日常終了のお知らせ
言い忘れていましたが、更新は1週間以内に1回はします。結構気まぐれなので1週間の内に何回するかはコロコロ変わります。
緑淵高校
特に有名な高校ってわけではない。普通の進学校だ。
高雅はクラス替えの掲示板を見て、すぐさま自分のクラスへ向かった。
高「誰もいねえな・・・」
高雅は人に会うのをなるげく避けるため、1時間前には登校している。
高「寝るか」
自分の席に着いた途端、高雅は眠ろうとした。しかし・・・
ガララッ
高「!?・・」
女「へ・・・あ・・おはよう・・ございます」
気の弱そうな女子が入ってきた。
高「・・・これから1年間、俺に話しかけるな」
高雅は脅すように忠告した。
女「へ・・・う・うん・・・」
入ってきた女子は怯えながら頷き、席に着いた。高雅は何もなかったのように眠りに着いた。
キーンコーンカーンコーン
高雅はチャイムの音によって目覚めた。その光景は・・・
高「うわ、カスがいっぱいだ・・・」
つい、口からこぼしてしまった一言。それを聞いていた不良がいた。
不A「ああ、今お前何って言ったか?」
不B「カスはどっちか弁えてんのか?」
高「あーあ、聞こえちゃったんだ」
不良っぽい男2人が高雅に近づく。
不A「おい、調子こいてんじゃねーぞっゴラ!!」
不良の声で教室が凍りつく。
不B「この方は1年の時に不良の頂点にいたお方だぞ。知らねえとは命知らずだな」
高「つまり、世界をろくに見てないで浮かれている馬鹿とその尻に着いて行く大馬鹿ってことか」
不A「んだとゴラ!!」
不良は高雅に拳を振り上げた。
ボゴッ!!
高雅はもろに顔面を殴られた。高雅は勢いによりイスから倒れた。教室がざわめく。
高「・・・・これで防衛が認められるな。制裁を下してやる」
不A「ははは、弱いなおm〈ドゴッ!!〉ふべ!?・・」
高雅は目に見えない早さの蹴りを不良の腹に食らわした。
不B「この野郎、死ね!!」
もう一人の不良はイスを持ち上げた。
高「おいおい、ここは公共の場だぞ。言葉づかい弁えろ」
ドゴッ!!
不B「へぶし!?・・」
高雅の音速パンチが不良の顔面を壊した。
2人の不良は完全にのびた。
高「そうだ、ついでにお前らに忠告してやる」
高雅はクラス全員に聞こえるように喋った。
高「俺と関わるな」
教室は静まりかえった。
ガララ
そこにちょうど良く先生が来た。
先「皆さん、早く席に着いてください・・って、これはどういうことですか!?」
先生がのびている二人を見て駆け寄った。ちなみに、先生は女。
高「俺がやった」
高雅は何の躊躇いもなく自白した。
先「あなたは・・・確か、崎村高雅ね。後で進路指導室へ来なさい」
高「やだ」
高雅はきっぱり断った。
先「はぁ!?」
高「俺、早退します。今日決めるクラス役員とかは適当でいいですよ」
先「ちょっと、待ちなさ・・・・」
先生の言葉が言いきる前に高雅は鞄を取り教室を出た。
帰り道、高雅は自転車をこぎながら愚痴っていた。
高「なんで、不良を倒したら生徒指導室行きだ!?。ふざけやがって。これだから人間ってやつは・・・」
そう愚痴りながら家に帰宅。
高雅は玄関にカギを挿した。すると・・・
?「あなたがコウガって人?」
高「ん、誰だ・・・って!?」
高雅が後ろを向くとそこには
高「う・・・浮いてる!?・・・」
高雅と同じくらいの女性で髪が青くて長い人が浮いていた。
ア「私はアリア。あなたの人生を見直させるためにあなたの親から頼まれたの」
高「・・・はぁ!?」
高雅の頭は意味不明状態。ただ一つ思ったことは・・・
高「こいつは・・・・か○たの類か?」
ア「?、??、???」
アリアの頭の上に大量の?マークが飛んでいる。
高「とりあえず・・・じゃ」
高雅はバタンと音を立てながら家に入った。
高「一体何なんだあれは!?。幻覚か?」
ア「違うわよ。ちゃんとした実態よ」
高「ってうわああああ!?。壁をすり抜けた!?」
ア「当然よ。これくらい私には簡単なことよ」
高「不法侵入し放題だな」
ア「とりあえず、これからあなたと一緒に過ごすわ」
高「勝手に決め付けるな。いくら人間じゃなくても、俺は嫌だ」
ア「こっちにも約束があるのよ。仕方ないけど、無理やりに契約してもらうわ」
高「な・・ちょ・・おま・・・」
アリアは高雅の手を取り、呪文のような言葉を唱えた。その後に目的の言葉を言った。
ア「我とこの者の絆をここに結ぶ」
すると高雅とアリアの胸から光を帯びた紐が出てきた。
高「な・・なんなんだ・・・一体」
二つの紐は結ばれていく。結ばれた途端、消えてしまった。
ア「契約完了っと」
高「おい、何をした!?」
ア「これから、私はあなたの使い、属にいうパートナーね」
高「また勝手なことを・・・・ってなんだこりゃ!?」
高雅の手には羽のような紋章が描かれていた。
ア「それは契約の印。証拠みたいなものよ」
高「お前は一体何者だ!?」
ア「さっきも言ったでしょ。私はアリア。天国の使いよ。あなたの親から人生を見直させるように頼まれたの」
高「証拠はどこにある?」
ア「あなたのお兄さんの名前は勇人君で、お父さんが文夫で、お母さんが紗奈恵でしょ?」
高「な・・・当たってる・・・まさか・・」
ア「だから本当だって言ってるでしょ」
高雅は少しだけアリアの存在を認めようとした。
高「・・・・もう、好きにしろ。人間じゃないなら別にどうでもいい」
ア「よろしくね、コウガ。じゃあ、私は休憩するから」
そういうと、突然アリアは光に包まれた。その光は高雅の腕を包んでいく。
高「うわ!?、今度は何だよ!?」
すると、光が消えていく。高雅の腕には虹色のブレスレットが巻きつけられていた。
ア「この形状が一番落ち着くのよ」
高「形状変化可能ってまじかよ。本物なんて見た事ねえぞ。もういいや・・・・」
高雅は色々聞きたいことはあったがめんどくさいのでまた寝ることにした。
こうして、高雅とアリアの出会いは果たされた。