0100.見えざる力
とうとう0100.に到達これもひとえに皆様の応援のおかげです。
これからも頑張って更新していきたいと思います。ありがとうございました。
放課後、タカが帰った後の教室にいつもの面々が集まっていた。
皆に向かって冬二は口火を切り、ショウが応る。
「もう、タカは帰ったのか?」
「そうだのう。最近タカは帰るのが速いのう」
「昨日とは打って変わって機嫌が悪かったな」
「タカが機嫌が悪いのは珍しいからのう」
「なんで、あんなに機嫌が悪かったんでしょうか?」
「おっと、あかりさん、あいつの事は放っておきましょうよ。それより、あの流行ってる青いジュースって、どんな味がしますかねえ? この辺りには売っていませんが」
「俺が知ってるタカの趣味は、人助けとサバゲーくらいしかないので完全に推測になるんだが良いのかのう」
「機嫌がいつもいいタカが機嫌悪いのは気になるわ~」
「そっ、そうですよね樹里さん。ショウ思い当たるなら話してみろよ」
「冬二、偉そうだのう。まあいいのう。知っての通りタカは人助けが趣味で色々やばい事に巻き込まれることが多いのう」
「それは分かるって」
「今回は吸血鬼事件にかなり巻き込まれたようでのう。その際できたつてか何かから御褒美に実銃を手に入れたんじゃないかと思うのう」
「実銃ですか?」
「そうさのう。我らサバゲーファンなら一度は持ってみたいし撃ってみたい。それは夢だのう。タカが授業中に我を忘れて高笑いとか、俺には他に考えられんのう」
「前置きが長いぞ」
「きっと、せっかく手に入れた銃を、理不尽に奪われたんじゃないかと思うのう」
「なるほど、それが本当なら機嫌が悪いのも納得できるわね」
「あかり」
「分かってるわ、(副会長に要相談ね)」
「(そうね)」
「えっ、なになに、どうしたの、あかりさん」
「ごめん、何でもないよ」
「それより、皆で遊びに行きませんか~。他の娘達も誘いますよ~」
「おお! それはいいのう」
「やった! いきましょうすぐに。きっとタカも悔しがるぞ。何処に行きます? カラオケなんかいいですよね。ファーストフードで駄弁るのも捨てがたいか」
「俺は、ゲームセンターがいいのう」
樹里が二人の気を引く間にあかりは急ぎ誰かにメールを送っていた。
俺は帰って一番、銃の作成を試みた。
まずはP232からだ。
しかし、弾やマガジンと違って銃本体は部品が多く細かい上、複雑だ。
今の俺の魔力操作と魔力では少し無理が有って、似たような何かにしかならなかった。
特に銃身が難しい。
魔力も大量に使ったせいで体もだるいし頭痛もする。
拳銃でこれならアサルトライフルなんてもっと無理だろう。
がっくりと落ち込んだが、レベルさえ上げていけばそのうち出来るはず。
と燃えてダンジョンに挑戦する気満々になった。
第四層の魔物を何度でも殲滅してやる。それから俺は火のついたように魔物を倒しレベルを上げていった。しかし、数日後、聖から電話があり。
「タカ。なぜか自衛隊も警察も、”住所も名前も何もいらない。すまんが何も言わず貰ってくれ”ですって。銃が送り返されてきて家にあるよ。今誰もいないので取りに来るか?」
えっ、まじでですか?
省庁が決定事項をこんなに早く翻すだなんて有るんだなあ。
しかし、いったい何があったんだろうな。
また何か企んでいるかもしれない。
気を付けるに越したことはないのでしっかり調べるとしよう。
詳細に調べるにはちょっと遠いが、行く前に探知で調べてみる。
銃や弾などに仕掛けなどどこにも見えない。
「タカ様、別に変な電波も出ていませんし、カメラの様な電気的な動きもありません。後は近くでいろんな電波を照射してみましょう」
なんだか気持ち悪いが、くれるものはありがたく貰っておこう。
聖の家でさらに念入りに調べてからベースに持ち帰った。
もう何を言ってきても返さないからな。
俺は魔力による暗号を仕込み、俺だけ使えるようにした魔法陣を銃に書き込んでいく。
これで、自然属性の魔法攻撃がたぶん可能になるはずだ。
ふふふ、試し打ちの時間だぜ。
高威力魔法の試し打ちは危険なのでダンジョンの第一層で行う事にした。
まずは、拳銃からだ。
手で隠せるかどうかって感じの小さい銃で威力はそれほど期待できないが、魔法での攻撃がメインなので接近されたとき使うかどうかって感じだ。
迷宮型のダンジョンならこれで十分だろう。
まずは魔法を込めていないマガジンをセット、弾を装弾し構え安全装置を外す。
実銃の重みが小気味いい。
50m先に書いた1cmの的を狙う。
目も腕力も常人のそれじゃないので、しっかり片手を伸ばして持っても揺らぎなく狙える。
パンッ!
乾いた音ともに撃ちだされた弾は少し下に命中する。
横へのずれはほぼ無い。
いい感じだ。
狙いを微調整して撃つと的の中に命中する。
うん、精度がエアガンの比じゃないな。
次は火の魔法陣を撃つときに発動してみる。
すると30cm位の炎の弾が50m先の的に命中した。
おお、成功だ!
素晴らしいぞ。
銃身が過熱するので冷却する魔法陣を加えて撃ってみると良い感じだ。
第五層は熱いのでいいアイディアだったかもしれないな。
マガジンを焼失魔法を込めたものに替えリロードする。
BB弾より大きいので込めた魔力も大きい。
先ほどより離れて100mほどの距離の離れた壁を撃つ。
パンッ! ボフン
半径20mほどの大きな青い炎が噴き出す。
頑丈なダンジョンの壁を少しだがえぐっている。
あまり近いと怖くて使えないな。
次は、アサルトライフルの20式を試してみる。
問題なく撃つ事が出来、1km先位まで1m円内に集弾出来るようだ。
敵も大きいのでこれで十分だろう。
これで良し。
第五層の攻略準備完了だ。
次回更新は金曜日になります、よろしくお願いいたします。
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