観葉植物は上からみるか、下から見るか
ご覧頂き、ありがとうございます。
最初書くのがつらくて、何で書いてるのか分からなくなります。
無理しないで書いていきます。
「彼女から連絡こなくなっちゃったんですね。どうしちゃったのかな?」
「彼女じゃないですけどね。俺がデート中寝ちゃったのが原因だと思います」
「寝ちゃったというと?」
「会話中うつらうつらしてしまった時が何度かあって」
悠太は大山のカウンセリングを受けている。
2階のカウンセリングルームまで神田学生街から聞こえてくる女の声は女子大生だろうか?
その声で下半身に電流が走る。
美しさ、かわいさからは想像できない、臭い所があったら、そこに興味があります。
「他に連絡できない理由があるんじゃないかな?バイトしてるとか。多面的な考え方をしないと。いくつか可能性をあげてみようよ」
「可能性もなにも、嫌われたからですよ」
「何で嫌われたと思うの?」
「目の前で寝られたら誰でも嫌じゃないですか?」
「もしそうだとしたら残念だけどしょうがないよね」
「どうしたらいいですかね?」
「残念だけど、諦めて次につなげられるじゃない?もちろん嫌われたって決まってないけどね」
悠太の思考は頑固である。
自分に都合良く考えられれば良いのだが、そうはできていない。
窓際に観葉植物がある。
小さな鉢に、これは何の植物だろうか。
誰が、どんな思いをこめて置いたのだろう。
事務的に無感情に置いたのかしら。
少しでも悩める学生の目の保養になればという思いだとしたら、エロスとは関係無いのだな。
悠太は植物は好きだ。
植物観賞は年をとってからでも良いと思う。
今、植物をみると、若い内に早く女を知らなきゃと焦る。
エロスが落ち着かないと心穏やかに植物をみれない。
宮沢賢治は過去、神田に滞在したと聞いたことがある。
賢治がこの観葉植物をみたら、意外に自分と同じ事を考えるかもしれないと想像するのは自由だ。
悠太は混乱していた。