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天を駆る怪鳥  作者: LOSAT
プロローグ
5/5

NVS(国家対外局)

ちかちかと光が点滅する廊下を男が歩いていた。

「そろそろ交換時か?」

消えかけの電球を見ながら呟く。

資料を上司へ送るためにオフィスへ向かう。

扉を開けホールに出ると、さっきいた廊下より明るく、その眩しさに目を細める。


大理石でできた大きなホールの中心に、赤い星が特徴的な紋章が掲げられている。


私はエレベーターに乗り、事務室に向かう。

「同志カラマーゾフ」

後ろから声をかけられた。

振り向くと、狼人間(ワーウルフ)のナターリヤ・スミルノワがいた。

「こちら、救世主に関する報告書です」

そう言って彼女は紙の束を手渡してくれた。

「ありがとう、同志スミルノワ。引き続き調査を続けてくれ」

「了解」

デスクに着いて、これらの資料を上司に送った。

NVSで通信水晶のような骨とう品を使っているのは私だけだろう。

資料を水晶に認識させ、本部へ送信した。

「明日は報告か...」

私は少し憂鬱な気分で、仕事をする。


KIS(王国諜報局)所属、ドミトリー・カラマーゾフはナターリア・スミルノワからもらった報告書を処分した。

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