天獄戦争編 その3、見直す高雅
今度は
高雅 VS 巨人(複数)
の戦いが幕を開けようとしていたが・・・
高「逃げるぞ~」
高雅はなにか抜けているような声で皆に言った。
A「おい、剣まで持っておきながら読者の期待を裏切るつもりか!?」
高「テメー、何で勝手に話が変わる間に復活してるんだよ!?。大体、読者の裏を突いたつもりだと作者は思ってるぞ」
高雅よ、フォロー、サンクス。
A「知ったことあるかい!!。だったら俺が戦ってやる」
急きょ変更します。
A VS 巨人(複数)
戦闘開始!!!
A「おい待て、なにマジになってんだよ!!。しかも早過ぎだ!!。うわあ、巨人達がめっちゃガン見してるし」
さあ、読者の期待を裏切らないように戦ってくれ、我らがAよ!!。
A「待ってくれ!!。ゴメン、マジで許してくれ!!」
もう手遅れ。巨人達、突撃。
巨達「グオオオオオオオオオオオオオ」
A「ぎゃああああああああああああ」
Aは全力で巨人達から逃げた。
その光景は、リアル○ごっこに等しいだろう。
Aのお陰で高雅達の視界から巨人達が全部消えた。
高「よし、作者とAが作ったこの隙に、どっか安全な場所へ移るぞ」
凛「でしたら、一階の校長室に地下室がありますわ。校長と教頭がもしもの時に自分だけ助かるように作ってあったはずですわ」
高「この編が終わったら校長と教頭を制裁してやる」
高雅は心に強く誓った。
D「それじゃ、俺が前を行って安全を確認してから来てくr「早く行きますわよ」おい、待ってくれよー」
全員は1階の校長室へ移動し始めた。
ちなみに、高雅達のクラスは3階です。
はい、今考えました。すみません。
行く途中の階段。
高「何も会わなければいいけどな~」
B「おい、フラグ立てんじゃねえ!!」
兵「貴様ら!!、何者だ!?」
階段を下りる途中で天国兵が1人だけ現れ、高雅達に剣を向けて問った。
問いの答えを返すこともなく、兵は理解した。
兵「お前は・・・王に逆らいし者、コウガか!?」
高「ご名答。俺って、天国でも二つの名が生まれてんだな」
C「お前、天国で何やらかしてんだよ!?」
兵「王の誓いにより、貴様を殺す!!」
兵が剣を構えて、駆け上がりだした。
D「へへ、崎村は巨人を倒したんだぜ。お前なんかすぐに倒せるぜ」
高「じゃあ、Dのお望み通り秒殺してやるよ」
すると、高雅はDを持ち上げた。
D「おい、ちょっと待て。これってあの岩男のPAのパクリか!?」
高「ああ。あの岩男のPAだ」
そして勢いよく・・・
高「ガッ○シュート!!!!」
ドガッ!!
投げた。
兵「ぐわっ!!」D「げふん!!」
兵の頭とDの頭が互いにぶつかった。
D「かっこよく・・・ダブル○ーローがよかった・・・がくっ」
兵、ついでにDを秒殺。
高「よし、先に進むぞ」
凛「ふふふ、ざまぁみろですわ」
龍「D君・・・かわいそう・・・」
夢「大丈夫よ龍子。ああいうのは、このために生きているもんよ」
龍「・・・もっとかわいそう・・・」
ちなみに、Dはちゃんと引きずって持って行きました。
ちょっとトラブッたけど無事に校長室に到着。
高「ほんで、姫花。一体どこに地下室の入口があるのか?」
凛「そこまでは分かりませんわ。手当たり次第に探すしかありませんわ」
高「あっ、見つけた」
高以外「はやっ!?」
高雅が絨毯を退けると、そこには石でできた扉があった。
D「よし、俺が開けて確認しよう」
高「お前、早起きスキルあるだろ」
Dが扉の取っ手を掴む。
D「ふんっ、うぐううううううううううううううううううううううう」
Dが顔を真っ赤にしてまで引っ張ったが全く開かない。
D「ダメだ。なんて堅い扉なんだ」
龍「あの・・・これは・・・」
D「ダメだよ。女の子には絶対に無理だ」
Dの言葉を無視して、こんどは龍子が取っ手を掴んだ。すると・・・
ギイイイ・・・
鈍い音をしながらも呆気なく開いた。
そこには暗闇に続く階段が見えた。
龍「引くんじゃなくて・・・押す・・・」
高「よくある、押してダメなら引いてみろの逆だな」
D「・・・・・・・・・・」
凛「かっこ悪いですわね」
D「ザクッ!!」
E「一番乗り!!」
Eは秘密基地に入る子供のようにはしゃいで行った。
高「あいつにはレディーファーストっていう意思は無いのかよ」
凛「崎村さん。もしかすると校長や教頭が入っているかもしれませんわよ」
高「それは無い。二人が入っているなら絨毯で隠されてないはずだ」
夢「それじゃあ、片方が入ってて片方が隠したかもよ」
高「互いに自分の為しか考えてないならその可能性はゼロに等しい。取りあえず、早く入りな」
龍「でも・・・全員が入ったら・・・扉が隠せない・・・」
高「俺は入らねえぞ。ちょっと、探索でもしたいし。それに狙いは俺だろ。俺が暴れまわれば全員そっちを向くだろう」
凛「・・・・・あの、私・・・」
高「一体どした?」
凛「大変申し難いのですが・・・トイレに・・・」
高「緊張の欠片も無い発言だな」
凛「仕方ありませんわ。人間である以上は便意を感じますわよ。ですから、先に入っててもらいますか?」
龍「うん・・・分かった・・・」
龍は地下室への扉を閉めた。
高「俺が護衛してやるよ」
凛「べ・・別にそんなことされなくても大丈夫ですわよ」
高「一応、巻きこんでしまった責任があるんだ。だから、守らせてくれ。な?」
ア「それに、コウガの大切な友達だし」
凛「え!?・・・」
高「誰がそんなことを決めたんだ、おい?」
ア「私に決まってるでしょ」
高「偉そうに言うな!!!!」
凛「し・・仕方ありませんわね。ど・・・どうしてもって言うのであれば友達になってあげてもよろしくてよ」
高「嫌。だから絶縁だ」
ア「二人とも、素直じゃないね」
高・凛「うるせー!!」「うるさいですわ!!」
ア「息ぴったりだね」
高「もういい、俺は行くぞ」
凛「ちょっと、私を護衛するのはどうされましたの!?」
高「そんな約束忘れた」
高雅はすぐに校長室を出た。
凛は絨毯で扉を隠してから高雅を追いかけた。
結局、高雅はあの後に凛の護衛に付いた。
そして、女子トイレに向かう途中。
ア「ほんと、ツンデレだね」
高「お前、顔面一発ぶん殴らせろ」
人のこと言えず、緊張の無い話をしている高雅とアリアに凛が割り込んできた。
凛「崎村さん。前に言った“俺とアリアを殺す”とはどういう意味ですの?」
凛は前回聞けなかったことを聞いてきた。
高「そのまんまの意味だ」
凛「どうして殺されなくてはならないですの?」
高「天国の姫を木刀で殴ったからと地獄の奴らを倒しているからな」
凛「そうだったのですの・・・それを一人で・・・」
高「一人はまた違うな」
凛「え!?、仲間がおりますの?」
高「おらんよ。ただ、アリアがいるから一人じゃない」
ア「コウガ・・・」
凛「そうですわね。一人じゃありませんわね」
ア「そうだよ。コウガは一人じゃないよ。リュウコが友達だもん。もちろん、リンちゃんもね」
凛「わ・・私も!?」
高「だから、勝手に決めるんじゃねえよ!!」
ア「いいじゃない。元々、私はコウガの人生の見直しに来たんだから」
すると、凛は小声で呟いた。
凛「友達に・・・・・・なりたい・・・・」
高「ん、何か言ったか?」
凛「へっ!?・・・・し・・仕方ありませんわね。そこまで言うのであるのならば特別に友達になってあげますわよ」
高「おい、人の話を聞いていたのか?」
凛「さ・・さあ、早く行きますわよ」
高「てか、もう着いたけど」
凛「そ・・・そうですの。なら、早く行ってください」
そう言って凛は顔を見せないように下を向きながらトイレに入った。
ア「よかったね。新しい友達ができて」
高「お前が勝手にしたんだろうが」
すると、高雅は窓の外を見ながら“人間”を思い始めた。
高「・・・・人間って・・・ダメな奴ばかりじゃないんだな。最近、そう思うことが多くなってきたな」
ア「気づくの遅いよ・・・ふふ、やっと見直してくれたね。お陰で疲れたよ」
高「一体何に疲れるんだよ?」
ア「気にしない、気にしない」
高「ったく・・・ッ!?、誰だ!?」
突然、高雅は来た道に向かって声を上げた。
その先には物陰から影が映っていた。
影は高雅に気づかれたせいか、逃げ出した。
高「逃がすか!!」
高雅はすぐに追い始めた。
凛「なんですの一体!?」
凛がトイレを済まし、高雅の声に気づいて慌てて出て来た。
その時だった。
ガラガラガラ・・・!!!
高「なっ!?」
ア「えっ!?」
突如、凛と高雅の間の天井が崩れた。
高「まさか、狙いは姫花!?」
凛「きゃああああああああああああ」
そして、すぐに凛の悲鳴が聞こえた。
高「姫花!?、おい姫花!!!」
ア「コウガ、急いで!!」
高「分かってる!!」
高雅は剣先を瓦礫に当てた。その瞬間・・・
パーン!!
瓦礫が木っ端微塵に吹き飛んだ。
破壊の力によって瓦礫を分子にまで粉々に破壊したのだ。
高「姫花!!、どこだ!?」
元瓦礫のあった先に姫花の姿は無かった。
高「何でだ!?。何で姫花が狙われる必要がある!?」
ア「コウガ!!、あれを見て!!」
高「だからあれじゃ分からねえって前に言っただろ」
ア「窓の外!!。巨人がリンちゃんを連れて行ってるよ!!」
高「何!?」
高雅はすぐに窓の外を見た。
そこには凛が巨人によって連れて行かれていた。
高「あの方向は体育館か」
ア「急いで、コウガ!!」
高「分かってrうわっ!?」
窓から飛び降りようとした瞬間に窓が壁になった。
高「誰かが創造の力を使いやがったか」
ア「だったら破壊するまでよ」
高「はなから、そのつもりだ」
高雅は破壊の力で創造の壁を破壊し外へ出た。
高「姫花、無事でいろよ」
高雅は体育館へ走り出した。
ここは屋上。
そこには、二人の使いとある人物がいた。
?「虹の契約者があの建物へ向かうぞ~」
?「うるしゃい。そんなことは見れば分かるゅのだ」
?「んでさ~、これはどうするの?」
凛「んぐ・・・・んん・」
凛が口を塞がれて捕まっていた。
屋上にいた人物は銀髪の男性と紫髪の少女と凛だ。
?「もちろん、総司令官に送るゅのだ」
?「でもさ~、こいつってあの虹の契約者の友達だってよ~」
?「それは本当なのでしゅか?。だったら利用するゅのだ」
怪しい笑みを浮かべた謎の使い。
次回、神出鬼没の彼が現る。