0126.飛竜便で
飛竜便のカーゴは、ほぼ四角ですごく豪華な強化プレハブみたいな感じだ。
タラップの様な階段が外に付いてる所なんかが特にそう見える。
四方に飛竜の引っ張るロープがつながったフックが付いている。
そして最大の特徴が地面に付いていなく、ロープで係留されている所だろう。
「俺達の席は2階だぞ、本当にいい席を用意したみたいだな」
「そうなし。1階は主に三等室なしね。2階は一等と二等室。天井に付いてるでっぱりが操縦席なしね」
へー、俺の席番号2F001なんだが、いやな予感がするな。
「ゲレナンドへの到着は明日夕方だな。結構なスピードで進むが飛竜の交代が何度か有るのでこんなもんだよ」
へー、乗機時間が一日よりも長いんだね。それはなかなか大変だな。
僕たちはゲレナンド王国行きの表示が有るカーゴの2階に入っていき席を探すと、ドアに席番が書いてあるのを見つける。
そのドアには席番が一つだけだ。
これは席じゃなくて部屋だよね。
「おおっ、俺達も個室だな」
≪個室なんて初めてだ≫
≪やったな兄貴≫
「あちし達は経験あるなましよ」
と騒いでいるので、自分の部屋を見る前に覗いてみた。
そこは小さいベッドと机椅子が有る。
質が良いが、より狭いビジネスホテルの様な部屋だった。
まあこれ位なら肩も凝らなくていいか。
そうだよね空の上だからね。
と思い、自分の部屋のドアを開けてみてビックリした。
広さ的には自分の家の部屋より少し広く、豪華なベッドと優雅な机と椅子、ソファーまであり、机の上にはフルーツが用意されていた。
張り出した窓がベランダのように有りそこからの眺めは最高そうだ。
「おースゲーな! さすが第一種国賓だな。待遇が違うな」
ドアを開けて驚いている俺の横にシンディさんがちょいと顔を覗けいった。
「こっこれは?」
「まあ、第一種国賓だからな。国を挙げて歓迎してもらえるぞ。よかったな。タカ」
ええ~国を挙げての歓迎だって!
急に行くのが嫌になって来たんだが。
いくら目立ちたがり屋でもそこまで目立たなくていいと思う。
が、まあいいか。
なるようになるさと諦めるのであった。
皆で部屋に入って俺の部屋に入ってくつろいでいると、発進の時間が来たようで出窓から飛竜がやってきてカーゴを運ぶロープにつながれるのが見える。
そろそろ、飛ぶのかな。
俺がワクテカしていると飛竜が飛び立ち、グンッグンッグンッと脈動的にカーゴが上昇していく感じが凄い。
その割に振動が少なく技術力の高さがうかがえる。
まあ飛竜が羽ばたく度にグラグラと揺れたんじゃとても乗ってはいられない。
ましてやベッドで寝るなんて無理そうだと思える。
いったいどうやって克服したのか気になる所だ。
そして徐々にスピードが上がっていき、ジェット旅客機にも劣らない速度域まで加速していった。
垂直上昇の感じは地球じゃ無理かもな。
「さて、俺は学校に行かないといけないので、その間シンディさんとマリーさんよろしくお願いしますね」
「良し任された」
「一人はこの部屋に居るなましから、大丈夫なしよ。学校終わったらこっちに来るなましやろ」
「はい、こっちに来ますので。その時ダンジョンにお送りします」
「なら問題なし。しっかり勉強しなよ」
≪部屋に、帰る≫
≪はい≫
そう言って、3人は自室に帰っていき俺は家に転移した。
授業が終わって飛竜便に帰ると。
「ただいま、帰ってきました。あれっ、どこにいるんだ?」
部屋に入ってみ回すと、ソファーにシンディさんとマリーさんがすっかり酔っぱらって服を脱いで寝ていた。
なっ、何で二人ともスッパなんだ?
いや、パンツは履いているな。ブラらしき物は転がってないな。
つまり二人はいつもノーブラ!
パンツの上に防具兼服のワンピースのみなの?
その艶姿に、俺は、目が離せない。
そうこうしていると心の奥から、またぞろ何かが鎌首を挙げて来て。
『やれ! 犯せ! 据え膳だ。なにを迷うことが有る』
だめだ、失せろこの野郎!
ぐっと抑え込もうとするが、中々引っ込まない。
引っ込めこら!
「はあっ! はあっ!」
段々心の闇の力が強くなっている気がする。
治まれ俺、この二人はそんなんじゃないだろう?
そう言い聞かせながらベッドにあるシーツを二人に掛けていると。
「ううん、よく寝た」
「なんなまし、うるさいなまし。シンディはん」
と二人とも起きた。
起き上がるとシーツが落ち、二人の綺麗な何かが見える。
俺はとっさに目を両手で抑え。
「見てませんよ!」
「なんだ、見て無いのか。じっくり見てもいいんだぜ」
「嘘なましよ。見ずにシーツ掛けられないなまし」
「俺らは荒事専門だぜ。見られるくらいなんともないさ。ああ、なんならそのまま襲ってもよかったんだぜ」
っと、ペロッと舌を出し軽くウインクした。
「そうなましね、今からでもいいなましよ」
「二人とも冗談が過激ですよ。早く服を着てください」
「はっはっは、タカは本当に奥手な。わるいわるい着るよ直ぐに」
「ちぇっ」
ちぇっ、って何ですかマリーさん、襲ってほしいんですか?
本当に襲ってしまったらどうするんですか。
俺の理性なんて紙も同然ですよ。
「ごめんごめん。酒が有るんで乗務員に聞いたらさ。サービスなんでどうぞ。と言われたもんでな。ならと、つい呑みすぎちゃってたよ。はっはっは」
「それはいいんですけど。これからどうしますか? ダンジョン行きます?」
「ああ、ちょっと酔いを醒ましてからの方がいいかな」
「そうなましねえ。もう少し後にお願いできるなしか」
「はい分かりました」
「タカ、二人ともピッカピカの処女だぜ。そのうち自分色に染めてくれよ。はっはっは」
シンディさんはスマートにウインクを決めマリーさんも追随する。
「そうなましよ」
「じゃあ後でな」
そう言って二人は部屋に帰っていった。
『だから、やってしまえと言ったのにな』
うるさいよ! 黙れ!
『俺はお前だぜ消せはしないんだぜ』
そんなの分かってるよ。ああ、なんでこんなことに。
それから二人が酔いを醒まして帰ってくるまで、一人で悶々としながら待つのであった。
「やあ、待たせたなタカ」
「お待たせでなまし」
「酔いは醒めましたか?」
といいつつ、つい、視線が二人の胸に行ってしまう。
「目がエッチなしよタカ。じかに見るなし?」
「いっいや、ちょっと疑問に思ったもので」
「なんだ、何でも聞きな」
「もう恥の掻きついでに聞きますけど、この世界ブラってないんですか?」
「あるなましよ」
「ああ、これか」
と言って、シンディさんは服をめくった。
「ほれ、ここを見な、ここにカップが付いているだろ?」
そう言われて見ると、シンディさん丸見えです。
止めてください、あーあーやめてください。
「このカップが形に合わせてしっかり保持してくれるんで俺らはいらないんだよ」
そーですか。こまります。こまります。
「タカんとこのいい装備を着てる連中も皆そうなはずだぜ」
シンディさんの大きくはないけど美しいおわん型のふくらみが俺を魅了する。
ええっそんな、こまります。
抑えきれなくなったらどうするんだ。
「ありがとうございます」
「そろそろ酔いも醒めたな。じゃあ、ダンジョンに頼むわ」
俺はアンに付いて行くように頼み、三人をダンジョンの第四層へ連れて行った。
まさか、皆ノーブラだとは……。
ついアンの胸まで確認してしまった。
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