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天獄戦争編 その8、気持ち

地面が火の海に化している中にドラゴンは立っていた。

夕日と共に見るその景色は橙色一色だ。

高「取りあえず、あのドラゴンに静寂の力でも打ち込んで大人しくさせた後、頭におる現実逃避中のダメ親を打ちのめすか」

ア「そうよ。娘が恐ろしいことを見せつけよ!!」

高「俺の毒舌はスルーかよ。それに、娘って恐ろしいものか?」

ア「そんなことはいいから行くよ!!」

父「キングレックスよ。奴を倒すのだ!!」

キ「グオオオオオオオオウウウウウウウウウウ」

空へ雄叫びを上げると小隕石が次々と振りかかって来た。

高「創造の力か。じゃあ、パクらせてもらうか」

高雅も空へ剣をかざすと小隕石を降らせた。

お互いが出した小隕石は次々と空中でぶつかり合い、砕け散った。

小粒まで小さくなった石が火の海に降り注ぐ。

高「今度はこっちから行くぜ」

高雅は片方の剣を空高く投げ上げた。

父「何だ一体?」

アリアの父親もドラゴンも投げた剣を目で追う。

それが高雅の狙いだ。

高「こうまで上手くいくと情けないな」

高雅は既にドラゴンの腹の下に潜り込んでいた。

高「これで黙っとけ!!」

静寂の力を最大まで溜めこんだ剣を腹へ突き刺そうとするが・・・


ガキン!!


高「っ~~~!!」

刺さることは無かった。

高「うう・・・かてーな。腕が痺れる」

父「ははははは。そんなことはお見通しだ。キングレックスの体は活性の力で鉄壁になっておる」

高「だが静寂の力が入っているはずだ。もうこのドラゴンは動けない」

父「甘い考えになったな、ディバイトよ」

高・ア「ディバイト!?」

その言葉に二人は隙を見せてしまった。

父「今だ、キングレックスよ!!」

ドラゴンは自分の腹にめがけて炎を吹いた。

高「うわっ!?、あぶねえ!!」

咄嗟に盾を創り炎を吸収した。

高「静寂の力が効いてない!?」

父「貴様の力はこっちの静寂の力で中和してある。まさに絶対防御」

高「マジかよ・・・ちなみに、俺の攻撃はまだ続いていたりするぜ」

父「何だと!?」

高雅が最初に投げた剣はアリアの父親に頭上めがけて落ちてきていた。

すると、ドラゴンが炎を吹くのを止め、頭を動かし剣を避けた。

父「キングレックスの知力は人間の1万倍とも言われておる。そんな行動などキングレックスの前では無意味だ・・・おや、どこに行った?」

高雅は落ちて来た剣を取り、いったんビルの屋上に隠れていた。

高「厄介なドラゴンだな。一体どうすればいいのだか」

ア「ねえ、虚無の力って契約解除以外に使えないの?」

高「感じた限りじゃ全てを無に変えるって感じだったな。もしかしたら敵の力を消すこともできるかもな」

ア「だったら真の契約をつk「ダメだ」どうして?」

高「またキスをしなくちゃならねえんだぞ」

ア「そ・・・それはそうだけど・・・このままじゃ勝てないかもしれないよ」

高「まだ決まった訳じゃない。大体、俺とキスなんて嫌だろ?」

ア「そ・・そんなことはn「それは使いだからだろ。もっと自分に素直になれ」だ・・だから・・・」

父「見つけたぞ!!」

見つけると同時にドラゴンがビルにパンチをした。

支える力を失ったビルは崩れ落ちてゆく。

高「うわとととと・・・」

バランスを崩した高雅は無防備だった。

ア「コウガ、危ない!!」

隙を突いたドラゴンは高雅を尻尾で巻きつけようとしていた。

高「なっ!?・・・ぐわ!!」

力強く巻きつけられた高雅は双剣を落としてしまった。

ア「コウガ!!」

アリアは人間の姿になり、高雅に近づいた。

高「バカ!!。来るな!!」

ア「え!?・・・はっ!?」

アリアが気づいた時には既にドラゴンの手が間近に会った。


ドゴッ!!


アリアはもろに喰らい、500メートル先のビルまで吹き飛ばされた。

ア「がっ・・・」

ビルに叩きつけられたアリアは地面に落ち、気を失った。

高「アリアーーーーーーーーーーー!!!!」

父「今度はこっちの番だ。殺れ、キングレックスよ」

ドラゴンは尻尾を大きく振り回した後・・・


ドゴーーン!!


巨大な砂煙を上げながら地面に叩きつけた。

高「ぶはっ・・・」

高雅はあまりの衝撃に口から血を吐いた。

高「ぎ・・・が・・・・が・・」

絶大な痛みにまともな声を出すことができない。

父「王に逆らう哀れな者よ。死んで償うがよい」

ドラゴンは再び尻尾を振り上げ、アリアがいるビルの方へ高雅を投げた。

高雅もビルに叩きつけられ、地面に落ちた。

高「あ・・が・が・・ぐ・・・」

辛うじて意識が残っていた。

高「う・・ぐ・・・・ぶえっ!!」

喉に残っていた血を全て吐き出した。

高「はぁ・・・はぁ・・・普通は・・死んでるよな・・・・やべー・・・体中の感覚がねえ・・・・痛みを通り越してるのか・・・・」

高雅は残っていた力で首を動かした。

その先には手の届く距離にアリアが眠っていた。

高「・・・・何で俺ってこんなことしてんだろ・・・」

ふと思った疑問は高雅の意識を遠のかせるものだった。

高「親が・・・こいつを送って・・・・巻き込まれたんだよな・・・・こうなることを・・・・・・親は・・わかってたんだろうか・・・・・俺を・・どうにか殺して・・一緒に・・・なりたかったんだろうか・・・・・それなら・・・もう・・がんば・・る・・ひつ・・よ・・う・は・・・・・」

高雅はゆっくりとまぶたを閉じていった。

ア「ち・・違う・・・」

高「!?」

高雅は重い瞼に関わらず目を一瞬で見開いた。

目先にはアリアがこっちを見ている姿があった。

ア「そんな訳ない・・・よ・・私は・・・・コウガの・・人生を・・・・見直させ・・・るた・・めに来た・・・のよ・・・」

高「おか・げで・・・死に・・・かけだ・・・けど・・・」

ア「・・・・・ごめんなさい・・・・」

高「・・・いまさ・・ら・・あやま・・・て何に・・・なる・・・」

ア「そうだ・・・よね・・・・・私ね・・・・ふぁーす・・・・・ときす・・コウガ・・・・でよかった・・・」

高「え・・・・」

ア「だって・・・・コウガの・・こと・・・s「よっ」・・・」

アリアの声は神出鬼没キャラによって消された。

ロ「どうした?。油断してやられたか?」

高・ア「・・・・・・・・」

ロ「大丈夫だ。その目つきは回復してくれってことだろ。まっかせとけ」

ログナは勝手に解釈して高雅とアリアの傷を再生した。

すると高雅とアリアはすぐに立ち上がり・・・


バゴッ!!


ロ「んが!?」

高雅はログナの頬に右フック一発喰らわせた。


バシン!!


ロ「んぎょ!?」

アリアはログナの頬に左ビンタを喰らわせた。

ログナの両頬にはパーとグーの後がくっきり残っていた。

高「出るなって言ったはずだろうが!!。俺の音声を聞いてなかったのか!?」

ア「空気読んでよ!!。まったく!!」

ロ「ご・・・ごめん。マジでごめん。聞いてる途中で疑り深いお譲ちゃんが襲いかかって来て最後まで聞いてなかったんだよ。後アリアっちの方は・・・・意味不明」

高「まあ、お前の神出鬼没スキルのお陰で助かったからこれで済ましてやる」

ア「私は許してないけど・・・」

高・ロ「へ!?」

アリアは片腕を剣に変え、ログナに向けた。

ア「あなたは恋する乙女の敵よ!!!」

アリアはログナに襲い掛かった。

ロ「ぎゃあああああああああああ。第2回があったかあああああああああああああ」

ログナは全力疾走で逃げて行った。

高「アリア、追うなよ。優先順位を考えろよ」

ア「わかってるよ」

アリアは追わずにログナの背中を見ていた。

高「とにかく、空気になってる敵さんを倒すぞ」

ア「でも、どうやって倒すの?」

高「出し惜しみせずに真の契約を使うか?」

ア「どうして疑問形なの?」

高「俺は別にいいけど。お前はどうなんだよ・・・その・・・キスするの///」

高雅は目を逸らしながら言った。

ア「いいよ」

高「きっぱり言ったな」

ア「だって、さっきも言ったでしょ。ファーストキスはコウガで良かったって」

高「どういう意味だよ?」

ア「だから、コウガのことがす・・・・」

アリアはたった二文字の言葉を考えるだけで顔が赤くなった。

高「す?、何だよ?」

ア「す・・・す・・・・・すごくかっこいいからだよ。そんな人とキスしたら誇らしいでしょ?///」

高「そんなもんか?」

ア「そんなもんなの。だからほら・・・」

アリアは目を瞑って顔を近づけた。

高「なんか納得いかねえな。まあ、やっていいってことだよな」

高雅はアリアの肩を持ち、優しく唇を重ねた。

前回同様、アリアは光り輝き何も変わらない双剣になった。

高「さあて、わざわざ待ってくれている敵さんを倒しますか」

ア「私達の本当の力を見せてやろうよ」

高雅はドラゴンの所まで一気に駆けた。





☆おまけ☆


駆けている途中、アリアはこんなことを思っていた。

ア(どうして好きって言えなかったのだろう。どうしてあの時は言えたんだろう。結局ログナに邪魔されたけど・・・。でも、言うことができていた。違いは何だったんだろう)

ア「・・・恋ってほんと複雑・・・」

高「なんか言ったか?」

ア「な・・何でもないよ」

高「そうか。ちゃんと次回は集中しろよ。一気に倒すからな」

ア「わかった」


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