瀬に生きる
こんな人間もいるのです
こんな人間もいるのです
こんな人間だって、いるのです
わかっては貰えないかもしれませんが
ロクでもなくても 生きているのです、
悲しみをいわないのは
そんな人間だからです
きっとわたしはそこだけは阿呆でよかったのか
駄目なのか、、
恵まれている、
恵まれているから、
恵まれ過ぎているから
清い悲しみを言えないのです
清い真っ直ぐな悲しみはわたしにはないようです
きっと、欠落しているのでしょう
汚れたぼんやりとしたぼんやりとした
悲しみしかないようです
言葉には出来そうにない
こんな人間も少なくともどこか片隅にはいるのではないかと思っていましたが
言葉は難しい、誤解を生む、それでも
誤解だとだけ、伝えて、
あとは 戯けてみるのです
きっと 欠落しているのです
きっと 阿呆なのだと知っております
けれど それでも、生きてきました
きっと 何処かが壊れているのか
ネジがありますか、ドライバーありますか
油もさして貰えますか
けれど それでも
やっぱり、ロクでもないことは
一番自分が理解しているみたいです
それで充分な片隅のひとりです