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XXXVII 各地に散る

現在西日本へ移動中の霞達

「おーい、霞。部隊の分け方はどうするんだ?」


晴が話しかけてきた。そういえば、言ってなかったか?


「そうだな、今から説明する。まず、北陸。新潟・富山・石川辺りだな。三隊と四隊に任せる。総責任者は百白だな。次に東海。静岡・愛知・岐阜辺りだな。ここは五隊と七隊に任せる。もちろん総責任者は霰だ」

「妥当だな」

「近畿地方は一隊に任せる。頼んだぞ晴」

「任せとけ!」

「中国地方は八隊だな。ツモは頭いいし、なんとかなる」

「…?なぁ、”ツモ”ってなんだ?」

「ん?みんなはさ、霙と霰以外名前2文字じゃん?雨とか晴とか雲とか」

「でもツモって億長 枯凩じゃん。呼びにくいじゃん。最近仲良くなったから、あだ名つけたの」

「…そうなのか」

「もちろん麻雀のツモから来てるよ」


シンプルに千洞のことを忘れていたのは言うまでもない。あいつは千洞が似合っているから、それでよいのだ。


「で、四国は二隊だな。雲は経験あるし、大丈夫だろ」

「あいつ、俺より優秀だからな」

「お?じゃあ、総隊長譲るか?」

「いや、あいつは俺より弱いからな。まだ譲るには早い」

「ま、ライバルが居るのはいいこった」


「最後に九州だな。九隊と十隊だな。いざとなったら霙に九州は任せて、私と雨は行けるしな。ミニフォンには叶わないけど、通信機器渡しただろ?」


私達が開発した通信機器は。まぁ2020年代のスマートフォンと同程度の性能と思ってもらって構わない。


「OK。全員に伝えてくる」

「頼むぞー。総隊長ー」


こーゆー時、総隊長という役は便利だ。



◎●◎●◎●◎●◎●◎



山梨県にて

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「ここから先は別行動だな。頼むぞ、千洞・百白・雹・霰」

「「「はい!」」」「はーい!!」


…霰大丈夫かな。


「じゃ、私達は山梨、長野、岐阜の北側を通って行くぞ」


まぁ、霙がこの辺一回来てるからなんとなくわかってたことだが、どこもあの日の東京と変わらなかった。特に目立つような勢力もなかったし、そのまま京都を目指すことにする。


京都にて

 ̄ ̄ ̄ ̄

「一隊、あとは頼むぞ」

「「おまかせあれ!!」」

「それと、晴。大阪には組織があるらしいから、よろしくな」

「おう」

「次は広島だー!」


広島にて

 ̄ ̄ ̄ ̄

「二隊と八隊、後は任せた。雲、ツモ。よろしくね」

「「はいっ!!」」

「ラストは福岡だー!!」


福岡着陸!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「福岡着いたー!」


実は福岡につくまで、1日かかっていない。みんな身体能力が上がって来て、私のペースに付いてこれるようになった。ま、私は1秒で着くけど。こーゆーのは、みんなで旅をするのが楽しいのである。周りを見れば、かなり復興が進んでいるように見える。少なからず、都市圏にはそこそこの組織があるようだ。


「よーし。みんなー、これから福岡の組織をアジト探しだぁ。いつも言ってるが、基本は友好的にな。簡単に入れたのを見る限り、組織はそんなに大きくないはずだ。臆するなー」

「「「はいっ!!」」」

「なぁ、感じるか?雨」

「あぁ。霞」


そう、最近わかるようになった天使の気配を感じるのだ。九州に入ってから急に大きくなっていた。


「3人目かぁ」

「私は、強ければ何でもいい」

「変わってねぇなぁ」


私達は天使の気配がする方へ、移動するのだった。

西日本編が完結次第、この作品は一度完結予定です。世界編を書くかは、未定です。

各地の部隊の様子は、九州、中国、近畿、北陸、東海、四国の順で公開予定です。


P.S.誤字修正しました

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