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200字小説

【200文字】個人の故人

作者: ひのた

「お母さん、泣いてるの?」

 私の呼びかけにも答えず、泣いていた。

「ねぇおじさん。どうやったらお母さんは泣きやむの?」

 そばにいた黒いフードをかぶったおじさんに話す。

「このままで良い」

 母が悲しんでいるのに?

「人が死んだとき、悲しんでくれる奴がいるのは良い事だ」

 おじさんは私の頭をくしゃりと撫でた。

「さて、もういくぞ」

 コクリとうなずき、母にいくことを告げる。


「お母さん、逝ってきます」

 私の言葉は届いたのかな?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] タイトルが固いかもしれない。 [一言] とても悲しい話なのだけど、亡くなった娘さんが、最後あっけらかんとしていて可愛い。
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