表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

7

「…多分、彼女の『気』が入っちゃったんでしょうね。わたしへの嫉妬心がぎっしり入っちゃってる」


奪ったはいいけれど、捨てるに捨てられず、ずっと持っていたんだろう。


水晶は強い『気』に反応する。


彼女の負の感情を水晶は吸い続け…、彼女は負の感情がなくなり、スッキリしてしまった。


「良いことなのか、悪いことなのか…」


またとんでもない方向に、水晶が作用してしまった。


「ふぅん…。で、そっちのは?」


アオイが彼女がくれたプレゼントを指さしてきたので、わたしは開けた。


「あっ、キレイ」


ピンクのビーズで飾られたヘアゴムが2つ、入っていた。


「まったく…。最初っから僕に相談すればよかったのに」


「よく言うわね! 全然口出ししなかったクセに!」


「男の僕が口を出す方が、もめるんだよ」


「そっそれはそうだけど…」


だからと言って、ノーリアクションは無いと思う。


わたしがどんな目にあっても、アオイはニコニコしながら女の子達の相手をしていた。


それがまたムカツク。


「まっ、ルナのことを信用していたしね」


「どういう意味よ?」


「どんなことがあろうと、ちゃんとできるってね。それがムリなら、僕を頼るだろう?」


「うっ…」


「キミは基本的に、誰かを頼ろうとはしない。でも彼氏の僕なら、話は別。そうだろう?」


「…よく分かっていること」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ