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体育大会 その他競技と昼食

この回は色んな競技をハイライトでお送りするよ。

高「まぁ、一個一個取り上げていたら、ものすげー長くなりそうだから、脇役キャラがでる競技を簡単に書いちゃおう、という事だ」

脇役には厳しく、扱いが酷い作者ですみません。

高「そう思うなら改善しやがれ」

善処はしてある。

ただ、あえてこんな風な事もありかなって思って・・・

高「おい・・・」

ま・・まぁ、取りあえず、今回の書き方は少し違うよ。

高「何が?」

全体はいつもと変わらないが、あえて結果を先に書いてから書こうと思いました。

高「また、そんな意味不明な事を・・・」

と・・取りあえず、本編をどうぞ(汗)


あっ、後、二人三脚の結果を書き忘れていたのでここに書いておきます。

重ね重ね、すみません。



紅 150点  白 150点









長距離走。


結果:普通に2位でゴールしたが・・・


この競技にはEが出場しています。




長距離走はグランド5周の小さな耐久レース。

殆どが陸上部で埋め尽くされる競技だが、そこにEが立っていた。

もちろん、部活などは入っていない。

体力も平凡並みである。

E(これでいい成績を収めれば、カッコイイ事間違いなし)

そんな不純な心で競技に挑もうとしていた。

ちなみに、本人曰く、足は速い方だと言う事。

審「よーい・・・〈パァン!!〉」

ピストルを空に撃ち、競技が始まった。

陸上部の人はグランド5周はアップ程度の事なのか、最初からかなり飛ばしている。

Eはそれについて行こうとしている。



残り1周のところで、陸上の人はラストスパートに出た。

E(負けるかああああああああ)

もう、スタミナはとっくに切れているのに、陸上部の人の前に出ようとした。

幸い、陸上部の人は長距離専門の為、速さ自体はそこまで無い。

Eでも勝てる速さだった。

そして、残り30メートル地点。

Eは3位ですぐそこに2位がいた。

ちなみに、1位はもうゴールしている。

E(こいつさえ・・・こいつさえ抜けば・・・)

もう、スタミナの問題ではない。

Eは完全に足にきていた。

それでも、最後の最後まで諦めず、遂に2位と並んだ。

E(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお)

そして、ゴールラインを過ぎた時、Eは2位になっていた。

E(やった・・・・・・・・あれっ?)

足を止めて止まろうとしたが、足に感覚がないのか、止める事が出来ず走り続けている。

そのまま、観客の所に突っ込んでいる。

E「わあああああああああああああ、退いて退いてええええええええええええ」


ドガッ


そんな声も虚しく、Eは観客の所へ突っ込んでしまった。

不「おい、テメー!!。いい度胸してるじゃねえか!!」

さらに運悪く、ぶつかった相手は喧嘩上等の不良だった。

E「す・・すいません!!」

不「謝って済むなら警察いらねえよ!!。おらっ!!」


ボゴッ!!


E「げふっ!?」

不良の放ったパンチはEをぶっ飛ばし、倒れたEに追撃を浴びさせ続けた。

観客が少し固まって助けが遅れたため、Eは病院送りとなった。




紅 220点  白 200点








綱引き


結果:デブ=NG。


この競技にはCが出場しています。



綱引きは各クラスから数名が出場し、同じ色同士組み合って一本の縄を引っ張りあう。

紅白がお互いに向き合って、真ん中に綱が一本置かれていた。

審判が真ん中に立ち、一度お互いの方を見て確認する。

準備がいいと判断した審判はピストルを天へと向けた。

審「よーい・・・〈パァン!!〉」

開始と同時に、綱はピンと張り、どちらも譲らない状態が続いた。

C「まぁぁぁけぇええぇぇるぅぅぅうぅうぅぅううかぁああぁぁああぁぁぁぁああ」

随分、振動している声で気合いを高めるCだが、それでも綱は動かなかった。

一向に進まない試合。

それは、意外にも観客をとりこにさせていた。

観客だけでなく、出場していない生徒達も応援の声が後を絶たなかった。

その状態が1分続いた。

そして、遂に綱がゆっくりと白の方へ動き始めた。

C「やばい!!。負けてる!!」

懸命に引っ張るが、一人が頑張った所で、複数に勝てる訳がなかった。

C「何か手は無いのか!?」

無駄だと思いつつも辺りを見回すC。

すると、後ろの方に息切れで疲れているデブがいた。

呑気に休んでいるデブを見て、Cは怒りを燃やした。

C「おい、デブ!!。休むんじゃねえ!!」

その瞬間、周りからバカとかオワタと聞こえ始めた。

Cは何?って感じで周りを見る。

そして、視線をデブに戻すと、そこには目を燃やし、怒りに満ちたデブがいた。

デ「僕はデブじゃない!!。ポッチャリ系だゴラアアアアアアアアアアア」

そのデブは今までの疲労がなくなったのか、綱を片手で持った。

その瞬間、C以外の人は綱から手を放した。

C「へっ!?、何!?」

意味も分かるはずのないCは綱を放さない。

デ「うおらあああああああああああああ」

C「うっひゃあああああああああああああああああ!!!???」

デブの一引きで綱は青空へ飛んで行った。

そして、綱と一緒に果てしなく跳んで行くC。

体育大会で捜索願が出されたのはこの学校が初めてだろう。



紅 270点  白 200点







他にも、組み体操、普通のリレー、騎馬戦、棒倒しetc

午前の競技は一通り終わった。


紅 460点  白 540点







午前の競技が終わった高雅達はそれぞれの場所で昼食を食べている。

もちろん、高雅はアリア達と合流し、一緒に食べている。(食事はアリア、レオを除く)

しかし、アリア達は少し目立つため、人気の少ない所で食べている。

ア「はい、コウガ。お茶」

高「ん、どうも」

フ「ボクもお茶が欲しいです」

ア「はいはい」

レ「フィーラ殿。これはコウガ殿が食べるものであって、フィーラ殿は食べてはならないのでは?」

フ「いいのです。コウガ様が何も言わないのでいいのです」

レ「しかし・・・」

高「別にいい。あんまり食い過ぎるのも悪いし、元々フィーラの分まで作っているんだ」

レ「そうか・・・コウガ殿がそう言うのであれば」

フ「では、早速・・・」

フィーラは一つのおかずを集中的に取りはじめた。

ちなみに、それは皆大好きミートボール。

高「おい!!。他のも食いやがれ!!」

フ「これが一番好きです。好きな物は先に取らないと無くなるです」

高「だからって全部取るな!!。俺の分ぐらい残せ!!」

フ「食べ過ぎは良くないです」

高「テメー・・・」

ア「はいはい、落ち着いて。食事ぐらい楽しくしよ」

高「・・・ったく・・・」

?「がっはははは、賑やかだなぁ」

突然、デカイ声を上げながら近づいて来る人達がいた。

高「この声・・・龍子の親父か」

大「覚えとってくれてうれしいぞ、坊主」

振り向くと同時に確認すると、大輔ひきいる杉野家がわざわざ高雅達の所にやって来た。

龍「こんにちは・・・」

ア「こんにちは、リュウコ」

フ「こんにちはです」

レ「こんにちは」

高「それで、わざわざ何か用ですか?」

虎「ちょっとばかし運動していたらあんたらを見つけて、挨拶に来ただけさ」

高「ん?、PTA競技でもあったか?」

高雅はプログラムを確認するが、昼の競技は『何でもあリレー』しかない。

PTA競技などは存在していなかった。

虎「あたしが龍子とそれに出るのさ」

そう指を指しながら言った。

指したのはもちろん、『何でもあリレー』だ。

高「ありなのか?」

龍「一応・・・いい・・・みたいだから・・・」

高「ふ~ん・・・じゃあ、俺もアリアを連れてこようかな」

ア「え!?」

大「何だぁ~、ラブラブパワーってか?」

高「違いますよ。この人じゃなくて、青いリストバンドの事ですよ」

もちろん、それはここにいる青いロングヘアーの天使なのだが。

杉野家では龍子しか理解していなかった。

虎「そのリストバンドとやら、一体どんな仕掛けがあるんだい?」

高「とっておきの仕掛けですよ」

妖しい笑みを浮かべながら曖昧な答えを言う。

虎「あっはははは、そりゃぁ、楽しみだね。そろそろ、こっちもウォーミングアップに戻ろうかね」

そう言って、虎子は一人走り出した。

大「それでは、またな、坊主」

龍「また・・・後で・・・」

二人も後を追うようにどこかに行った。

高「さーって、飯を食う・・・っておい!!!!」

フ「あみゅ?」

高雅が弁当に目を戻すと、既に殆どが食べられていた。

会話中にフィーラに食べられてしまったのである。

フィーラを睨みつけるも、すっとボケた顔をして首を傾げていた。

高「俺の分は?」

フ「コウガ様が食べないので、ボクが全部食べてあげたです」

高「ありがた迷惑だ!!!!!」


結局、高雅はろくに食事を摂る事ができなかった。

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