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この世界初の魔法

1,000アクセス突破!

 「お母様〜、魔法を見てみたいです!」

 ぜひ、()()()()()の実力を知りたいな。

 そこからこの世界の魔法レベルを推測したらいいし。

 「う〜ん、今までのような力は出せないけどいいわよ。ついてきなさい。レディス」

 お!いいのか。

 てっきり断られると思った。

 「わかりました!」



 「じゃあいくわよ。私は風魔法が得意だから風魔法しか見せられないけど我慢してね。初級魔法『ウィンド』」

 おお〜、結構強い風を出せるのか。

 「次は少し強くなるわ。少し下がっててね。中級魔法『ウィンドエクスプロージョン』」


 「うわ!風が爆発した!」

 その魔法知ってるけど知らないフリしよう。

 「ふふ、これくらいは10歳になるまでにできるようにしましょうね。普通は15歳ぐらいでできるけど、レディスはなんかできそうだからね」

 えっ、前世では僕その魔法5歳で覚えましたよ。

 少し衰退してるのか。

 「じゃあ上級魔法行くわ。上級複合魔法『エンチャント・フレアブラスト』」

 それ、炎魔法主体じゃん。

 しかし、15メートル級はすごいな。

 前世でもAランクの冒険者が8メートル級だったぞ。

 「お母様すごいですね!お母様みたいになれるよう、頑張りたいでしゅ!あ」

 最後、噛んでしまった。

 「ふふ。本当、レディスは可愛いわ。後、上級魔法や中級魔法っていう部分は詠唱と言って無影症の魔法より少し強くなるわ。さてと戻るわよ、まだまだやらないことがあるから」

 ちょっと僕も魔法使ってみよ。

 「お母様!ちょっと試しに売ってみたいのでみててください!」


 「あら、何か良さそうな魔法を見つけたの?みてあげるわ」

 よし、ここは聖魔法の上級魔法でできる男だって見せないと。

 「神よ、光を矢に変え、ここに顕現せよ。『ホーリーアロー』」

 よし、いい感じにできた。

 久しぶりに詠唱つけたけど覚えれてた。

 壁にぶつかると、

  パリン!

 …え?

 「結界が、破れた?!」

 そんなに魔力使ってないんだけど。

 「なんでよ、なんで聖魔法の絶級魔法を使えるの?魔力量も、十分必要量含まれてるし、魔力密度も高いから、攻撃力が5倍近く出せているわ。レディス、どうして使えるの?」

 マジか。

 確かに魔力を通しやすくて少し通しすぎたかもしれないけど、流石に結界が割れるとは思わなかったし、この魔法が絶級だって?

 [この世界の魔力交換効率は他の世界と違って高いです。

 魔力交換効率とは魔法を使うとき、魔力が詠唱された魔法にどれだけ通しやすいかです。レディス様の前前世は32%、前世は28%、そしてこの世界は65%です]

 ……急に脳内に言葉が浮かび上がってきたぞ。

 [私は前シーリア様にお話しして頂いた情報補助能力の者です]

 そういうことか。

 …一つ、アドバイスしてください。

 この状況で本当のことを言ったほうがいいですか?

 [それは私には答えることができません。ご主人様ご自身で決めてください]

 これは教えてくれないのか。

 まあしょうがないか。

 「……お母様、隠していたことがあるのですが、他の人には教えないでください」


 「訳ありのようね。いいわ。もちろんフェリスにもよね」

 うん、と縦にうなずき、

 「僕は、転生者です。しかも3回目のです」


 「……」


 「そして先ほどシーリア様から頂いた能力で情報補助能力で聞いたのですが、この世界での魔力交換効率が今までの世界より高かったので、今までの感覚でやってしまってそれでかなりの強さの魔法になってしまったのです」

 何一つ隠さず言ったぞ僕。

 「…そうなのね。転生者というものは知っているわ。この世界では何十年に一度来るからね。しかしここまで強い人は来たことがないわ」

 

 「……今は何人いますか?」


 「昨日の推定では0人だったからあなただけだわ。後、今までの転生者はレディスともう一人を除いて全員女性だわ」

 絶対あの女神様の遊び心で男にされたなこれ。

 「それで、男女差別をなくして欲しいって言われたでしょ」


 「なんで知ってるんですか?」


 「そのレディスと別の男できたもう一人の人が本で残したからだわ。今度見つかったら持ってきてあげるわ」

 それはぜひとも読みたい。

 「レディス、あなたは何属性の魔法が一番得意なのか教えてくれる?」


 「えっと、聖と光と雷と火ですね。一応すべてできますが、ダメージが高いのはこの4つですね」


 「すべて習得済みで得意な属性魔法が4つもなんて。炎魔法何か売ってくれないかしら」

 お安い御用ですよ。

 「わかりました。上級魔法『エンチャント・ファイアーボール』」

 そう言った瞬間

 「援護魔法『スペルブースト』」

 そう、お母様はいうと魔力消費量が少し増えて威力が倍になった。

 先に立てておいた魔法木人は粉々になった。

 この世界の魔法木人はどんなに強い魔法でも身代わりになって守ってくれそうだな。

 確か無属性魔法だったような。

 それともこの世界では土魔法なのかな。

 「お母様、今ダメージが強化されたのですが」


 「レディス、今私が唱えた魔法は他の世界にはない、援護魔法というものよ。あの人も知らない、と言っていたからレディスも知らないでしょう」

 援護魔法!面白そうな魔法だな。

 「その魔法の魔導書はどこにありますか?今すぐみたいです!」


 「ふふ、慌てないでも魔導書は逃げないわよ。Cの20からDの38までだわ。頑張って探してね」

 よし、探すぞ!

 「その前にそろそろフェリスのところに行ってあげないと寂しがってるかもしれないわ。口調元に戻すの忘れないでね」

 あっ、完全にフェリス忘れてた。

 ごめんなフェリス。

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