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3度目は…

評価等お願いします。

 「キャ…さ…ごゆっく…なさいませ…」

 

 「ずいぶん…な顔だな」


 「これは将来…に好かれる…をして…ますわ」

 しばらく俺は目を閉じていたが、外が騒がしくなってきたから起きることにした。

 「おお!おきましたよ旦那様」


 「何?!ほんとか!」


 「レビン、早くきなさい」


 「ああ、今行くキャサリン」

 そう言って大きい方の扉ではなく、書斎と思われるところの扉が開いた。

 「おお!本当に起きてるな。しかしなんともイケメンな顔だな。しかもこの綺麗なサファイヤみたいな瞳なんてキャサリンと全く同じじゃないか」


 「うふふ、そんなこと言ったらこのイケメンフェイスはレビンからじゃない」


 「そうかもな、将来が楽しみだな」


 「そうね」

 起きて目の前でなんか変なことやってて気持ち悪い。

 「あう〜」

 ん?うまく喋れないぞ、しかもみんな固まっちゃったし。

 「か」

 か?

 「「「かわい〜〜〜」」」

 え?何か喋ろうとしたけど失敗しただけで可愛いとかなんだこれ。

 「あうあう〜〜(お父様、なぜ失敗を可愛がるのですか)」


 「やっぱり可愛すぎるわ。さすがは私の子」


 「さすがですな、キャサリン様。しかもよくみたら、黒髪ですよ。平均より少し魔力や体力が多いというなんとも珍しい色ですよ」


 「むむ、確かによくみたらそうだな。悪いところが全くないじゃないか」


 「失礼するわっと、何かあったのみんな集まって」

 また知らない人が増えた。

 「あう〜あえあう〜?(お母様、あれ誰ですか)」


 「あれはレビン、私の夫の二人目の妻のモーリスよ。残念ながらこの家を継ぐことになってる長男はあの人が作っちゃったのよ」


 「あら、残念な人で申し訳ないですね。()()()()()様」

 

 「誰もあなたのことを残念と言ってませんよ、それとその呼び方はやめてください。()()()()()使()()()

 ちょっと待て、ハイスペックすぎないか。

 なんで二人ともそんなにすごい二つ名を持ってるんだよ。

 まさかお父様もなのか?!

 「頭おかしいよなあの二人。男弱女強の世界だからと言っても流石に世界に一人にしかいない役に任命されるほどの奴が並んでるんだぞ」

 と、いうと

 「俺もなんか二つ名欲しかったなー。二人の足手まといにならないくらいの力を持ちたかったなー」

 よかった。

 両親が二人とも二つ名を持ってるほどの偉人だったらこれからものすごいプレッシャーがあったかもしれないけどよかった。

 でも

 なぜ男弱女強の世界に召喚したんだシーリア様は。

 「っ!!」


 「「「キャサリン!(様)」」」


 「少し疲れました。休憩させてもらいますね」


 「あ、ああ。大丈夫なのか?」


 「はい、大丈夫だわ」

 結構無理したそうだから何かいうか。

 「あいい〜あう〜あ(お母様、おやすみなさい!)」


 「ふふ、ありがと」

 そうだ、俺の名前はどうなるんだ。

 「さて、名前を決めてやらないとな。俺とキャサリンできめた名前の中で一番いいと思った名前は、、、」

 うんうん

 「レディスだ。かっこいいだろ〜」

 レディスか、結構いいな。

 「あい〜(ありがとうございますお父様)」


 「うむ。レディスもキャサリンと寝てるといいだろう。まだ赤ん坊だからすぐ疲れるだろう」

 そうか、まだ赤ん坊だってことを忘れていた。

 でもこの世界に目覚めて、まだ30分くらいだぞ。

 疲れるわけない。

 「あう〜あうい〜(まだ疲れてませんよ〜)」


 「お、そうだな」

 わかってくれたか

 「お前の専属侍女を教え忘れてた。来なさい、フェリス。」

 わかってない?!

 それよりも専属侍女?

 「はい、レビン様」

 そういうと、この部屋の入り口だと思われるでかい扉が開いた。

 「紹介しよう。隣国のビースト国から戦闘孤児としてきた狼霊族のフェリスだ。これからはこの子に身の回りの世話やいろんなところ任せるといい」

 

 「よろしくお願いします、レディス様。まだ4歳で、わからないところもありますがお願いします」

 なんと、ここで狼の耳をつけた幼女がきた。

 しかも、尻尾がとてもふさふさ。

 できれば女子じゃないほうが良かったんだけどな。

 だって身の回りの世話をされるんだぜ、僕は一応もう何年も生きてるんだぞ。

 そんな奴があそこを見られると、恥ずかしいじゃないか。

 (その羞恥心、着せますが、消しますか?)

 はい、消してください。

 (副作用もありますが、大丈夫でしょう)

 え?!副作用はまずいよ!

 (精神改造(マインドコントロール)

 って、詠唱文こわ!

 <ふぉわわ〜ん>

 ん?俺は一体

 「レディス様、キャサリン様のところでおねになりますか?」

 いや、あまり疲れてないから動きたいな。

 「あう〜ああうあ(この家を見て回りたい。)」

 そう言ってお母様がいる方ではない方の扉を指で刺した。

 「どうやら、レディスは回りたいらしい。それにしても、もう言葉がわかるなんて天才だな」

 いや、お父様も赤ちゃんの言葉わかるのはすごいだろ、一回わかってなかったけど。

 「よし、フェリス。一緒に回ってやってくれ。くれぐれも事故だけは起こさないように」


 「わかりました。ではいきましょう、レディス様」


__________


 「まずこの家について教えますね〜ここに、この家の見取り図というものがあります」

 そういい、僕が乗れるように床にこの家の見取り図を広げてくれた。

 それよりも、まだ4歳なのに、こんなに覚えがいいなんて天才かな?

 それともこの世界では当たり前か?

 「この家は3つに分かれています。1つ目は私たちがいるここ、本殿です。本殿は四角い形をしており、その四角の中は空いております。そこは中庭というものです。つぎに本殿の東側に位置する、来客棟についていいます。そこはこことは別の貴族や、平民などがこの家に来てものを申すときに使う場所です。中は宿泊できるようになっており、ここに来た貴族に長期滞在させるために作られました」

 うっ、覚えることがたくさんで頭が。

 まだ赤ん坊の体だからいっぺんには覚えれないな。

 「あら、レディス様。眠そうですね。そろそろ終わりにして寝ましょう」

 周りを見えていていい侍女だなぁ。

 そうして、フェリスは俺を抱っこしてお母様が寝ている部屋まで連れてってくれた。

 でも、あまりお母様の近くには痛くない。

 なぜなら、子供を産んだ後の女性はものすごく疲れているからだ。

 俺が何かの拍子に泣いて起こすと申し訳ないからだ。

 それ察したのかわからないが、フェリスが

 「今日はお母様の近くが嫌ですか?」

 というので俺はフェリスの腕を少し強く握った。

 「……わかりました。相談していいようならば、もし良ければ私と寝ましょう」

 なぜそうなる。

 せめて他の人とがいい。

 まだ4歳で寝ることは必要なのに俺と寝て起こしたら申し訳ないし。

 


 「良かったですね、レディス様の意思が通じて」

 半分通じたけど、半分通じてない。

 「では寝ましょうか。おやすみなさいレディス様」


 「あうあう〜(おやすみなさい)」

 そういうとすぐに眠気が、

 まだこの体に慣れてないからしょうがないな。

 寝るとするか。

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