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0089.ダンジョン第五層

 ダンジョンの第五階層入り口を少し入った所に、俺、アン、ガウの三人が近付く魔物を見ながら。


「あれは、炎の鳥か?」


 俺は叫んだ。


 迫ってくる敵を見つけると体が炎で構成された鳥が飛んでくる。


「ブラドレイ」


 魔法で迎撃するが、すり抜けていく。


「遠雷(小)」


 と別の魔法を試してみるが駄目だった。

 炎の鳥の魔力量はとても多く核の様な物も探知できない。


「不味い! いそぎ撤退だ」


 俺達は必死になって第四層に逃げだした。


「はあっ、あれは何ニャ?」


 アンがあっけにとられつぶやき。


「今までにないタイプの魔物だなあ」


 俺も驚きを隠せずいぶかしむ。

 すると、ガウが説明してくれた。


「エレメンタル生物に近いビャ。精霊にも近しい存在だビャ」

「そんなのどうやって倒すんだ?」

「強力な魔法で消滅させる以外、分からないビャ」


  なるほど厳しいな。


「ポキは悪魔の立場の知識引き出しは出来てもそこからの創意工夫は苦手ビャ」


  ふむ、悪魔がやらない攻撃については分からないから後は自分で工夫して戦えと言う事か。

  だったらまずは、遠雷の魔法を最大出力で当ててみるか。


「すまんが二人で撃った後の俺を連れて逃げてくれるか」

「「「分かった」ニャ」ビャ」


 もう一度俺一人第五層に入り奴らが寄ってくるのを待った。

 うっ! 五体も飛んでくる。


「遠雷」


 ドウーン!



 最大出力で極太いビームが一体に当たる。

 しかし、かなり弱らせた感はあるものの消滅はしない。

 遠雷の威力は初めて撃った時よりかなり強くなっているにもかかわらずにだ。

 まあ、その分魔力も大量消費するのだがね。


 だが通じないわけでは無い。

 核が見当たらないと言うか核自体が薄く広がっているのかもしれない。


「遠雷」


 二発目、先ほどの個体に命中し消滅させた。


 いや? まてよ。消滅すると言うか、広がっていたエネルギーがその形を維持できず縮んでいき、動けない魔力の塊、つまり核になっている感じだ。

 どうやら遠雷が通じないわけでは無い。


 よし! 次々撃つぞ。


「遠雷」「遠雷」


 全部で七発程撃ち三体を消滅させたが魔力が底をつきくらくらし始めた。

 いかん、やり過ぎたのか? 気が遠くなってくる。


「タカ殿!」

「にいちゃん!」


 二人の声を聴きながら情けなくも気を失うのであった。


「はっ!」


 吹雪の中で目が覚めた。


「俺は? 気絶したんだな」


「タカ殿、いくら何でも無茶し過ぎだビャ。魔力が限界を超えて欠乏すると気を消費するので下手すれば消滅するビャ」

「にいちゃん、死んじゃやニャ」

「すまん、ちょっとむきになり過ぎた」


 だけど、どうしたらここ抜けられるんだ。

 最大威力の遠雷を何百と撃てるようになるまで第四層で鍛えるのは時間が掛かり過ぎる気がする。


 魔力が足りなくてボーっとする頭で考えても答えが出そうにない。

 なのでいったん皆の所に帰ることに。


 転移する魔力が無いので俺はしばらくここでボーっとしていると、アンとガウは交代で第四層の魔物を狩りに行った。

 一人は俺の傍に付いててくれる。

 優しいな。


 少し考え付いたのは生気吸収でエネルギーを吸収し尽くせば倒せるだろう? というものだった。

 だが生気吸収には接触する必要があるので体を焼かれるんじゃないかな?


 それは辛そうだし、耐えきれなければ燃え尽きてしまう。

 できればやりたくないなあ。


 まあ、生気吸収は最終手段だな。

 その内、体が熱くなってきてレベルアップしたおかげで楽になってきた。


 ガウ達が戦って稼いだ魔力が体に浸透していき魔力不足が解消されていく感じだ。

 そこに愛を感じ嬉しくなる。


「ありがとう、楽になったよ」

「それは良かったビャ」

「よし、皆の所に帰ろう」


 やっと転移して皆の所に帰る事が出来た。

 第五層の内容を皆に話して意見を聞く。


「すまない、とりあえず何も対策が浮かばない。考えてみるよ」


 と聖が言うだけで、後の皆はクエスチョンマークを浮かべるだけだったが。


「そうだ、お兄さん。焼失魔法は試してみたの?」


 芽衣が突然思いついたらしく話を続ける。


「確か何でも焼失させるチート魔法ですよね」

「なるほど、確かに近づくのが怖かったから試してないな。ふむ、エアガンなら遠くから狙撃できるか。ありがとう芽衣、試してみるよ」

「えへへ」


 芽衣は自分の意見が通ったのがとてもうれしそうだ。

 すると聖が。


「なあ、タカ、エアガンってそんな環境下でも使える物なのか?」

「どうだろ、気温高いからなー、暴発するかもしれないな」


 エアータンクが膨張してドーンってなりそうな気も。


「タカ、僕達降魔師には対霊障に限りだが、どんな武器を使っても許される機密特例法が有るんだ。まあ自衛隊管理の特殊猟師扱いってわけだ。呪法で照らさなければ見えない特殊インクで空欄に見える所に書かれているんだ。つまり、本物の銃を買おうと思えば買えて合法的に所持できるつまり、本物の銃を買おうと思えば買えると言う事だ」


 ものホンの銃! 

 まあ、あの熱の中ものホンの銃でも使用できるかは微妙なんだけど、エアガンよりはもちそうだし長距離狙えるしものすごく欲しかったからめっちゃうれしい。


 勘違いしてもらっては困るが。

 いや、街中で乱射したいとかでは無いよ! うん。


「そんなとんでもない法が有るのか?」


「ああ、降魔師の武器は既存の武器に呪符の応用から作った武器で銃刀法違反ばかりだからね。そうでもないと皆捕まってしまうよ。もちろんタカが使えるのは異界での使用に限らせてもらうし、貸出の形態をとらせてもらうが。どんなのが欲しいかな? どんな銃を何梃か買っても、今僕が着ている防具程は高くはないよ」


「そ、そうなのか? 本物の銃か、いや実際手に入ると思うと嬉しい反面すごく怖いな」


「この防具は自身の魔力に比例して強度が変わるようだから。大げさに言うと、もしかしたら、タカなんか核の直撃にも耐えそうな気がする程の一品だからね。僕らが僕らの世界で装備すると、とんでもない性能だからね、これも十分怖いよ」


 なるほど、余り考えなかったが魔法なんかも十分とんでもチートの大量虐殺武器だな。

 いまさらと言うところか。


「だったらスナイパーライフル”H&M PSG-1”とアサルトライフル”FN SCAR”そしてハンドガンは”ワルサーPPK”がいいな」


「ちょっと待て、いきなりそう言われても分からんぞ」

「帰ってメモを書いてくるよ」

「ちなみになんで決めたか聞いても?」

「ロマンだ!」

「なるほど」


「奴ら飛ぶ速度早かったから。まー出来るだけ遠距離で仕留めたいからね。抜けてくるやつもいるだろうから、こういったラインナップで考えてみたんだが」

「手に入れられない物もあるかもしれないから、数種類候補を書いておいてくれ」

「分かった、頼む」


 皆さん聞きました実銃ですよ! 

 日本の一般サバゲーファン永遠のあこがれ。

 実銃の所持。


 まさか日本で実際に撃つ機会が訪れようとは思わなかったよ。

次回更新は月曜日になります、よろしくお願いいたします。

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