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Nのメンバー

「おはよう。」いつも通り6時に起き、朝⾷を取るため1階のリビングに向かった。

ティーニアはいつも通り挨拶を返してくれた。


「ルイ、今⽇は君に紹介したい⼈たちがいるの」


ティーニアが⾃分たち意外の者と関わっている所は、ほとんど⾒たことがなかった。そのティーニアが⼈紹介という事が珍しかった。


テーブルに、⾒たことがない⼥性が腰を掛けていた。


「こんにちは。ルイ君。」


「どなたですか?」


「私は、 ジェームズ・エリ」


彼⼥は、ブロンドヘアーである⻑い髪をなびかせていた。また、彼⼥の⾒た⽬と髪は透き通っていて、彼⼥が輝いて⾒えた。ルイは、⼀⾒しただけで彼⼥が強いことが分かった。

彼⼥の魔⼒はティーニアと同等ぐらいのオーラを発していた。


「ルイ君なかなか強いね。」


強者は相⼿の強さが⼀瞬で分かるとはこのことだろう。彼⼥も⾃分の強さを⼀瞬で理解していた。


「あなたも相当な腕前で、」お互い⾒つめあい、両者戦ってみたいという気持ちが⾼ぶっていた。

そんな⼆⼈の仲裁を取ってか、ティーが会話を取り持ってくれた。


「そんなに⼆⼈ともギスギスしないで。 今回エリちゃんに来てもらったのは、N についてのお話をしてもらうためなの。」


ルイは、昨⽇今⽇でさすがに⼿をまわしすぎではないかと思ったが、話を聞く価値は⼤きいと思った。


「それで、N っていうのは何する場所なの?」


少し不貞腐れていて、強い⼝調で質問していた。


「ルイ君、私たちの組織はこの国を敵対する種族から守る事。何か異常が発⽣したときに対応すること。そして、この国の主な運営を⾏っていくこと。⼤きくこの3つがあるの」


この国の運営を⼒のある者の指⽰で成り⽴っていくのかという疑問が残った。


「他にこの国の運営をしていく⼈たちはいないの? N という組織だけが指揮するの?」


「いい質問だね。 この国の運営は、他に⾏っている⼈たちがいるの。ただ、最終決定はこの国の主導者であるティーニアが決定権を持っているの。 ただ、私たちはこうした⽅が良いなどの政治を語ることは殆どないんだ。 この世界は、強きものに巻かれていく世の中なの。だから、実⼒があるものが残っていく。」


他⼈の⼝から聞くと改めてティーの凄さを思い知った。この国を管理しているのは、ティーニアという事になる。


「ティーニアが国を裏切るようなことをしたらどうするの?」

「その時は、ティーニアを⽀える N のメンバーがティーニアを弾劾する。」

それが N に与えられた役⽬。 いままで、ティーニアが変なことをしたことはないんだけどね。」


「ちなみに、N に⼊る特典も沢⼭あるんだよ。」


「まず任務⼀回の報酬は⾼額だね。 ⼀回で城が買えるくらい貰えることもあるんだよ。

そして、『名誉』。N という名誉は誰もが憧れることだからね。そして、『⾃由』。任務の回数が殆どないから、⾃由の時間が多いんだ。ただ、緊急事態の時は対応しなければいけないけど。」


「⾃由」

その⽢美な響きはルイにとって最⾼の⼀⾔だった。


「N は、⾃由に過ごせるの?」


「ルイ君は、⾃由を望むんだ〜 若いね。」


そう⾔っているエリさんも⾒た⽬は相応ない年齢に⾒えた。彼⼥もまさか


「おばさん?」


ルイは再び同じ過ちを繰り返した。ルイがふと嫌な記憶を思い出した時には時すでに遅し。ルイはエリさんの杖で殴られていた。


「ルイ。⼥性の扱い⽅をもう少し学んだ⽅がいい。」


ティーとリオも怪訝な顔をしており、この場に男⼀⼈という状況がさらに居⼼地を悪くした。


ルイの覚悟は、決まっていた。⾃由それが彼を引き付ける全てであったからだ。


「おれ、代表議会に⼊る。」


「ほんと?」


ティーは、嬉しさのあまりルイに抱き着いた。リオとエリさんも喜んでいたのが印象的

だった。その⽇は、1⽇ティーとエリさんがルイのお祝いといい⼀⽇中飲んでいた。


次の⽇

「ルイ君、今⽇は代表議会があるからみんなに顔⾒せするために帝都まで付いてきて欲しいんだけど。」代表議会のメンバーこの国を動かしている連中だ。少し気まずいが早めに顔を合わせておくのが良いと思った。


「オッケー。⾏くよ」


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