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絆編 その16、結ばれる絆

長くなってしまったorz

しかし、分けるには分け辛く、文章が少ないw

申し訳ないです。

そして、これが天からの贈り物、最後の話です。

高雅が居なくなって1年が過ぎた。

今、緑淵高校では卒業式が行われていた。

A「・・・・・・・・・・・・・・・暇」

B「うぅ・・・もう別れか・・・皆とも別れかぁ」

C「やだおぉ、もっと楽しみたいよぉ・・・」

D「走りてぇ・・・ぐす・・また購買部に走りてぇよぉ」

E「これが最後かぁ・・・・あぁ、皆とはしゃぎたい・・・」

Aは遠くを見つめ、退屈そうにしていた。

しかし、残りの4人は別れに泣いていた。

A「んで、お前ら進路どうなった?」

BCDE「フリー」

A「高卒でフリーって・・・終わりじゃね?」

B「うるせぇ!!。テメェは2年からいきなり頭が良くなりやがって!!」

C「そのまま名門の大学に行くだぁ?。バカキャラがふざけんじゃねえ!!」

D「お前、変わり過ぎだろ・・・」

E「3年になるぐらいから変わったよなぁ」

A「・・・まぁ、少しだけ面白みがなくなったからなぁ、変に勉強してたし」

そう言って、窓から外を見上げる。

Aは3年生で成績優秀。

今じゃ脳の活性無しでも常にテストは上位にいた。

ただ、一回も龍子に勝つことはできなかったが。

A「それに、俺決めたんだよ」

B「何を?」

A「これからは主人公キャラじゃなくて、主人公の仲間の冷静で強いキャラ目指すって」

C「それさ、裏切ったり死んだりする立ち位置だよな」

A「主人公の次にかっこいいからいいんだよ」

D「この厨二病が。現実を教えてやるぜ」

A「ほぉ、かかってきな」

E「お前の卒業証書を目の前で破ってやらああああああ」

静粛な場所に関わらず、やっぱり購買部組は騒がしかった。

何気ない会話で喧嘩が起こり、そしていつものようにはしゃぐ姿。

もちろん、先生が問答無用で止めたのであった。

ただ、少し遅く、既に勝負はAが勝っていたのであった。

夢「ったく、本当に騒がしい奴ら」

龍「・・・・そうだね・・」

夢「でも、あれも今日で最後となると、少し寂しい所もあるよねぇ」

龍「うん・・・」

夢「最後の最後まで現れないわね、あいつ」

龍「・・・・・・・・・」

夢がそう言うと、一つだけ空いている席を見つめた。

そこは本来は高雅が座る場所である。

高雅は現世では行方不明として扱われていた。

夢「全く、顔ぐらい出せっての」

龍「・・・きっと・・忙しいんだよ・・・きっと・・」

夢「はぁ、1年間も顔も出さず、連絡もなくてよくそんなことが言えるわね」

龍「高雅君は・・・強いから・・・」

夢「意味が分からないって」

龍子の言葉が全く理解できない夢。

それでも龍子だけは高雅の事を理解しているつもりでいた。

少し離れた場所でも同じように思っている人がいた。

凛「全く、高雅さんは卒業式までサボるつもりですか・・・」

凛も遠くから高雅の席を眺めていた。

凛も凛で高雅捜索隊を出すほど心配していたのだ。

凛「気持ちも伝えられないままなんて・・・・はぁ」

もどかしい気持ちを押し殺し、立ち上がる。

卒業証書をもらう順番がやって来たのだ。

A「・・・後で高雅の家でも行くかな」

そんなことを呟きながら、先生に説教されていたAだった。









一方、高雅の家は静まりかえっていた。

しかし、これは既にいつもの事である。

今は高雅の家にはアリアとシリアしかいない。

他の皆はそれぞれの目的のために家を出たのであった。

ア「・・・もうあれから1年かぁ」

シ「もぐもぐぅ・・・ん?」

シリアはアリア自作のドーナツを食べながらのんびりしていた。

しかし、アリアの呟き声に反応して動きが止まった。

ア「・・・ん?、おいしい?」

シ「うん!!。凄く美味しいぃ!!」

ア「良かった」

シリアの純粋な笑顔を見て、アリアは微笑んだ。

ここ一年、シリアを養うためにアリアは料理を学び、今じゃかなりの腕前である。

ア「また作ってあげるね」

シ「うん!!。お姉ちゃんのお菓子もご飯も大好きぃ!!」

ロ「俺っちもだぁいすきぃ」

ア「ふふ、ありがと」

こっそり現れたログナが勝手にドーナツを食べていた。

しかし、アリアは何もないように普通にスルーした。

ロ「それにしても、皆どうしてるんだろうな」

ア「きっと実現するために頑張ってるよ」

ロ「そっか。あいつらも頑張ってんだなぁ」

ア「・・・私だけだよ、頑張ってないのは」

ロ「どして?」

ア「だって・・・ずっとコウガを待ってるんだから・・・」

ロ「それのどこが頑張ってないって言えるんだよ?」

ア「だって・・・コウガの事、諦められない」

ロ「それでいいんじゃねえか?思い続けたらきっと叶うって」

ア「そっか。ありがとう」


ピーンポーン・・・


そんな時、インターホンが鳴った。

一応、家主ではないが来客には応じていた。

理由はいたって簡単、来客が限られているからだ。

レ「久しぶりだな」

サ「元気にしておったかのぉ?」

ア「レオ君にサミダレさん!!」

やってきたのはレオとサミダレだった。

二人は家を出てからは天獣を探していたのだ。

天獣は全滅されたと思われたが、やはり諦めきれなかった。

レオ自身も、サミダレを見つけたりと希望はない訳ではないのだ。

ア「まぁ、上がってよ。最も、私の家じゃないんだけどね」

そう言って、アリアは家の中へと促す。

レ「変わらないな、ここも」

サ「そうじゃのぉ」

久しぶりの場所に趣深くなる二人。

ア「お茶、出そうか?」

レ「別に必要が無いのだが?」

ア「いやいや。まぁ、しきたりみたいなものかな?」

サ「そうか。では頂くとするかのぉ」

レ「なら、我も頂こう」

ア「分かった。用意するからソファにでも座ってて」

アリアは台所へ向かい、お茶を用意し始めた。

その間にレオとサミダレはソファに向かい、そこでシリアと再会した。

シ「あぁ!!、久しぶりぃ!!」

レ「久しぶりだな。元気にしていたか?」

シ「うん!!」

元気よく頷くシリア。

すると、アリアがお茶を持ってやって来た。

ア「あれ?、ログナはどこに行ったの?」

シ「帰ったよぉ」

ア「そうなんだ」

レ「ログナ殿がいたのか。一言挨拶がしたかったな」

ア「お茶、余分に淹れちゃった」

全員分を淹れたお茶は一つだけ余ってしまった。


ピンポピンポーン


すると、今度は2連続でインターホンがなった。

ア「またお客さん?」

アリアは不思議に思いつつもちゃんと出て行った。

フ「やっほおです」

エ「久しぶりだ」

ア「フィーラちゃんとエクスも来たの!?」

今度はフィーラとエクスがやって来た。

普段はレオ達もフィーラ達は滅多に来ないのだが、偶然にも揃ってやって来た。

フ「も?」

エ「誰か来ているのかい?」

ア「あ、うん。実はレオ君とサミダレさんもいるんだ」

フ「おぉ、久しぶりに会えるです!?」

ア「うん。中にいるから入って」

エ「そうさせてもらうよ」

フィーラとエクスも家に上がり込む。

そこでレオ達と久しぶりの再会を果たした。

フ「久しぶりです!!」

レ「おお、フィーラ殿か。それにエクス殿も。久しぶりだな」

エ「元気していたかい?」

サ「お主らも元気そうじゃな」

シ「皆ぁ、大集合だねぇ」

フ「こうして集まるなんて不思議です」

レ「確かに。しかし、偶然来たって訳ではないのだが」

サ「そうじゃ。何かに呼ばれたような気がしてな」

フ「奇遇です。ボク達もそんな気がしたんです」

エ「皆、ここに来た理由は同じと言う事か」

ア「何の話?。はい、お茶」

アリアは新しく二つのお茶を淹れた。

すると、あることに気付いた。

レ「?、先程余ったお茶でも良くないか?。わざわざ二つ淹れなくても・・・」

ア「あはは、余りモノを出すみたいで嫌だったから新しく淹れちゃった」

フ「わざわざそこまでしなくても大丈夫です」

エ「特に気にしないのだが・・・既に淹れてしまってはな」

ア「そうだね、そのお茶取ってくれる?。勿体無いけど捨てちゃお」

サ「仕方ないのぉ」

サミダレがアリアに先程余ったお茶を渡す。

もらったお茶を台所へと持って行き、アリアは渋々お茶を流そうとした。

その時だった。

?「おいおい、勿体無いことするなよ」

ア「え!?」

不意に聞こえたその声に顔を上げるアリア。

ア「・・・今、誰か喋った?」

レ「?、どうしたのだ?」

アリアの声を聞いてレオがやってきた。

ア「あ・・いや、何でもない・・・」

レ「そうか」

アリアが問題ないということを確認するとレオは再び戻って行った。

アリアは気のせいだろうと思い、再びお茶を捨てようとする。

?「だから、勿体無いことするなって言ってんだろうが」

ア「いたっ!?・・・って、え!?」

突然、後頭部に響く痛み。

それと同時に聞こえる懐かしい声。

アリアはすぐに振り返るも、そこには何もなかった。

ア「・・・コウガなわけ・・・ないよね」

きっと疲れていると思いこみ、今度こそお茶を流そうとする。

すると手を掴まれ、隣に懐かしい姿が現れた。

高「だーかーらー、勿体無いって言ってんだろうが。日本語通じないのかテメェは」

ア「は・・え・・・」

視界に入ってきたのは間違いなく高雅だった。

高雅はアリアからお茶を取ると、そのまま口にする。

高「・・・いい味してるな」

ア「コウガ・・・夢じゃ・・・ないよね?」

高「さっき叩いただろうが。痛かっただろ」

ア「じゃあ・・・」

高「ただいま、とテンプレな事でも言っておくか」

ア「コウガアアアアアアァァァ・・・」

アリアは高雅に飛びついた。

ずっと待ち続けていた存在が現れ、アリアは涙を流した。

アリアの声にレオ達も台所へやって来た。

レ「今度は一体・・・!?、コウガ殿!?」

フ「え!?え!?、コウガ様です!?」

エ「生きていたのか!?」

サ「何故、今になって戻って来たのじゃ!?」

シ「あぁ!!、おにいちゃぁん!!」

高「一斉に来たなおい」

纏めてやって来て、色々な質問がやってきた。

流石に高雅も困り顔であった。

レ「何はともあれ、本当に良かった」

フ「うう・・・涙が・・・出てくるです・・」

高「んな大袈裟な・・・」

ア「大袈裟じゃないよ・・・本当に皆、心配してたんだよ」

高「約一名、俺を死んだと思っていたみたいだが・・・」

そう言って、高雅はエクスの方を睨みつける。

エクスは高雅の視線にビクリと反応した。

エ「あ・・いや・・・言葉のあやと言うかその・・・」

高「殴っていいか?」

エ「・・・済まない」

高「よろしい」

ア「でも、どうやって生き抜いてたの?、この1年間」

高「あー・・・まぁ何と言うか・・・何故か生きてたって言うのが正しいかな?」

フ「どういうことです?」

高「いやぁ、爆発した後、俺死んだんだなぁって思ってたら、目の前に力の具現体が微笑んでたんだよ」

エ「それとどういう関係が?」

高「ん~・・・多分、助けられたんじゃねえかなぁ?」

高雅自身もどうやって生きたか分からなかった。

ただ、高雅の勘では力の具現体が助けたんだと思っていた。

サ「何はともあれ、良かったじゃないか」

ア「・・・所で、何で1年間もいなかったの?」

高「ああ、俺さ、天国に行くことした」

高以外「えぇ!?」

いきなりの報告で全員が驚いた。

高「そんでもって色々やってたら1年経ってた。そんな感じだ」

ア「色々って何?」

高「まず、俺の存在を現世から完全になくすことだな」

ア「そんなことするの!?」

高「元々、現世ここに居るべきじゃないからな。消えるのが一番だ。この家も消すつもりだ」

シ「これからどうするのぉ?」

高「のんびり天国で過ごすさ。皆はどうするか?」

レ「我はサミダレ殿と一緒に天獣の生き残りを探す」

フ「ボクはエクスと楽園復興を目指すです」

高「なんだ、やることあるのか。そりゃ良かった」

シ「あたしは何もないよぉ」

ア「私も特に何も・・・」

高「そっか。さて、事は早く進めるぞ。この家はもうすぐ消えr〈ピーンポーン〉誰だよこんな時に・・・」

またまた来客がやって来た。

今度は高雅自身が出た。

高「どちら様だ?」

A「うお!?、高雅いたのかよ!?」

高「今帰った」

龍「高雅・・・君・・・」

凛「高雅さん!?」

やってきたのはA、龍子、それに凛だった。

3人は卒業式の帰りに高雅の家によったのだ。

高「あー、今までありがとう。いなかった訳は聞くな」

A「そりゃ、もうどうでもいい事だから聞かないが・・・いつ戻ってきた?」

高「さっき。てか、もうすぐ出ていくよ。この家も町も」

龍「どういう・・・こと・・?」

高「引っ越す。遠い遠い場所に」

凛「また・・・会えますよね?」

高「無理」

そこだけはきっぱりと言った。

3人は唖然とし、高雅の言葉を理解するのに時間が掛かった。

高「言っただろ。遠い遠い場所だって。もう一生会えないから」

凛「そんな!?」

龍「・・・・・・・・・・」

A「・・・・・・はぁ、分かったよ」

誰も肯定しない中、Aだけがそれを許した。

A「けどさ、一つだけ条件つけさせてくれ」

高「何だ?」


A「俺達を、絶対に忘れないでくれ」


高「・・・・・・・・・・人は皆、時が経てば忘れていくだろ」

A「けど、俺は忘れねえぞ」

高「無理だな。人である限りな」

A「安心しろ。俺は人を超える為に旅に出る」

高「いきなりだなおい」

A「今決めた」

高「それでいいのだか」

A「大丈夫だ、問題ない」

高「へいへい」

高雅は呆れて、もう言葉が出なかった。

すると、凛が一歩前に出て高雅と向き合った。

凛「あの・・高雅s「言うな」え!?」

高「言うなって言ってんだ。俺はもう決めたから」

凛「・・・そうでしたか」

高「じゃあな。立派に生きろよ」

高雅は背を向けて手を上げる。

A「おう、立派な冷静で主人公をサポートする最強キャラになってやるぜ」

龍「さようなら・・・高雅君・・・」

凛「高雅さんこそ、逞しく生きるのですよ」

高「はいはい。せいぜい忘れないでやるよ」

そう言って、高雅は家に入り、3人は帰って行った。

高「さて、ここも消すぞ。高雅家はこれにて解散だ」

フ「・・・コウガ様、ボクはきっと楽園を復興させるです」

エ「そのためにも、他の皆を探し出す旅に出る」

高「ああ。ウルザスが楽園達の心臓を保管していた場所がどこか分かったらどうにか連絡してやるよ」

フィーラとエクスは先に家を出た。

楽園復興のために二人の旅が始まったのだ。

レ「コウガ殿、我はコウガ殿にあえて本当に良かった」

サ「私もじゃ。感謝し切れぬ。いつか復活した天獣界でも見せてやるぞ」

高「楽しみにしてる。手伝えることあったら言えよ」

レオとサミダレも続いて家を出た。

生き残りの天獣がいることを信じて、そして天獣の世界を復活させるために。

シ「あたしはぁ・・・えっとぉ・・・」

高「・・・庭に新しい家に繋がっている空間がある。そこに行きたきゃ行け」

シ「ッ!!・・・・うん!!」

高雅の言葉を聞いた途端、シリアは一目散に駆けだした。

これからも高雅と過ごしていられる夢を抱きながら。

ア「皆行っちゃったね」

高「そうだな・・・」

ア「・・・・・・・」

二人の間に沈黙が訪れる

高・ア「あのさっ!!」

そんな沈黙に耐えきれず、二人同時に切り出した。

しかし、被ってしまったことに少し躊躇ためらいがあった。

高「お前から言えよ」

ア「あ・・・うん。じゃあ、言うよ?」

アリアは少し恥ずかしそうに高雅の様子を窺う。

高「どうぞどうぞ」

ア「うん・・・・えっと、一緒に・・・いて?///」

アリアは恥ずかしそうに消えそうな声で必死に告げた。

すると、高雅は少し不機嫌そうに頬を書いていた。

ア「え・・あれ!?」

高「・・・・」

ア「えっと・・・もしかして、ダメ?」

高「・・・・・・・次、俺が言っていいか?」

ア「あ、はい。どうぞ」

結局、高雅の答えも聞けずにバトンが渡った。

すると、高雅はアリアの肩に手を乗せていった。

高「ずっと俺の傍にいてくれ」

ア「え・・・!?」

有無も問わずに、高雅は問答無用でアリアを抱き寄せた。

アリアは目を丸くしたまま、何も言わなかった。

高「本当は、お前の声があったから、俺は生きてたんだ」

ア「え!?」

高「皆の前じゃ適当なこと言った・・・とはいえ、8割あってるけどな」

ア「どういうこと?」

高「力の具現体の爆発に巻き込まれて当然、死を覚悟した。まぁ、周りが真っ白になって浮かんでた気分だった」

ア「うん・・・」

高「どうしても死を感じられなかったからぼうっとしてたらお前の声が聞こえてた。それをずっと聞いてたら会いたくなったんだ」

ア「そう・・なんだ・・・」

高「これは推測だが、力の具現体は元はお前のものだし、お前の願いでも通じて叶ったんじゃねえか?」

ア「・・・それだと、何だか照れるなぁ」

高「おいおい、こうして会いに来てやってそう言うか。こっちだって、ものすげぇ恥ずかしいってのによ」

ア「あ・・ごめん」

高「で、どうなんだ?」

ア「へ!?」

高雅はこれ以上何も言わなかった。

少ししてから、アリアは気付き、高雅の胸に顔を隠しながら言った。

ア「・・・ずっと一緒」

高「分かったよ」

ア「もう、離れることはないよね?」

高「ないない」

ア「・・・やっと・・・私は・・・ずっと待って・・・」

高「ん、良く待ちました。そんでもって・・・」

高雅はアリアの肩を掴んだまま、少し距離を置き、アリアの顔を見て言った。


高「これからも、末永くよろしくな」

ア「・・・うん!!」


彼の現世での人生は幕を閉じた。

アリアと出会う前に比べ、彼は変わることができた。

孤独に生きることが全てだった存在が絆を手に入れた。

そして、絆は結びを繰り返し、次第に大きな輪となった。

この輪が大きく、そして強く結ばれているのはどんなに離れても変わらないだろう。



絆編 完

天からの贈り物 完結

これにて、この小説は終わりです。

ここまで長かった、そして色々なことがあり過ぎた。

でも途中で忙しくなっても、投げ出したくはなかったですね。

無事に完結できて、自己満足な達成感に溺れてますw


高校生の時に書き始め、今じゃ大学生とは・・・こんなに長くなるとは自分でも思ってませんでした。

ただ、終わりに向かって書いていたら、「ん~、こんな話もありかなぁ」とか思って勝手に追加して、要は自業自得で長引かせてしまったw


さらにチェックはしているはずですが、どこか回収し忘れてしまってたり、誤字や脱字などがもしかしたらあるかも知れません・・・。

正直、見直していると高確率で誤字を見つけることは多かったです。完全に不注意過ぎです、はい。


さらに更新ペース、最終的には1週間すら守れない最低な事を・・・本当に申し訳ないです。


しかし、これで日々小説を書くことが無くなるのは自分にとって妙に物足りないので、もしかしたらまた何か書くかもしれませんw

今度書くときは更新ペースをなるべくゆとりをもつように心がけます。


では最後に、このような稚拙で自己満足な小説を読んでいただき、本当にありがとうございました。

感想や批判、評価などは自由で構いません。

ただ、する時はちゃんとしてくださいね。荒らしに近いものは見つけ次第、削除しますので。


本当にお疲れ様でした。

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