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新キャラ紹介 ①

あれから何日か過ぎた。

高雅は暑い夏にも関わらずに、いつもの木陰で昼休みを過ごしていた。

高「あぢ~。何で夏はこんなに熱いんだよ~」

ア「だったら教室に居ればいいじゃない。クーラーが効いてるのに」

あっ、ちなみにアリアは人間状態です。

高「人間といた方がもっと暑苦しい」

ア「もう慣れてるくせに・・・ねえ、コウガ」

高「何だよ?」

ア「私をリュウコに貸すの・・・止めてくれる?」

高「何でだよ?。着替える時とかめんどくさくねえし、杉野との関係も深まるじゃねえか」

ア「それでも・・・私、コウガと離れるのが嫌」

高「なっ!?・・・そんなこと言われると恥ずかしいだろ!!」

そんなこと関係なしにアリアは高雅の手を取って頼んだ。

ア「お願い。私のわがままを聞いてよ」

高「・・・・・・」

高雅は目を逸らし、少し考えてから答えた。

高「・・・分かったよ。好きにしろ」

ア「ありがとう、コウガ///」

高雅は見えていなかったが、アリアは顔を少し赤くしてとびっきりの笑顔だった。

ア「ん?・・・あれは・・・」

アリアは何かがこっちに向かってくるのに気づいた。

それはよく知っていたのでアリアはすぐにブレスレットに戻った。

A「ぜぇ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・見つけたぞ崎村!!。俺はお前に一つ聞きたいぞ!!」

それは皆お馴染、購買部のAだ。

高「俺の視界から5秒以内に消えろ。暑苦しい」

A「ふふふふ。果たしてこれを見た後に同じことが言えるかな?」

するとAは手の甲を見せた。

そこには、契約の証が描かれていた。

A「どうだ!!。さあ、これを見た感想は!?」

高「俺の視界から5秒以内に消えろ。暑苦しい」

A「おい!!、一字一句間違ってねえじゃねえか!!。大体、少しは驚けよ!!」

高「そのタトゥーが俺と何の関係がある」

A「とぼけるな!!。お前も似たタトゥーがあるじゃねえか!!。つまり、お前も俺と同じだ!!」

高「じゃあ一つ問う。天国と地獄、どっちの使いと契約した?」

A「えーっと・・・天国だ。いいだろう?」

高「・・・っち。地獄だったら秒殺してやったのによ」

A「おい!!、聞こえているぞ崎村!!。お前が調子に乗っていられるのも今日で区切りにしてやる。行くぞ、タイト!!」

するとAの腕に付いてあった赤いミサンガが人間の姿になった。

A「紹介してやる。俺の使いのタイトだ」

現れたのは侍風の赤髪の男性だ。

タ「お初にお目にかかる。拙者はタイトと申す。お主は何と申す?」

高「崎村高雅だ。しかし、お前も不運だな」

A「どういう意味だ!!。大体、お前はリアクションが違いすぎるぞ!!。もっとこう・・・どうやって知りあったとか、かっこよくて羨ましいとかさ」

高「さーて、そろそろ授業が始まるな。俺は戻るぞ。独り言は程々にしとけよ」

A「ふざけるな!!。こうなれば・・・作者!!、俺の回想シーンへ突入だ!!」

えー、脇役キャラの回想なんてつまらねえだろ。

A「頼む!!。俺の感動の回想シーンを!!」

・・・わかった。軽く書きましょう。

A「Thank you very much!!」

高「無駄に発音がいいな。さすが5位」








ある夜の公園だった。

そう、俺(A)は夜の公園を散歩していた。

その時だった。公園で女の子が一人でいたのだ。

俺は一人は危ないと思い、声をかけようとした。

だが、手が遅れてしまい、その女の子は不良共に囲まれてしまった。

ここで逃げたら男がすたると思い、俺は不良に喧嘩を挑んださ。

当然、俺の力は脇役すぎて勝てなかった。

だが、女の子を逃がすことはできた。

俺はここでやられてしまうと思ったよ。

その時、その人は現れた。

不「何だ、テメーは?」

タ「・・・拙者は悪人を斬る者だ」

あの時は揺るぎない正義感がオーラとして見えたね。

その威厳、マジで凄かった。

その人が剣を一回だけ振るうと不良共の髪の毛を一本残らず斬り落とした。

その動作、マジで見えなかった。

不良はそれにビビり、逃げて行った。

その様態、マジでダサかった。

するとその人は俺に近づき、こう言ったのさ。

タ「お主の善なる行為、見事なり。我と契約を結んではくれぬか?」

俺は迷わず契約したさ。

へっ、契約の意味分かってんのかって?。考え過ぎはよくないぜ。

そして俺は手の甲の模様を見た時に真っ先に崎村のことを思った。

あいつも同じようなものがあった、と。

つまり、崎村が主人公ならば俺と同じ。そう、俺は主人公の力を手に入れたのだ。

俺も主人公最強になれたのだ。

フフフフフ・・・ハハハハハハハハハ・・・






回想終了っと。

A「どうだ!!、俺の感動の回想は!?」

高「つまり、前半部は幼女をさらおうとしたら不良共に先取られて、取り返そうとしたら幼女が逃げて、ついでにボコられて、そこの侍さんに都合のいいように解釈された訳か。んで、後半部は自惚れだな」

A「おい!!、どこからそんな解釈ができるんだよ!?。超感動もんだろうが!!」

いや、普通に感動ものじゃありません。

しかも後半部はあってるし。

タ「主よ、そんな邪心を持っていたのか?」

タイトがAの背中に刀を突き付けて問う。

A「待て、タイト!!。そんな訳ねえだろうが!!」

タ「問答無用!!。その歪んだ信念、拙者が立ち切ってやる!!」

A「ちょ・・・ここは公共の場だ。刀はやめ・・・ぎゃああああああああああああああああああ」

タ「逃がすか!!」

Aは全速力で逃げ出した。

タイトも、すかさず追う。

高「あの侍、騙されやすいだろうな」

ア「それよりも早く戻ったら。もうすぐチャイムが鳴っちゃうよ」

高「はぁー、やっぱサボろうかな」

ア「何でそうなるの?」

高「あいつでテンションが下がったから」

ア「元々、テンション無かったよね?」

高「気にしたら負けだって何回も言わせるな。帰ってレオとじゃれるか」

ア「全く・・・コウガは・・・」

結局、高雅は早退した。


あの後、Aの体はセロハンテープでくっ付けられてあり、その姿で午後の授業を受けた。

・・・普通、死んでるけど、作者の力で生かしてあります。

・・・ツッコまないでください・・・

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