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天獄戦争編 その6、早とちり

無事、旅行から帰って来ました。怪我もなく微妙な一週間でした(笑)。

光が消え、現れた高雅に変わった様子は見ては分からない。

アリアも契約の力と全く同じ双剣だ。

高「すげー、どんどん頭に力が浮かんでくる」

ア「・・・・・・・・」

高「もしもし、アリア。聞いてるか」

ア「へ!?・・・え!?・・・ふ・・ふえ!?///」

高「落ち着け!!。そんなに焦るとこっちまで恥ずかしくなる。せっかく、前話をかっこよく終わらせたのに」

ア「ごごごご・・ゴメン///」

蒼い剣は少し赤くなっていた。

高「とにかく、まずはあいつらを止めるぞ」

ア「う・・・うん。わかっちゃ」

高「・・・大丈夫か・・・」

すると、あの召喚したでか亀が消え、潰されてたものが高雅に向かって来た。

ラ「よくもやったわね!!」

シ「ぶっ殺してやるぞー!!」

敵軍が次々と攻撃を構えて向かって来た。

高「じゃあ、手始めに・・・」

すると、高雅は何かの衝撃に耐えるように片足を後ろに出し、片手で両刀を持って、空いている手を前に出した。

高「虚無+波動+静寂の力!!」

すると、高雅の出した手から目には見えない巨大な波動を出した。

それは、前にいるもの全てに当たるような大きさだ。

ラ「う・・・何?。あれが攻撃?。まるで赤子に押されるようだったわ」

実は、波動の力は形が小さく、かつ力が強いほど威力が上がるもので、巨大すぎるものは威力が激減する。

当然、高雅はこのことを踏まえている。

ラ「さあ、止どめよ・・・あら!?、力が・・・はい・・らない!?」

突然、高雅に攻撃しようとした使い全員が倒れた。

それだけではない。それ以外の使いも天国兵も無理やり洗脳したと思われる緑淵高校の人達も、あろうことかメビーまでも倒れていた。

ラ「な・・・何をしたの・・・」

高「テメーらには最大の静寂の力を与えた。そして、緑淵高校人あいつらには虚無の力を与えた」

ラ「きょ・・・虚無ですって!?」

ラビリンスはありえないような顔をした。

高「もう、お前らの契約は消えているはずだろうな」

ラ「お・・・おのれ・・・」

高「もう、お前らには用は無い」

高雅はもう一人倒れている元へ歩み寄った。

高「おい、総司令官・・・いや、ディバイトの場所を言え!!」

メ「う・・・・うるゅしゃいのでしゅ!!。まだ負けてないのでしゅ!!」

高「この期に及んで何を言う。さっさと言え」

メ「死んでも絶対言わないのでしゅ!!」

高「これ以上話しても無駄か・・・」

高雅は目をつぶり力を溜め始めた。

高「破壊+波動の力」

すると、高雅を中心に円状に波動が伝わった。

そして・・・


パリパリパリパリパリ・・・・


使い達の命である宝石が次々と壊れていく。

メ「にゃ・・・にゃんだとーーーーーーーーーー」

高「あばよ、ちゃんと宝石壊したからもう会うことはないだろう」

メ「ち・・・・ちゅくしょーーー・・・」

メビー、その他の使い消滅。

ちゃんと緑淵高校の人達は生きている。

ちなみに天国兵も生かしてある。

高「終わったな。戻っていいぞ、アリア」

高雅がそう呼びかけるがアリアは返事をしない。

ア「ポカ~ン」

高「なに口に出して言ってんだよ。早く戻れよ」

ア「へ!?・・・・う・・うん」

アリアは人間の姿に戻った。

高「まだ顔が赤いぞ。早く落ち着けよ」

ア「だ・・・だって・・・私の・・ファーストk「だーーー!!、それを言うな!!。俺が悪かったから!!」え!?・・・」

高雅はそれ以上は聞きたくなく、無理やり割り込んだ。

高「そうだよな。ファーストキスは大切な人・・・いや、天使か、としたかったよな。天使も人間と同じ考えだとは知らずに悪い!!」

高雅は深々と頭を下げた。

ア「そ・・そんなことは・・・・・・ないよ・・・///」

高「え!?」

高雅は顔を上げてアリアを見た。

アリアは自分が言ったことにふと気付いた。

ア「だ・・・だから、契約者と使いの仲なんだからいいよ。仕方がなかったんだし許してあげるよ」

高「・・・・いや、許されるわけねえ」

ア「へ!?」

高「そんな理由で俺とのキスをいやいやさせてしまった。これほど重罪なことはねえよ」

ア「べ・・・別に嫌じゃ・・・」

ロ「はいー、空気ブレイカーの俺登場!!」

ログナが前振りもなく乱入した。

ア「・・・・・」

ロ「え、何アリアっち?。そんな空気読めよ的な目で見ちゃって」

蓮「すごいね。敵をあっという間に倒しちゃった」

高「はは、そうだな。だけど、目的が達成できなかった」

ロ「どうせ、総司令官の場所探しだろ。だったら当てがあるぜ」

高「本当か!?」

ロ「今、緑淵商店街だっけ?、そこが激戦区になってるみたいだぞ」

高「そうか・・・そこに行ってみる価値はあるな」

ロ「ちゃちゃっと行って、総司令官ぶっ飛ばして、こんな戦争終わらせてくれ」

高「ああ・・・あっ!!、一つ頼みがあるんだが」

ロ「何何?」


然然しかじか・・・


ロ「OKOK。絶対行くぜ!!」

高「任せたよ。んじゃ行くぞ、アリア」

ア「うん、分かったよ・・・・」

アリアは落ち着きを取り戻したが俯いており、どこか元気が無くなっていた。

高「どした?。元気ないぞ」

それを覗き込むように高雅が声をかける。

その距離、わずか30センチ

ア「べ・・別に何でもないよ。だだだ・・だから心配しなくても大丈夫だよ///」

それに驚き慌てふためき、顔を逸らすアリア。

高「・・・・やっぱ、ファーストキスは大切だよな・・・」

ア「そうじゃなくt「もういい、何も言うな。とにかく、商店街に行くぞ」うん・・・」

アリアは契約の力で双剣になり、高雅の腰に挿した。

高「さあ、激戦区に向けて出発だ」

高雅は創造の力で空中の所々に足場を創り、速度の力でそこを跳びながら駆けた。

ア(コウガがファーストキス・・・嫌じゃないのに・・・)





一方、こちらは地下室でございます。

中は薄暗く、教室一つ分の広さはあります。

A「あーーー、暇だーーーー」

夢「うるさい。静かにしなよ」

B「腹減った~」

C「ゲームして~」

D「ニコ動見て~」

E「二次元行きて~」

何もない部屋で購買部組はほぼ現実逃避気味になっていた。

夢「たっく、だらしないったらありゃしない」

龍「でも・・・・食料が無いのはちょっと・・・」

凛「そうですわね。一体何日掛かるか分からないですもの」

空腹に苦しみながら会話をしていると・・・


ギイイイイ・・・


全「!?」

突然、扉がゆっくりと開き始めた。

凛「まさか!?、気づかれてしまいましたの!?」

龍「どうしよう!?・・・」

D「ここは俺の出番だ!!!」

Dが調子に乗って扉を引っ張ると・・・

ロ「のわあああああああああ」

D「ぐわっ!?」

ログナがDを巻き添えにして階段を転がり落ちて来た。

ロ「いてててて、手荒な歓迎だな」

凛「あなた、誰ですの?」

ロ「俺っちはコウガっちの味方、ログナーマン!!」

一同、意味不明な顔をしていたが一人だけ理解して爆笑していた。

D「ぶはははは。それ、○イバーマンの真似だろ?」

ロ「おお、知っているのか?」

D「遊○王MADじゃ人気だからな」

ちなみに、何故ログナがこんなことを知っているかと言うと、高雅の家に遊びに行った時に見たからである。

・・・はい、これも即席設定です。ごめんなさいorz。

凛「ふざけないでくださる!!。私達をどうするつもりですの!?」

ロ「落ち着けって。かわいい顔が台無しだぞ。俺っちはさっきも言った通りコウガっちの味方で食料を届けたわけ」

凛「本当ですの?。毒とか入っているのではありませんの?」

ロ「疑り深いお譲さまだな、こりゃ」

凛「そもそも、崎村さんの味方である証拠はどこにありますの?」

ロ「じゃあ、俺っちが敵である証拠はどこにある?。大体、敵だったらお前ら人間如き、すぐに殺すか捕えたりするだろ」

凛「その物の言い方、あなたは人間ではないってことですわよね?」

ロ「俺っちは天国の使いだ。アリアっちと同じな」

蓮「ログナ、大丈夫?」

蓮田が扉からひょっこり顔を出して様子を伺った。

凛「子供!?」

ロ「おう、この通り無傷だぜ。しかし、中々信用されなくてな」

蓮「だったらこれを使って。こうが兄ちゃんから預かった物だから」

そう言って蓮田は小さなバッチをログナに投げ渡した。

ロ「よっと・・・これは、何だ?」

凛「それは、崎村さんのネームバッチ!?。どうして!?」

ロ「だから、俺っちがコウガっちの仲間だからだ」

凛「・・・・・まさか、殺して奪った・・・」

ロ「どうしてそうなるんだよ!?・・・・おや?」

その瞬間、バッチが光り始めた。そして・・・

高「えーあー、上手く聞こえてるかな?」

バッチから高雅の姿が立体映像として映し出されていた。

凛「崎村さん!?」

高「まあ、聞こえてなくても取りあえず用件を言うか」

凛「崎村さん、一体どういうことですの!?」

高「ゴホン、これは俺の声が録音された立体映像つきのネームバッチだ。ちょっと、力を使っていじったわけ」

凛「どういうことですの!?」

高「ちなみに、これは録音なので実際に俺と喋っているわけではない。そこんとこ注意してくれ」

凛「そういうことは初めに言って欲しいものですわ。お陰で無視されてるみたいで腹が立ってしまいましたわ」

高「まあ、どうせ早とちりした姫花が今頃腹を立てていることだろう」

ロ「すげー。予想通りだぞ」

凛「うるさいですわ!!」

高「んじゃ、本題に入るぞ。俺は今から激戦区に行って来る。てか、もう向かってると思うけど。詳しくは、そこにいるログナって言う裏切り者から聞いてくれ」

凛「ログナさん、裏切り者ってどういう意味ですの?」

ロ「ちっがーーーう。コウガっちが嘘を言ってるんだよ!!。おい待て。カッター取り出すなよ。殺気がバリバリ出てるんだけど!!」

凛「崎村さんの仇!!!!」

凛がカッターを振り回しながらログナを追いかけた。

ログナは全力疾走で地下室を出たが、凛は諦めずに追いかけた。

高「どうせ、姫花の早とちりでログナを追いかけまわしてることだろうな」

龍「これって・・・・本当に録音・・・なの?」

高「ちゃんと、ログナとそこにいるはずの子供の蓮田はいい奴だから安心しろ。そいつらが届けた弁当を食いながら戦争が終わるのを待ってろ」

A「よっしゃーーー。飯だーーーーー」

Aに続き購買部組が弁当を取り、むしゃくしゃ食べ始めた。

高「ちなみに、8個の弁当のうち5個にご飯の中にワサビを仕込んでるからな」

購組「ぎゃあああああああああああああ」

購買部組が涙を流しながら鼻を押さえていた。

高「どうせ、腹減った購買部共が最初に取るから上5個に仕込んでおいたが、上手くいった?」

夢「ほんまにリアルタイムじゃないの?」

高「じゃ、俺からは以上。決して外に出るなよ」

すると、高雅の立体映像は消えた。

龍「姫花さん・・・・外に出ちゃったよ」

夢「・・・・そうだよね・・・・取りあえず、弁当でも食べとこうよ」

夢と龍子は凛のことを心配しつつ、もがき苦しむ購買部組を横目に見ながら弁当を食べた。

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