新キャラ紹介 ②
今日の学校は終業式だった。
なので、学校も午前で終了。
学校帰りに高雅とアリア(人間状態)は緑淵商店街を歩いていた。
高「やっと一学期が終わった」
ア「でも、夏休みと言ったら宿題がどっさりあるのよね?」
高「もう全部終わった」
ア「はやっ!?。てか、いつの間に!?」
高「全ての宿題が夏休み始まる前から配られるからな、適当にやった」
適当と言いつつも全体で9.5割正解している。
ア「ほんと、すごいね、コウガは。何でもできるみたいだし」
高「お前ほどじゃねえよ」
不A「テメーら、誰の許可を取っていちゃついてんだ!?」
久しぶりの不良登場。
ちなみに、数は2匹
不B「見せつけてんじゃねえぞ、おい!!」
高「久々、制裁の時だな」
高雅は指をボギバギ鳴らしながら不良に近づいた。
ア「コウガ、加減はするようn「ぎゃああああああああああ」って、無理みたいね」
高「よーし、片付いた」
高雅は手をパンパンと叩いていた。
高「行くぞ、アリア。晩飯の材料を買って帰るぞ」
ア「待ってよ、コウガ」
アリアは先に行く高雅に小走りで追いつき、再び歩き始めた。
少しの間だけ商店街の注目になっていたが。
夕方、帰宅中。
アリアはブレスレットになり、高雅はチャリを漕いで家に帰っていた。
その途中・・・
?「おい。貴様、止まれ」
ガードマンらしき全身黒いスーツでサングラスをかけた人に声を掛けられた。
高「なんだよ?」
高雅は偉そうな口調に半ギレだった。
ガ「この辺で少女を見なかったか?」
高「見てねーよ。さっさと退け」
ガ「貴様、年上の者と話すとk「うるせえな!!、さっさと退け!!」怪しいな。貴様、誘拐犯じゃないだろうな?」
高「偉そうに止めておきながら人を誘拐犯扱いとは・・・マナーがなって無いのはどっちだよ!!」
高雅は完全にキレていた。
すると、ガードマンらしき人は胸の内ポケットからある物を取り出した。
ガ「正直に言え。そうすれば警察に突き出すだけで許してやる」
それはピストルだった。(注:本物です)
高雅の額に突き付けながら脅す。
だが、高雅は顔色一つ変えない。
すると、高雅はピストルを握り・・・
高「それで勝ったつもりか?」
ベギッ!!
ピストルを圧し折った。(注:本物です)
ガ「何!?。銃を折るだと!?」
高「通してくれるか?。次は脊髄を折るぞ」
高雅の目に、ガードマンの顔はサングラスを掛けても分かるぐらい青ざめて高雅に道を譲った。
高「武器があれば勝てると思うなよ」
そう言い残し、高雅は再び漕ぎ始めた。
家まであと曲がり角一つ。
高「帰って、飯を作って、ゲームやって、勉強して・・・」
高雅は家に帰ってからやることを考えていた。
その時・・・
キキッ!!ーーーーー・・・ドンッ!!
高「おや、事故だ」
最後の曲がり角で衝突事故が発生した。
しかも、人間と車の衝突事故だ。
撥ねられたのは小学生ぐらいの少女だった。
血が溢れんばかり出ていた。
高「やべーな、ありゃ」
すると、止まった車のエンジンが再び鳴りだした。
高「まさか・・・ひき逃げする気か!?」
高雅の予想通り、車は猛スピードでその場から逃げた。
高「・・・青のランエボの54-54か」
高雅は車の種類とナンバーを暗記した。
高雅は撥ねられた少女に駆けよった。
高「おい、大丈夫か!?」
?「・・・はぁ・・・はぁ・・・」
高「すげ、意識もあるし呼吸もしてる。これなら救急車を呼ぶだけでいいな」
?「・・・だ・・ダメ・・・」
高「ん?、何でだよ?」
高雅は冷静に聞いていた。
普通、ダメと言っても救急車を呼ぶのが当たり前だが、高雅は理由を聞いた。
?「ど・・・どうせ死ぬの・・・」
高「何でだ?。そりゃ、大量出血で死ぬ可能性はあるけどさ」
?「ち・・・違う・・・・・・ガン・・・なの・・・」
高「ガンか・・・でも、もっと生きたいと思わないのか?」
?「でも・・今日・・・命日なの・・・だから・・・む・・・だ・・・」
高「・・・・・・・」
高雅は黙ってあたりを見回し、人がいないことを確認した。
高「なあ、もし生きれるなら生きたいか?」
?「・・う・・・・ん・・・」
少女は弱弱しく頷き答え、意識が消えた。
高「なあ、人間の寿命を延ばしたら砂になって消えるなんてことないよな?」
ア「どこの死神になったの?。そんなルールは存在しないよ」
高「だったら、話は早いな」
アリアが契約の力を発動し、高雅は双剣の先を少女の真上から向けた。
すると、剣先から水滴のようなものが溜まり、少女の胸の上に落ちた。
その瞬間、少女の傷が再生していった。
高「血もちゃんと再生させたし、死んだ細胞も再生し、ついでに活性の力で強くしたし、文句はないだろ?」
ア「もちろん。で、この子をどうするの?」
高「当てがある。そこにまずは連れて行く」
高雅は双剣を腰に挿し、少女を背負った。
当然、当てというのはあのガードマンのことである。
などど説明している内にもう着いていたりする。
もちろん、速度の力を使った訳だが。
高「おい、テメー」
ガ「ひっ!?、何ですか?」
高「さっきまでとは態度が豪く違うな。取りあえず、こいつ」
高雅は首で自分の背中を見せるように促した。
ガ「か・・・香凛お譲様!!」
ガードマンはすぐに高雅から香凛を受け取った。
ガ「ああ・・・もう・・・お亡くなりに・・・」
高「ちなみに、生きてるぞ」
ガ「へっ!?」
高「後、ガンも治ってるから」
ガ「な・・・何でガンのことも!?。大体、治ったってどうやって!?」
高「どうにか、してだ。じゃ、俺は腹減ったからもう帰る」
ガ「ちょ・・ちょっと・・・」
ガードマンが言う前に高雅は既に消えていた。
ガ「何だったんだ、あの学生は?」
ガードマンだけが理解することができなかった。
あんまり説明できてない気が・・・。
取りあえず、次回は香凛の家族を出そう。