表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新世界での生活  作者: 投稿初心者
3/108

002 想念法?

さらに実験中!投稿してみると意外と短いような気が・・・もう少し文章量を増やした方が見やすいのかな・・・

第2話 思念法?


「アレン君・・・アレン君・・・」


「ん~、後5分・・・」ごろり・・・


「うぎゃ・・・痛ぇ~!!」

思わず動いたためか全身の痛みで一気に覚醒した。


ん?誰だ?


「アレン!いい加減に起きてちゃんとご挨拶なさい!」

「レーシア様が治療にいらして下さったのよ!」


「あれ・・・母さん・・・」


全身の痛みに震えやっと俺がベットの脇に目を向けると母さんとレーシア様が居た・・・


「あれ、母さんじゃありません!きちんとご挨拶なさい!」


「も、申し訳ありません・・・おはようございますレーシア様、お母様」「少し寝ぼけていたようです。」

優しい雰囲気の年配の女性・・・レーシア様は、「いいえ、かまいませんよ」「それではアレン君も目が覚めたようですし、治療を始めますね」


「すみませんレーシア様、宜しくお願いいたします。」

「さあ、アレンからもお願いなさい」


「レーシア様、よろしくお願いいたします。」


「はい、では気持ちを楽にして・・・リラックス・リラックス・・・」

レーシア様が俺に手をかざしながら神思念法の言霊を紡いでいく・・・


「我らを見守る治療の神よ!今苦痛を受けし敬虔なる信徒アレン・ウッドに御身の救いたる力をお示しになり、その苦痛を取り去り傷に癒しの力を・・・」「癒しの力を・・・」「癒しの力を・・・」


レーシア様の手が白く輝きその光が俺の全身に注ぎ込まれてゆく・・・


・・・


・・・


(うぉぉ~~~)痛みが消えてほんのりと暖かな何かが俺の全身をゆっくりと癒していく・・・


(こりゃ~気持ちいい・・・)


・・・


「ふぅ~~、アレン君身体の痛みはどうですか?」

「治療の神からずいぶんと強い癒しの力が示されたようですが・・・」



「あ、はいレーシア様、もう全然痛くありません」「すっかり直ったようです」


「そうですか・・・癒しの神に感謝を・・・」


「「癒しの神に感謝を・・・」」


「アレン君、もうすっかり治ってると思いますが・・・2~3日は安静にして無理をしてはいけませんよ?」「それとミーアちゃんの事で心に余裕がなかったのは判りますが・・・この時期の山へ子供が一人で薬草を採りに行くのはやはり無茶が過ぎます。」

「確かに今は村の大人達が害獣の駆除と狩りで出払っていて薬草を採りに行くのが遅れてしまいましたが・・・猟師のゴバックさんがあなたを見つけられなかったら・・・もう少し遅れていたら・・・」

「あなたは本当に死んでいてもおかしくなかったのですからね」

「まあ、結果的にですが二人とも助かって本当に良かった・・・」


「はい、レーシア様、お母さん・・・無茶をしすぎてしまったと自分でも身にしみて反省しています。」

「申し訳ありませんでした。」


「判ってもらえればそれで良いです。」


「本当に反省してるのかね~」母さんは疑わしそうな目で俺を見ている・・・


やばい?「いや・・・母さん・・・本当に反省してますから・・・」


「本当かね~」まだ疑っているようだ・・・


「は、はい・・・本当に反省しています!」


「まあまあ、ミューズさんも心配なのは判りますが今回のことは妹思いのお兄ちゃんが無茶をしてしまったことですし、あまりきつくしからなくても・・・」


「本人も無茶をした自覚はあるようですし、反省もきちんとしてるようですから・・・」


「はあ・・・、レーシア様がそう仰るなら・・・」

「ただし!お父さんが帰ってきたらこのことは報告するし、覚悟はして起きなさいよ!」かなり真剣な目で怒られる俺・・・


(ココハ謝罪だ!謝るしかない)何かが俺の頭にささやきかけてくる・・・「は、はい・・・申し訳ありませんでした。」


ふぅ・・・とりあえず何とかなったかな?親父のことは又後で考えよう・・・


「レーシア様ありがとうございました。」「居間の方にお茶の準備がしてありますから・・・よろしければ少しお付き合いいただけますか?」


「あら、良いんですか~ミューズさんの入れるお茶はとても美味しいので遠慮無くいただいちゃいますよ!」


レーシア様・・・何か雰囲気が変わって・・・

確か母さんよりだいぶ年上で・・・俺のばあちゃんぐらいなのに年甲斐もなくと言うか・・・


(ギク!)なんだ・・・なんだか殺気が・・・


「ではレーシア様こちらへ・・・」


「・・・はい、では・・・」




---パタン---




ふぅ・・・突然の殺気が消えやっとまともに息が出来るようになった・・・


しかし・・・母さんといいレーシア様といい・・・何で年のことを俺が考えただけで判るんだ?

しかも殺気のレベルが尋常じゃないんだけど・・・


「と、とりあえず・・・トイレに行ってそれから飯だな・・・」


え!・・・なんじゃこりゃ~!!


やっと動けるようになってベットから出た俺の下半身には・・・

「こ、これは・・・もしかしなくても・・・オムツだよな?」


た、確かに意識が無かったし・・・身動きがとれない状況だったから頭では理解できるけど・・・


「ぐぁ~~前世+10歳でオムツって・・・これは精神的にきつい・・・」


「は、早く着替えないと・・・」


俺は多少ふらつく身体(怪我は治ってるがまともに飯を食っていないのと数日身体を動かしていなかったため)で自分の下着と上着をだし何とか着替え部屋の外へと向かった・・・

部屋を出て俺がまず向かったのはトイレ!

「記憶じゃ判ってるんだけどコレは・・・」


やっぱり洋式便所・・・しかも水洗・・・


「本当にココって異世界だよな?」

服もそうだけど・・・部屋とか、食べ物の生活レベルからすると西洋風ファンタジーの王道「中世ヨーロッパ」16世紀~って感じだったのに・・・

「まあ、魔法か何かでどうにかしてるのかね~」


でも、水を流すのはトイレの上にあるタンクに付いてたひもを引っ張って必要分流す方式だったよな・・・本体は石で便座とフタが木?おなじみの陶器やプラスチック系じゃないよな・・・


まあ、そんなことよりも・・・出す物を出してすっきりしたら猛烈に腹が減ってきた・・・


台所は・・・こっちだったよな?


「アレン、どうしたの?」

「あ、母さん・・・お腹が減って・・・」


「そうね~ずっと寝てたからね~、今何か用意するからそこに座ってなさい」


「は~い」


ん~やっぱり見た感じ技術レベルと素材レベルというか・・・どうにもちぐはぐな印象がぬぐえない・・・


母さんが何かを暖めてる銅鍋はコンロでだけど・・・なぜ調理用の窯が一緒に存在してるんだ?

それに・・・野菜を洗ってるシンク・・・上下水道完備って・・・

そのくせ盛りつけ用の食器は木製品オンリーで陶器や磁器は無いし、ガラスは見た感じ窓しか使われてないんだけど・・・

記憶をたどっても見たことがないな・・・さすがにナイフとフォークは金属製だしスプーンは木製と金属製両方有ったみたいだけど・・・何で箸もあるんだ?


「アレン・・・きょろきょろしてどうしたの?」

「残り物だけどシチューを暖めなおしたし、サラダとパンにチーズと少しだけどお肉に卵があったから目玉焼き乗せチーズハンバーグを作ってるけど・・・」

「我慢できないなら先にシチューとサラダでパンを食べておく?」


「イヤなんでもないよ・・・そうだな~先に少し食べても良いなら食べたいです。」


「・・・まあ良いわ、じゃあシチューとサラダを先に出すから冷やし箱からパンとドレッシングを出してちょうだい」


「は~い」


ん~冷やし箱・・・これって冷蔵庫だよな?電源もないのにどうやってるんだ?それにやっぱり木の棚?箱?だよな・・・まあ、考えるのは後にして・・・



---がちゃ---



え~っと・・・パンにドレッシングっと・・・


お!マヨネーズがあるな・・・なんだか黄色く塗った木の容器に入ってるけど・・・確かにマヨネーズって書いてあるし・・・


「アレン、パンは上の棚ドレッシングは青い容器よ!お腹がすいてるなら早くなさい」


「は~い」

俺は素直にマヨネーズの隣にあるドレッシングと書かれたラベルの貼ってある容器を出し、上の棚からパンを2個出した・・・


「はいシチューとサラダよ、もう少ししたらチーズハンバーグも出来るからね~」


そこへ居間からレーシア様が現れて、「ミューズさん、私はそろそろ帰らないと・・・」


母さんが少しあわてて「あ!レーシア様・・・お茶のおかわりを用意しに来たのに放っておいてしまって申し訳ありません」


「お!アレン君も食欲が出てきたようですね・・・」少し顔をほころばせたレーシア様・・・


あわてて俺も「済みません、2~3日ほとんど何も食べずに寝ていたので・・・」


「いえいえ、食欲が出てきたのは身体が良くなった証拠ですから食べ過ぎない程度にきちんと食べないとダメですよ」顔はほころんでるけど・・・目だけちょっと真剣というか怖いですよ・・・レーシア様・・・


「レーシア様、もしもお急ぎでないならばミーアもそろそろ起きてきますし、少し様子を見ていただきたいのですが・・・」

「完治してるとは思うのですがさすがに滅多にない高熱でしたから・・・」っと、ちょっと心配顔で母さんが言うと


「そうですね~」少し考えた顔のレーシア様が「まあ、治療院の方は副院長も今日は居ますから大丈夫でしょう・・・もう少し居てミーアちゃんを見てから戻ることにしましょう。」


「申し訳ありませんレーシア様、それではお茶のおかわりをお持ちしますので居間の方でお待ちいただけますか?」


少しバタバタしていた母さんだったがレーシア様が居間に戻った後お茶の準備を始め、ちょうど焼き上がった俺の目玉焼き乗せチーズハンバーグを出してくれながら・・・


「アレン、それじゃあ私はレーシア様にお茶のお代わりをお出しした後少しミーアを見てきますからゆっくり食べるんですよ」

もぐもぐ・・・ごっくん「はい、母さん」


俺の返事を聞いた後レーシア様の居る居間へ母さんは戻っていった・・・


シャクシャク・・・もぐもぐ・・・

しかし・・・コレ美味いぞ!!「うめぇ~」


ザク・・・もぐもぐ・・・


空きっ腹だったのでがつがつと飯を喰いながらこの世界について時代等考察を進めてみる。


ん~時代的に18世紀後半~20世紀前半って感じか?


冷蔵庫って一般家庭に普及したのは昭和だよな?確か授業で「家庭の三種の神器だったかなんだかで・・・戦後の時代あたりで習った気がするんだけど・・・」


とりとめもなく時代考証をしていると・・・



---かちゃ---


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ