表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

6

「うっううん、別に良いケド…」


「ホント? 嬉しい! ありがとう! それじゃあこれからよろしくね!」


女の子は輝かんばかりの笑顔を浮かべると、校舎に向かって走って行った。


後に残されたわたしがポカーンとしていると…。


「あの変わり方はおかしいね」


「わあ!? あっアオイ!」


校舎の影から、アオイが出てきた。


「あのコ、何かあったのかな? 最近おとなしくなってたことは良かったと思ってたんだけど」


「…多分、コレのせいね」


わたしは自分のプレゼントの方の中身を取り出した。


「ああ、やっぱり…」


わたしのプレゼントは、六角水晶のペンダント。


本来ならクリスタルなので透明なハズだけど、今は真っ黒になっている。


「何、それ?」


アオイが水晶を見て、首を傾げた。


「アオイにプレゼントしようとした物。本当は透明なクリスタルだったんだけどね」


深く息を吐くと、わたしはペンダントを袋に入れた。


「…この水晶、実は特殊な物でね」


わたしはアオイに説明した。


この水晶には『気』が込められる。


わたしは水晶に、アオイを思う気持ちを『気』にして込めた。


そうすれば、このペンダントを身につけたアオイが万が一何か不幸が起こっても、この水晶が守ってくれるハズ…だった。


「定期的に『気』を入れなきゃいけないけど、ほとんど一緒に毎日いるし、良いプレゼントだと思ったんだけどね」


「でもそれは彼女の手に渡り、黒く染まってしまった。その意味は?」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ