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新世界での生活  作者: 投稿初心者
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001 ココハ?・・・

予約投稿!どうなるか実験中です。

第1話 ココハ?・・・


気が付くとベッドに寝ていた・・・


「知らない天井だ・・・」


って・・・ん?あれ・・・なんだか見たことが有るような気が・・・と言うか見慣れてる気が・・・


ココハ・・・俺の部屋だ!


ん~・・・だが・・・何か違和感が・・・ベットの脇にいた外国人から声をかけられる・・・


「気が付いたのねアレン・・・」

「心配したのよ!」

「まったく、ミーアを助けるためだからって勝手に山へ薬草を採りにいくなんて・・・」

「ゴバックさんがグランドベアに襲われてるあなたを助けてくれなかったら死んでいた所よ!」



・・・


・・・


???状況が判らん!


アレン?ミーア?ゴバック?誰だそりゃ!


・・・つうか・・・この外国人さん日本語上手いな~・・・

って、日本語?何か感じが違うけど・・・何で俺に判るんだ?

それにさっき出てきた人名?知らないはずなのに・・・あれ・・・なんだか知ってるような気が・・・


・・・


アレンって俺の名前だ!・・・でもアレ?俺の名前って・・・


・・・


違う名前があったはずなのに・・・ダメだ、思い出せない・・・


それに今はそんなことより・・・「痛ってえ!」


全身が痛くてたまらん・・・


「当たり前です!グランドベアに襲われてその程度の怪我ですむなんて・・・本当だったら死んでいてもおかしくないんですよ!!」

「レーシア様はミーアの治療で今は余裕がないから2~3日は痛みにふるえていなさい!」


「ミーア・・・」って・・・あ!・・・思い出してきた・・・


「ふぅ・・・、ミーアは助かりましたよ・・・」

「あなたが採ってきた薬草をゴーバックさんがちゃんと届けてくれましたからね・・・」


そうだ!妹のミーアが数日前から高熱を出して・・・俺は薬草を採りに山へ行ったんだ・・・


ん?・・・でもちょっと待て!!俺に妹なんて居たか?


アレ?やっぱり違和感が・・・


居たような気がするけど・・・居なかったような気も・・・


あぁ~もう考えがまとまらない・・・体中が痛いし・・・

・・・


「後で食事を持ってきますからそれまでもう少し寝ていなさい・・・良いですね!」


---「バタン」---



ん~~~なんだか色々違和感が有りまくりで・・・

「どうしてこ~なった!」


さっきの外国人の女性「(お母さん)」・・・え?

お母さん?・・・ちょっと待て!

なんだ・・・頭の中で・・・色々な情報が・・・目が回ってクラクラする・・・

本当にちょっと待ってってば!・・・でも意識が・・・



・・・



どうなってるんだ?誰か教えてくれよ!「うぐぅ・・・」

全身の痛みと次から次に思い出していく情報の渦・・・

急速に暗転していく視界の中、俺はついに深い闇に向かって意識を手放した・・・

俺の頭が混乱しだしてから3日・・・

アレからあったことを書き出していくと


①メチャメチャかわいい幼女ミーアがお見舞いに来た!

②教会の治療院の院長レーシア様が俺の怪我を思念法?(魔法?)で治療してくれた。

③どうやらココハ所謂・・・異世界らしい・・・


「異世界か・・・」

俺は途方に暮れながら起こったこと考えたことを反芻し始めた。






昨日俺が意識を取り戻すと・・・


「見慣れた天井だ・・・」


小さな声で「にいちゃ・・・」

ん?

どうやらベットの脇に誰かが居たようだ・・・


茶髪に心配そうな青い目・・・年の頃は20代前半・・・本当は30代前半だけど・・・ギク!なんだか判らないが殺気を感じたので思考を別の対象に・・・


黒髪にうるうると輝く青い目・・・(メッチャかわいい女児!)幼児・・・4歳くらい・・・あ!妹のミーアだ!!

もう一人はお母さん・・・若干の違和感はあるがこの世界での情報が認識されていく・・・


心配しながらも少し起こった口調で母さんが「目が覚めたのね・・・良かった・・・」

「食事を持ってきても全然目を覚まさないでもう2日ですよ!」



---ぐぅ~~---


「あらあら、言ったとたんにこれですか・・・ふぅ・・・」

「今用意してくるから少し待っていなさいね」

「ミーアはもう少ししたら部屋に戻って寝て居なきゃダメよ!」



---パタン---


小さな声でミーアが「にぃちゃ・・・あじがと・・・ぐしゅぐしゅ」

「ああ・・・ミーア泣かなくて良いから・・・」さっきからうるうると涙をたたえていた妹の瞳から涙がこぼれている・・・

「熱が下がったんだね」「良かった良かった、心配したんだよ・・・」

「にぃちゃの持ってきた薬草でおねちゅしゃがったってかぁ~ちゃがおちえてくりたの」


ん~前世?では妹が居たか判らんが・・・これはかわいい!・・・

「嫁にはやらん!」


「???にぃ~ちゃなに?」びっくりしたような表情で俺に尋ねる妹・・・


「ん?ああ・・・いや・・・何でもないよ・・・」

「ミーアが元気になって良かったって事だ!」

「あじがと・・・(ニコニコ)」涙も止まってにっこり笑うと3倍はかわいい気がする・・・妹だし俺は決してロリコンではないが、やっぱり!(嫁にはやらん!)


---パタン---


「アレン、何ともないと思うけど一応、今日はパンをスープに浸して軽く食べるだけにしましょうね・・・」

「明日になればレーシア様がきて怪我の治療をしてくれると思うから、軽くご飯を食べたらアレンももう少し寝ていなさいね!」


「さあ、ミーアも熱が下がったばかりだしお部屋でもう少し休まないとダメですよ」


「あい、かぁ~ちゃま・・・にぃちゃ、おやしゅみなしゃい」


---パタン---


食事を持ってきた母さんはミーアを寝かしつけるために部屋へ連れて行ったようだ・・・


俺は、母さんが持ってきてくれた木製のトレイに乗ったパンと木皿の中のスープを食べながら今までのことと今後のことを考え始めた・・・


どうやらここは「所謂・・・異世界だよな~」


この世界・・・「ガイアース」での俺のプロフィールは・・・


アレン・ウッド(10歳)

ウッド村の村長ダロイス・ウッド(35歳)とその妻ミューズ・ウッド(32歳)の次男・・・

長男は王都にある全寮制の学園に入学していて夏と冬の長期休暇じゃないと帰ってこないけど、ウイリアム・ウッド(13歳)

長女・・・さっきまでここに居たミーア・ウッド(4歳)

の5人家族・・・


住んでいる「ウッド村」は親戚の領主(父さんのいとこ?)に頼まれてこの世界の父親であるダロイス・ウッドが友人・知人等を集めて開墾を始めた親戚の地方領の辺境部に位置する人口300人にも満たないぐらいの開拓村だ・・・



んでもって今の状況は・・・妹のミーアが数日前から高熱を発したが効能の高い薬草が獣が出る山にしかこの時期無いようで、兄である俺が心配のあまり家を飛び出し採取に向かったが運悪く採取帰りにグランドベアに襲われ・・・以下略って感じらしい・・・


自分のことだけどメチャメチャ違和感がある・・・


怪我したのが原因なのか俺の妄想なのか・・・前世の記憶が一部よみがえってるような思考が存在するのが現状だ・・・

「あ~頭も痛てえ・・・」

「転生とか・・・どんだけ厨二病だよ・・・」



・・・




・・・




「まあ・・・とりあえず現状の把握、情報が必要だよな・・・」


だが・・・現状・・・少し動くだけで全身に痛みが走る・・・


「こりゃ~当分身動きがとれないよな~」


つうか・・・転生の記憶って言っても細かい部分は未だ思い出せないし・・・そんな妄想にとりつかれてるだけで勘違いって線も・・・


そんなことを考えながら腹が満たされたせいか・・・俺はまたしても深い眠りに落ちていった。


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