図書館
少し時が流れました。
後今週テストがあるので今週はこれだけです。
アクセス数がどんどん伸びていっています。数値を見るたびに、ああ、こんだけの人が読んでくださってるんだな〜と思わせていただいてます。
まだ学生で、あまり文の書き方がまだ分かりませんが、これからも描き続けるのでどうか、暖かい目で見守っていただけると幸いです。
「フェリシュお姉様〜」
「私はお姉さんではないですよ〜ふふ、今日はどうします?」
「本を読んでみたいでしゅ!」
僕が頑張って赤ちゃんのように話してると、フェリスはもちろん、周りにいる侍女さんたちがかわい〜と言ってくれる。
これもこれで悪くはないな。
ここ二年間で俺という言葉は使わず、僕でいくことにした。
「ではレディス様、本殿にある第一図書館にいきましょう!その前に挨拶しに行きましょうね〜」
この家には図書館が5個ぐらいある。
前僕が眠くて教え忘れられていたが、来客棟の他に、西側に訓練棟があり、さらに北に1年半かけて作られた、学習棟がある。
そして図書館は本殿に2つあり、1つは僕の家族、アンティノーブル公爵家のみが使える、第一図書館があり、もう一つはこの家に使えている人でも使える第二図書館、来客棟に第三図書館、学習棟に第四、第五図書館がある。
第一はこの家の主人が許可を出せば、侍女は使える。
「おとうしゃまのところに行きたいでしゅ!」
「はい行きましょう!」
そうして僕は抱っこされてお父様がいるであろう、執務室に向かうのであった。
向かってる間に、学習棟の話をしようと思う。
学習棟は公爵領に住む子供なら、まあまあの価格で使えるそうだ。
結構良い先生(侍女)がいるため、結構人気だ。
全寮生で一部屋に一人とかにしている。
部屋は学習棟にある。
そのため、結構でかい建物になったが、この世界のドワーフたちは腕がよく、でかい建物でもすぐ終わらせれてしまう。
最近は人気があるせいで、周りの貴族の領地まで噂が言ってるようで、いろんな貴族の人がいる。
そのせいで入学試験を施そうとしているほどだ。
来年には導入しようとしているのを、噂で聞いたのかわからないが、導入前に入れさせようということで、今年はいろんな歳の受験生が来るらしい。
クラスに歳は関係なく、入学時に対抗戦やクラス決めの筆記試験をやり上位者は上位者のクラスで、中級者は中級者のでとなってきて、合計4つある。
一番下は文字などがわからない人が多い。
「つきましたよ、レディス様」
「はい!では許可をもらいましょ!」
コンコン
「レディスでしゅ!お父様!少しお時間いいでしょうか!」
「お!レディスか、良いぞ中入れ」
お邪魔します。
「おとうしゃま、どうかフェリス姉様に第一図書館の入室許可を与えてくだしゃい!一緒に本を見たいのです!」
よし、結構うまく言えた。
「日に日にレディスがしっかり発声できてきている。親としてこんなに嬉しいものなんてない!もちろん良いぞ」
「「ありがとうございます。(しゅ!)」」
「うむ、ゆっくり見るが良い。もし魔導書を見て魔法を打ちたかったらその部屋にキャサリンがいるから訓練等に連れてってもらえ。ほら、入室許可カードだよ」
魔法か!久しぶりに打とうかな。
「それと後3ヶ月するとレディスは王都に行ってステータスをもらわないとな。頭に入れておけよ。多分王都まで5日間かかって、光の曜日に行かないとダメだから聖の曜日に出ないとダメだな」
この世界では1週間は8日だ。そして曜日は風、水、火、雷、光、闇、土、聖だ。
全て属性竜がいる魔法属性から由来していると図書館に書いてあり、昔はいろんな属性竜がいたから40はいたそうだ。
しかし、どんどん力がないものはどんどん消えていき、この八つが残ったとのこと。
そしてもし仮に属性竜がやられたとしてももうこれからはかえないとのこと。
「わかりました、キャサリン様に伝えれば宜しいでしょうか」
「ああ、多分キャサリンもわかってるだろうが、一応言っといてくれ、会ったら」
はい!と言って僕たちは部屋を出た。
ステータスかー。
どんな感じのステータスなんだろうな。
「つきましたよ、レディス様。最近ボーッとしてること多いですよ」
「ごめんなさい。早く本を読みたいなぁ〜」
「ふふ、謝ることないですよ」
そう言って僕にドアをノックさせるために、身をドアに寄せてくれた。
何か用があるときは僕がノックするようにと言われているのでいつも身を寄せてノックさせてくれる。
コンコン
「はい、誰でしょうか」
中からお母さまの声が。
「レディスでございましゅ。本を読みにきました、おかあしゃま」
「あら、レディス、良いわよ中入って」
お邪魔します。
「ふふ、なんの本を読みにきたの?レディスとフェリスは」
そう聞くとフェリスはカードを見せて、それを見たお母様は手を振った。
「魔法についてと、この国の学校についてでしゅ!」
「レディス、あなたどんどんはっきり発声できるようになってくわね。成長が早いわね」
お父様と同じことをいう。
やっぱりどの世界でも親はこんな感じなのか?
前前世も前世もそうだったし。
「魔法はAの1からDの42までで、学校ではなく学園はAの3からAの9の間に学園の本があって魔法も書いてあるわ」
この屋敷の図書館全て、本棚の列がA〜Zまであり、アルファベット一つの列につき、本棚は100まである。
「とりあえず、こんなに選択肢があってもどれ選べばいいか最初はわからないでしょうから、これを読んでみなさい」
そう言われて渡されたのは『基礎魔法〜入門編〜』と書かれてある。
「この本は本当は5歳からようだけれども、レディスなら大丈夫だと思うわ。くれぐれも魔法を打つときはこの部屋の四隅にある部屋、魔法試写部屋か、訓練棟以外ではうたないでね」
だから他の本と違って薄くて軽いのか。
…フェリスがわすれてそうだから。
「お母様、お父様が『後3ヶ月するとレディスは王都に行ってステータスをもらわないとな。頭に入れておけよ。多分王都まで5日間かかって、光の曜日に行かないとダメだから聖の曜日に出ないとダメだな』とおっしゃってました」
「レディス、どうやってそんなに流暢に喋ってるのよ、成長が早すぎてママは嬉しいわ!」
あ!忘れてた!
「なんか話す感覚なのかわかりませんが慣れてきて話せるようになりました!」
とりあえず適当なこといっとけば許されるでしょ。
「あらそうなの。そろそろ勉強教えても良い頃ね。後伝言ありがとうね」
……本当に信じちゃったよ。
子供っていうだけでなんでも許されるかもしれない。
そうして、僕たちはその後1日中本を読んで、昼ごはんを忘れるくらい集中していたせいで夜説教くらってしまったのはここだけの話。
少し短かったかもしれません。