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0182.初めての招喚

 今回、新しく召喚獣になったリヴァイアサンがレヴィアタンに進化した。


 そして大きさを自由に変えれる能力を会得。

 その上に人型に近い形へとその姿を変えたため人大ならばと探索ベースに皆を召喚してみる事にする。


『じゃあ、俺達の世界に帰って皆を招喚してみるからよろしく』

『おおっ! それは楽しみだな期待しておくよ』

『一般人のいない所への招待だから変装の必要も無いよ。そうか、外じゃないのでその世界の事は今回解らないかも?』


『うむ、それでもいいから、招喚できるならして貰えればうれしい。ああ、今回は本当にうれしい。我の子が生き残るなんて何千年ぶりだろうか。生むたびに呪いに掛けられ、気づいたら子供が殲滅されていた。もしかしたら我が手に掛けていたのかもしれなかったのだ。皆生き残って、しかも進化という悲願もかなうとは。我は本当にうれしい』


『そうか、そんな事が。奴らは何故そんな事を?』

『分からない。気づいた時には神獣のほとんどが殲滅されていた。我らは海の底に居たので後回しにされていたらしいのだ。それから、我以外のリヴァイアサンも沢山いたのだが、皆は我に留守番を申し付けて、神獣保護に出たのだが誰も帰ってこなかった。気配も感じないのでたぶん全滅したのだろう』


 なるほど、遥か昔、神獣を滅ぼして回った存在がいると言う事か。


 とんでもない奴がいる物だな。気を付けないと。

 アンやキセラでさえ滅する事が出来、何が目的なのか分からないが神獣を滅したい何かがいると言う事だ。


 神獣を滅せられる実力を持つ輩だ。

 すでに滅びていると考えるのは早計だろう。


『その千年後、我が子を産んだのがバレたらしく、あの中級悪魔がやって来て、その度に我に呪いを掛けたのだ。我はそれを防ぐ事が出来なかった。口惜しや』

『それはつらい事を思い出させてしまったな。すまなかった』


『あなた、何を言う。あなたは我々に呪いを跳ね返す魔法陣まで仕掛けてくれ、瀕死の我が子を助けたのだ。とっても感謝しているのだ。もう他の中級悪魔など来ても問題ない。逆に滅ぼしてくれよう。ふっふっふ』

『話を聞けば聞くほど生き残れたのが奇跡みたいだね』


『そうだ、複数の上級悪魔たちで攻めれば我を滅ぼせたであろうに。何故かあの中級悪魔しか来なかったからな。まあ、今なら相当数の上級悪魔たちにも負ける気はせんがな』


 それにはきっと何か理由があったのだろうが。いくつか想像できなくもないが、今はまだわかる事実が少ないのでこれ以上考えても無駄か。


『じゃあ、あちらに行って招喚するね』

『よろしく頼む』


 俺達は探索ベースに帰ってきた。

 異界にある方の大きな居間に転移したのだ。

 ダンジョン探索の休憩は皆こちらでやっていることが多いため紹介が一度に済むだろう。


「よおっ、タカおかえり」


 帰ったら、一番に聖が声をかけて来た。


「おかえり~」


 周りに居る沢山の娘達からも声を掛けられる。

 そう言えば妹たちも最近ここにいる事が多い様な。


「聖、第三層はやっぱり大変かい?」

「いやまあ、そう言う訳でもないんだか」


 はて? 


「タカ、第三層はそれなりに大変なんやけど、それだけじゃないねん。うちらの休憩が増えたんは、そのな……」

「お兄ちゃん、ここね、居心地がよすぎるんだよ。だからついつい、長居しちゃうんだよね。皆が持ってくるいろんなお菓子もあるし。でへっ」


 おい、妹よ。よだれ垂れてるぞ。


「すまん、われら社会人組は皆、結構な収入が有るが使い道があまりないのでな。ついスイーツを大量に持ち込んでしまって」

「いや、名越先生! 妹も喜んでいるのでありがとうございます」

「みんな聞いたかもっと持ってきても良さそうだぞ」

「おー!」


 って、まあ、常識の範囲内でお願いします。


「あのね、皆さんとお兄さんのお話してるとあっという間に時間が経っちゃうの」

「あたくし達も、ローテーションが無くなって数人いれば自由にダンジョン探索できるようになって、余裕が出来たの。だからここでくつろぐ人数が増えてしまって」

「たーちゃんも一緒だともっといいんだけどね」


 いや、みーちゃん、そんな女子会の中に入っていけるスキルは俺にはありません。


「たーちゃんがいろいろ忙しいのは分かっているからそんなに気にしなくてもいいよ」


 むーちゃんは言ってくれるが、それはそれで寂しい気がするのはただの我儘か。


「みんな聞いてくれ、リヴァイアサン達はレヴィアタンに進化して、半人化と、サイズを変える事が出来るようになっていたので、ここに召喚して皆に紹介したい」

「おおそれは凄いな、集まれるだけ集合をかけよう。ちょっと待ってくれ。伝令~」


 なるほど少し時間が掛かりそうだな。


『レイラ、もう少し待ってくれ』

『大丈夫だ、いつまででも待とう』


 少しすると。


「集められそうな者は全員集まったよ。お待たせだったな」

「では招喚、レヴィアタン。レイラ、ヤオ、アル、サン、スー、ウー、ルー、チー、パイ。ここに顕現せよ」


 空間が輝きだし、輝いている空間がガラスの様に割れ、そこからレヴィアタン達が飛び出してきた。


「おおおー!」

「でっでかい!」


 驚きの声が広い居間に響き渡る。

 いや大きくはないだろう。

 今は小さくなっているし。


 よく見ると皆の視線はレイラの胸に注がれていた。

 そうだな、今まで見た中で一番だった蒼天の剣のマリーさんより二回りは大きそうだよな。


 ふむ女性の皆でも気になる物なんだな。

 視線が熱い。


 長い尾びれ? には別に驚いた様子が無いのはアンの凄天虎やキセラの神龍の姿を見慣れているせいだろうか? 


「我らレヴィアタン、招喚に応じ馳せ参じました。皆さんこれからよろしくお願いします」


 明るい緑の髪の毛が濡れて艶やかさを醸し出す。

 きれい系の美人さんで、圧巻の大きな胸をお持ちのレイラさんが代表して言った。


「あたしたち、もよろしくです~」


 小学生低学年程の見た目の子供たちもレイラに習って挨拶をする。

 上半身は人とさほど差は無いが赤茶色の長い尾が特徴的な下半身が彼女たちを大きく魅せる。


 皆もびっくりしながらも各自


「よろしくねー」


 と返していた。


「わーい、友達だー」


 とウズラが駆け寄り、子レヴィアタン達のその長い尾でグルグル巻きにされて。


「わー助けて―」


 と叫び


「あらあら、ぼっちゃまー」


 ニノが慌てて駆け寄る一幕もあった。

眠い

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