ましくて、私は思わず笑ってしまった。
「ハハ、やっと笑ってくれたね、イーディスちゃん。うんうん、やっぱり君は、笑顔のほうが似合うよ」
「アーヴィング様……」
そうか、アーヴィング様は私を元気づけるために……。
ふふ、相変わらずお優しいお方。
アーヴィング様は騎士団のムードメーカーともいうべきお方で、アーヴィング様がいるだけで、その場の士気は5割増しになるなんて噂もあるほどだ。
「アーヴィング様も、どうかご無事で」
「うん! いってくるよ! 俺たちが無事に帰って来たら、またサンドイッチを食べさせてね!」
「はい! あんなものでよろしければ、いくらでも」
私はよく騎士団に手作りのサンドイッチを差し入れていたのだけれど、その拙いサンドイッチを、アーヴィング様はいつも「うまい! うまい! うまい!」と満面の笑みで食べてくださっていたから、私も調子に乗って、つい作りすぎてしまったものだ。
「よっしゃ、いっちょ愛する国民のみなさんのために、ニャッポリート帝国にガツンとカマすか、ランドル!」
「ああ、アーヴィング」
こうしてランドル様とアーヴィング様は、肩を並べて戦場へと旅立って行った――。
――それからの私は、毎日気が気でなかった。
遂に戦端が開かれたというニュースを聞いた日の夜は、一晩中胸が鎖で縛られたみたいに苦しくて一睡もできなかったし、建物が吹き飛ばされそうなくらいの大型の台風が来た日には、こんな嵐の中、野晒しで過ごしているランドル様のことを思うと、食事も喉を通らなかった――。
――そんな生活が一年も続いた、ある日のこと。
「お、お嬢様! 戦争が……! 戦争が終わったそうですッ!」
「――!!」
メイドが大層慌てた様子で、号外の新聞を握り締めながら私の部屋に入って来た。
あ、あぁ――!!
震える手で新聞を受け取ると、そこには我が国とニャッポリート帝国との間で和平条約が結ばれ、戦争が終結した旨が記されていた――。
よかった――戦争は終わったのね――。
「う、ううぅ、うぅ……!!」
私はその場で、声を押し殺して泣いた。
これでやっと、ランドル様と会える――。
そう思うと、涙が止まらなかった。
「よかったですね、お嬢様――」
メイドはそんな私の背中を、いつまでも優しく撫でてくれた――。
――そして騎士団の帰還当日。
私は一年前にランドル様を見送った広場で、今か今かとランドル様の帰りを待っていた。
「……あ!」
程なく地平線の彼方から、無数の雄々しい佇まいの集団がこちらに歩いて来るのが見えた。
帰って来た――!
騎士団が帰って来たんだわ――!
騎士団の姿が見えた途端、広場で待っていた人たちは堪らず駆け出した。
私もその人たちの後を追う。
「あ……あぁ……」
騎士団の方々は、そのほとんどが身体のどこかしらに痛々しい傷を負っており、中には腕や足を欠損している人もいた……。
それだけ激しい戦いだったということなのだろう……。
一年前に出発した時よりも、目に見えて人数が減っている。
ここに帰って来れず、戦場で命を落とした人もそれだけいたということなのね……。
「ランドル様……」
そんな中で私は、必死にランドル様の姿を探した。
お願いします、どうかご無事で――。
「――イーディス!」
「――!!」
その時だった。
ずっと待ち望んでいた声が、私の鼓膜を震わせた。
嗚呼――!!
「ランドル様ッ!」
声のしたほうを向くと、そこには顔に無数の傷を負ったランドル様が、手を振りながらこちらに歩いて来るところだった。
あんなに激しい傷を……!
それだけ凄惨な戦いだったのですね……。
嗚呼、でも、ご無事で本当によかった――。
……だが、この時私はランドル様のお顔に、妙な違和感を覚えた。
「…………え?」
しかし次の瞬間、それ以上の違和感が私を襲った――。
――ランドル様は、若い女性と手を繋いでいたのだ。
ランドル様……!!?
「ただいまイーディス! 少し痩せたかい?」
「あ、いえ、その……」
あまりの状況に、頭が真っ白になる。
――ランドル様、その女性は誰なのですか?
そう訊きたいのに、言葉が詰まって声が出ない。
「ああ、紹介するよ、彼女は救護班のリナ」
「ど、どうも」
気まずそうに頭を下げるリナさんに、私も反射的に「あ、どうも……」と返す。
「リナには僕が怪我をするたび、いつも付きっ切りで看病してもらってたんだ」
「いえいえ! それが私の仕事ですから!」
「でも、そのおかげで僕はこうして無事に帰ることができた。君には心から感謝しているよ、リナ」
「ランドル様……」
二人の醸し出す甘い空気は、完全に恋人同士のそれだった。
あ、あぁ……、そんな……そんな……!!
「イーディス、大事な話があるんだ」
「……!」
ランドル様が真剣な瞳で、私を見据える。
嫌です……!!
聞きたくありません――!!
「――僕はリナのことを愛してしまった。君には本当に申し訳ないと思う」
「……」
嗚呼、やっぱり……。
「だから君とは、白い結婚にさせてもらいたいんだ」
「…………え?」
白い……結婚……?
「僕たちは政略結婚の間柄だからね。今更契約を反故にはできないから、約束通り君とはちゃんと結婚するよ。僕の実家に立派な離れを建てるから、君はそこで何不自由ない暮らしを送ってくれればいい。僕とリナは、母屋で愛を育むからさ。ね? リナもそれでいいよね?」
「はい!」
ランドル様とリナさんは互いに見つめ合いながら、「ふふふ」と微笑む。
な、何を言っているの、この人たち……。
私を離れに閉じ込めて、ランドル様は愛人のリナさんと夫婦生活を送るってこと……!?
――それって私はただの、ペットじゃない!
……いや、愛情を注がれていない分、ペット以下だわ。
「…………嫌です」
「「――!」」
気付けば私は、そう呟いていた。
「……僕の耳がおかしかったのかな? 今、『嫌です』って聞こえた気がしたんだけど?」
「だからそう言ったんですッ! 私は絶対に嫌です、白い結婚なんかッ! そんな惨めな思いをするくらいなら、ランドル様とは結婚したくありませんッ!」
「なっ……!?」
周りにいた人たちも、何事かとざわざわしながらこちらを窺っている。
だが私は気にしない。
こうなった以上、むしろこの人たちには証人になってもらおう。
「ちょっと! 不謹慎ですよイーディス様!」
「――!?」
が、今度はリナさんが、鬼のような形相で私に指を差してきた。
ふ、不謹慎……?
私が……?
「ランドル様は、文字通り命を懸けて、国民の方々のために戦ってきてくださったんです! 私はそのお姿を、お側でずっと見ていました」
「リ、リナ……!」
ランドル様が潤んだ瞳で、リナさんを見つめる。
「そのランドル様、たってのお願いなのです! どうしてそれくらい叶えてあげようと思わないのですか? ――それが叶えられないなら、あなたは非国民です!」
「そ、そうだそうだ!」
リナさんの言に、ここぞとばかりにランドル様も追随する。
……非国民。
私は非国民なの……?
戦争から帰って来た人の言うことなら、何でも聞かなければならないの……?
――私は不幸になっても構わないというの?
「……そ、それでも、私は嫌です……!」
「「……!」」
血が滲むくらい拳を握り締めながら、二人を見据える。
――私の本能が、ここで折れてはダメだと警鐘を鳴らしている。
私がこの二人の言うことに従ったら、前例を作ることになってしまう。
もしそうなったら、今後私と同じ立場になった人が出てきても、拒否できなくなってしまうもの――!
婚約者を待つ女の未来を守るためにも、私は負けるわけにはいかない――!!
「……参ったな。これじゃ埒が明かない。どうやらじっくり話し合う必要がありそうだね。一旦僕の家に行こうか」
私との結婚が白紙になったら、私の実家から支払われる予定の多額の持参金が貰えなくなってしまうので、焦っているのだろう。
ランドル様は媚びるような顔をしながら、私の腕を強引に掴んできた。
「痛いッ!? 嫌ッ! 放してくださいッ! 放してくださいッ!!」
「ああもう! 暴れるなよ! じれったいなッ!」
「――放せよ、イーディスちゃんが痛がってるだろ」
「ぶべらッ!?」
「「「――!!?」」」
その時だった。
誰かがランドル様の顔面に大砲のようなストレートパンチを炸裂させ、ランドル様は錐揉み回転しながら吹き飛んだ。
リナさんも「ランドル様ッ!!」と叫びながら、ランドル様に駆け寄る。
「……アーヴィング様」
「や! 久しぶり、イーディスちゃん。相変わらずイーディスちゃんは可愛いね」
ランドル様を殴ったのは他でもない、アーヴィング様だった。
アーヴィング様の左頬には、太く生々しい傷痕が出来ていた――。
「な、何をするんだアーヴィングッ!? これは、軍法会議ものだぞッ!!」
鼻血をダラダラ流しながら、ランドル様が激高する。
「ふうん、軍法会議ねえ。――軍法会議にかけられたら困るのは、お前のほうじゃないのか、ランドル」
「……なっ!?」
ランドル様の顔から血の気が引いた。
え?
どういうことですか、アーヴィング様?
「最初にニャッポリート軍と衝突したあの日、お前がコッソリ自分で自分の足を斬って、戦線を離脱していくのを、俺は見てたんだぜ?」
「「「――!!!」」」
そ、そんな――!!
「……みんなが必死に戦ってる中で、そんな卑怯なことをして逃げ出したお前を、俺は許せなかったよ。……でも、そうまでしてイーディスちゃんのところに生きて帰ろうとしてるんだと思ったら、何も言えなかった……」
「あ……う……あぁ……」
……アーヴィング様。
「だが、それに味を占めたお前は、戦いが起きるたびに自傷して逃げるのを繰り返すようになった。……終いにはその通り、顔中傷だらけになったな」
「……くっ!」
ああ、ランドル様の顔を見た途端抱いた違和感の正体が、今わかった。
ランドル様の顔の傷は、あまりにも不自然だったのだ。
まるで舞台役者の特殊メイクみたいな、作り物っぽさがあった。
それもそのはずだ。
ランドル様の傷は、戦場で負った本物の傷ではなかったのだから……。
「……それでも俺は、イーディスちゃんのためならと、今日まで見て見ぬふりをしてきたよ。……だってーのに、まさかリナちゃんとそんな関係になってたとはな。つくづく呆れたぜランドル。お前はすっかりイーディスちゃんのことは忘れて、リナちゃんとイチャつくことしか考えてなかったわけだ」
「ち、違うッ! こ、これは、その……」
周りにいる騎士の方々が、ランドル様に冷ややかな視線を向けている。
無理もない。
自分たちが命を懸けて戦っていた裏で、そんな身勝手なことをしていた人間が、目の前にいるのだから――。
「当然リナちゃんも、ランドルの傷が自作自演だってことは知ってたんだろ?」
「「「――!!」」」
えっ!?
アーヴィング様の矛先が、リナさんに向いた。
「プロである君が、そのことに気付かないはずはない。だが、国に帰ったら愛人にしてあげるという悪魔の囁きに、君は乗ってしまったんだ。平民である君が、貴族の愛人になれるチャンスなんて、これを逃せば二度とないだろうからね。――つまり、君もランドルと同罪だよ」
「くっ……! う、ううぅ……!!」
リナさんは奥歯をギリッと噛みしめながら、アーヴィング様を睨みつける。
……最低ね、この二人。
「まあ、そういう意味じゃ、ランドルの愚行を見て見ぬふりした俺も同罪だ。俺も自首して、ちゃんと罪は償うよ。だからお前ら二人も、ブタ箱で自分の罪をじっくり反省するんだな」
「「う、うああああああああああああああ」」
ランドル様とリナさんの絶叫が、辺りの空気に虚しく溶けていった――。
「……ハァ」
あれから半年。
私は自室で一人、窓の外に流れる雲をぼんやりと眺めていた。
あの後、ランドル様とリナさんとアーヴィング様の三人は軍法会議にかけられ、罪が確定し、収監された。
当然私とランドル様の婚約は白紙になり、ランドル様の実家は、我が家に莫大な慰謝料を支払うことになった。
ランドル様の実家にとって、跡取りであるランドル様が、あんな恥知らずな罪を犯してしまったことは、後世に残る醜聞となってしまうだろう……。
……本当に、愚かな人。
「お嬢様」
「?」
その時だった。
ノック音と共に、ドアの向こうからメイドの声がした。
「どうかした?」
「――アーヴィング様がお越しです。何でも、お嬢様に大事なお話があるとか」
「――!」
アーヴィング様が――!?
「アーヴィング様ッ!」
「や! 久しぶり、イーディスちゃん。相変わらずイーディスちゃんは可愛いね」
慌てて私が玄関に出向くと、そこには大量のバラの花束を抱えた、タキシード姿のアーヴィング様が、凛と佇まれていた。
アーヴィング様???
「もう出所なさったのですね!」
「うん、つい先日ね。この通り、ちゃんと罪は償ってきたよ」
「ふふ」
アーヴィング様がいつもの太陽みたいな笑顔を向けてくださるので、私も釣られて笑ってしまう。
ああでも、アーヴィング様が思ったよりも早く出所できて、本当によかった――。
まあ、軍法の素人である私から見ても、ランドル様とリナさんに比べれば、アーヴィング様の罪は軽いものだったものね。
このくらいが妥当なのかもしれない。
「そ、それで、本日はどういったご用件でしょうか?」
「うん、それなんだけど――その前に、お礼を言わせてもらいたいんだ」
「え?」
お礼?
「もちろんあくまでランドルのためにやってたことなんだろうけど、君が騎士団に差し入れてくれていたサンドイッチに、俺は命を救われたんだ」
「え?」
私が作ったサンドイッチに、命を……?
「終戦間際の最後の戦いが一番激しかったんだけど、満身創痍だった俺は敵軍に囲まれちまってさ、死にかけたんだ。この傷も、その時負ったものだよ」
「――!」
アーヴィング様が左頬の痛々しい傷を撫でる。
そ、そんな――!
「でも、ここで死んだらイーディスちゃんの手作りサンドイッチが二度と食べられないと思ったら、俄然勇気が湧いてきてさ。命からがら包囲網を突破して、こうして生きて帰って来れたってわけ。だからイーディスちゃんは、俺の命の恩人なんだよ。本当にありがとね!」
「アーヴィング様……」
ああ、まさかこんな私でも、アーヴィング様のお役に立てていたなんて――。
胸の奥が、熱く震える――。
「それを仰るなら、私のほうこそ、アーヴィング様にずっとお礼を言いたかったんです!」
「え? 俺、何かしたっけ?」
アーヴィング様は本気で思い当たる節がないようで、キョトンとした顔をしている。
ふふ、アーヴィング様ったら。
「――半年前のあの日、アーヴィング様はランドル様から私を、守ってくださったではありませんか」
「あ、あ~、あれね。まあ、あれは騎士として当然のことをしただけだからさ。別にお礼を言われるまでもないよ」
アーヴィング様はへへへっと、少年みたいにはにかんだ。
……アーヴィング様。
「でも、あの日のアーヴィング様のお陰で、私は白い結婚なんていう地獄を味わわずに済んだんです!」
「――! イーディスちゃん……」
「ですからアーヴィング様は私にとって、命の恩人なんです。――あの時は、本当にありがとうございました」
私はアーヴィング様に、深く頭を下げた。
「そっか。じゃあ俺たちは、お互い命の恩人ってわけだね」
「うふふ、そうなりますね」
顔を上げると、アーヴィング様と目が合った。
――その宝石みたいな蒼い瞳に見つめられていたら、私の胸が自分のものじゃないみたいに、ドクドクと早鐘を打ち始めた。
嗚呼、今確信した。
私は、アーヴィング様のことが――。
「――イーディスちゃん、大事な話があるんだ」
途端、アーヴィング様が、いつになく真剣な表情になった。
ア、アーヴィング様……?
「――俺はずっと前から、君のことが好きだったんだ。どうか俺と、結婚してくれないかな?」
「――!」
アーヴィング様はほんのりと頬を染めながら、バラの花束を差し出してくださったのだった。
嗚呼、アーヴィング様――!
まさか、私とアーヴィング様の想いは同じだったなんて――!
夢を見てるみたい……。
「――はい、こんな私で、よろしければ。――私もアーヴィング様のことを、お慕いしております」
私は震える手で、その花束を受け取った。
ズシリと重い花束は、アーヴィング様の愛の重さを表しているようだった。
「ありがとう、イーディスちゃん、絶対に幸せにするからね」
「はい、私も絶対に、アーヴィング様を幸せにします」
私とアーヴィング様は暫し見つめ合い、やがて堪えきれず、笑った。
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