雨が止まない朝
お人好しの親父と母親が、襲撃を受けて殺された。
致命傷を負った母親が、命と引き換えに産み落としたのは……
末っ子の妹だった。
あれから五年の月日が流れた。
「では、いつも通りに始末します」
毎日利用してる本番オッケーの店、汚職だとニュースで騒いでる議員は今日も一般人の女を拐って半殺しにして犯した。
「あぁ、頼む」
議員はソファーに座ってタバコを吹かせる。
いつもみたいに、タバコを吸っただけだったのに。
パソコンの裏に付けられた爆弾が反応擦る。
カチッ
「へ?」
「っ!?」
議員と店の支配人が目を見開いた瞬間。
爆破で吹き飛んだ。
「たーまやーってね?」
反対側のビルの屋上で、双眼鏡で確認した少年が笑みを浮かべる。
赤い髪を一つに結わえ、赤いパーカーにジーンズ、三白眼の瞳を楽しそうに細めた。
暗闇炎馬(20才)。
暗闇四兄弟の次男で爆破魔。
「アンドロイド相手に中出しするとか、マジで受けるし。本物と区別付かないアンドロイド作る俺ってメカニックの才能有りすぎて怖い♪」
笑って炎馬は屋上を後にした。
「あははははっ!!この作品もあたしの名にして出品するわ!!」
弟子の絵画を見て、画家の女が叫ぶ。
女は以前から盗作と噂される画家だった。
だが、女の背後に巨大な傀儡人形が現れる。
「へ?」
女は勝手に身体が動き目を見開いた。
身体はキッチンへと行くと、包丁を取り出して首に向ける。
「なっ!?身体が勝手に!?ちょっ!!駄目……ぎゃああああ!!」
女は自分の首を切り裂いて自殺した。
女の屋敷前には、長身の少年が傘を差して立っている。
傀儡人形は少年の元へ帰ると、見えなくなった。
「お疲れ様です、ふみかちゃん」
白髪の長い髪、白い着物を着た少年は満足そうに微笑む。
「悪人には美しく喜劇を」
笑って少年は、女の家から去っていく。
暗闇白王(18才)。
暗闇四兄弟の三男。天才呪術師。
そして……
「はあはあはあはあ!!」
バシャバシャバシャバシャ
雨の中、路地裏を中年の男が何かから逃げるように走って居た。




