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文化祭 準備

最初の方にあるネタが入っています。


一応、ヒントはDBのぶろりー編の○ラン○スです。


他にもありますので、解らない人はすみません。m(_ _)m

11月初旬。

寒さも本番になり、最早ジャンバーも手放せなくなるこの時期。

学校はかなり慌ただしくなっていた。

それは高雅のクラスも、もちろんのことである。

A「えっと・・・B、それはそこじゃなくて向こうだ」

B「うるせぇ!!。裏切り者!!」

C「そうだ!!。テメーなんざに命令されてたまるか!!」

A「ああ!?。俺は実行係だぞ!!。俺の命令は絶対だ!!。・・・あっ、おい、高雅!!。休むんじゃねえ!!」

高「あ?」

高雅は睨みつけて、不機嫌そうな顔をする。

しかし、Aは怯みもせずに話を続ける。

A「んな顔をしてもダメだ。働け」

高「それよりもお前、俺を名前で呼ぶな。次、呼んだらこr「高雅高雅高雅高雅高雅k」上等だぁ!!」

A「かかってこいや!!」

えー、プロローグでないプロローグはここまでで。

只今、緑淵高校は文化祭シーズンであります。

高雅達のクラスは購買部組の強制決定でメイド喫茶になりかけたが、夢が負けずと討論し、執事喫茶と合同になってしまった。

そして、その飾り付けを今行っているところ、高雅とAが暴走しだした。

いつもは5秒と掛からない喧嘩だが、既に30秒は経過していた。

夢「くぉらぁ!!、実行係がサボってどうすんねん!!!」

龍「高雅君・・・落ち着いて・・・」

二人の壮絶な喧嘩に勇敢にも二人が割って入った。

高「ちょっと待て。後10秒でけりがつく」

A「こっちのセリフじゃあああああああああああああ」

結局、治まらない二人。

その光景を見ていた購買部組は唖然としていた。

B「おい、あのAが崎村と対等に殺りあってるぞ」

C「あり得ない・・・俺達だったら喧嘩すらできないってのに・・・」

D「あいつは・・・・人間じゃない・・・」

E「にゅーたいぷか!?」

夢「もう、いい加減にせえええええええええええい!!」

龍「ゆ・・夢ちゃんも・・・落ち着いて・・・ね?」

A「喰らえや!!!。シャ○ニン○フィ○ガー!!!!」

高「くたばれ!!、主人公マニアがぁ!!」

結局、暴走は治まる事を知らず、ただ時間だけが過ぎてゆく。

時が経つにつれて、二人の喧嘩は激しさを増してゆく。

ア(いい加減にやめなさいよおおおおおお!!)

高・A「ッ!?」

突然、高雅とAの動きがピタリと止まる。

A「・・・あー、何か萎えた」

高「ふん」

そして、さっきまでの喧嘩が嘘のように幕を閉じた。

ギャラリーはキョトンと目を丸くしていた。

龍「えっ?」

夢「な・・何で?」

全く理解できない二人だが、龍子は高雅のブレスレットが一瞬輝いたのを見て、理解した。

高雅は自分から飾り付けをし始めた。

高(ったく、邪魔しやがって)

ア(静寂で止めなかったら、ずっと争ってたでしょ?。争うのはいつでもできるけど、この文化祭はもう出来ないよ)

高(来年もあるだろう)

ア(そう言う意味じゃなくて、2年生の文化祭は一回だけって意味だよ)

高(変わらねえよ)

そう会話しつつも、着実に飾り付けを済ませてゆく。

龍「高雅君・・・・手伝うよ・・・」

高「ああ、どもども」

龍子も飾り付けに復帰し、高雅と共に働きだした。

それを見ていた夢がニヤニヤしていたのは言うまでもない。

?「おやおや、励んでいる事だな」

高「?」

そこにやって来た別のクラスの人。

さながら、偵察だろうと高雅は思っていた。

A「出たな、エックス

X「ほう、Aか。お前、このクラスだったんだな」

高「X・・・めっちゃかっけぇ名前だな、おい」

X「それよりも、君等は何をするきだい?。見たところ、喫茶店か何かか?」

A「はん、テメーに教えるかよ」

X「ふぅん、まあいいさ。そっちも喫茶店なら、これでビリはなくなったみたいだし」

A「んだぁと!!。俺達が優勝するんだ!!」

X「優勝?。ぷっははははは。ほんと、Aは現実を見ない男だね」

A「るっせぇ!!。お前なんかに絶対負けねえからな!!」

X「何とでも吠えるといいさ。優勝は俺様のモノだから。期待せずに待ってるよ」

そう言い残し、Xは軽く手を振って去って行った。

A「むっきーー!!。ムカつくなぁ!!!!」

夢「なん?、今の?。A、あんたの知り合い」

A「腐れ縁だ!!」

高「随分と挑発的な態度だったな」

A「あいつはいっつもそうだ!!」

龍「なんだか・・・悔しい・・・」

A「あいつにだけは負けたくない!!」

B「俺も見ててムカついた!!」

C「あいつにぎゃふんと言わせようぜ!!」

D「そうと決まれば偵察だ!!」

E「この中で偵察に向いているのは・・・」

クラス全員が周りを見渡し、適任者を探す。

すると、ある一人の男で目が止まる。

高「・・・・・何だよ?」

A「頼む!!。お前しかいない!!」

高「やだ。だるい」

夢「頼むよ、崎村。あんたなら何があっても対応できるでしょう?」

高「別に、優勝とかどうでもいいし。むしろ、文化祭がどうでもいいし」

B「と、言う奴に限ってほんとh「死ね」うぎゃああああ、嘘!!、嘘!!、嘘です!!」

高「くたばれ、パンツが!!」


ドグォ!!


高雅のエグイ、パンチがBの顔面にめり込んだ。

高「ったく。大体、偵察したってそれからどうするんだよ?」

A「それは・・・ほら、それにちなんだ営業妨害しに行くとかさ」

高「・・・最低だ。とても、主人公の考える事じゃないな」

A「ちょっ!?、嘘です!!。全て嘘です!!」

Aがどんなに吠えても高雅は全く無視し続けた。

そして、鞄を取り、教室を出て行った。

高雅のお決まり、早退である。

A「アハッ」

夢「あんたの所為で崎村が帰ったぞ、おらああああああああ」

A「ドアラッ!!」

夢の飛び蹴りがAを的確に命中し、壁まで吹き飛ばした。

この後、偵察に行った者は誰もいなかった。







家に帰った高雅は取りあえず寝た。

その間に、アリアは皆をリビングに集めて話し合いをしていた。

ちなみに、サミダレ、フィーラ、レオ、エクスはTVゲームをしている。

ア「皆、いる?」

フ「アリア様、一体何事です?」

ア「コウガが寝ている内に、皆に話しておこうと思って」

エ「なぜ、コウガ君を抜いて話し合うんだい?」

ア「まぁ、軽い訳あって」

レ「それで、一体・・・おっと、次のレースが始まるぞ」

フ「わぁ!!、スタートダッシュができなかったです」

エ「甘いよフィーラ君。勝負は如何なる時でも・・・ああ、落ちた!!」

フ「あははは、ダサいです。それ、復讐です!!」

エ「ちょ・・後ろに留まって赤の甲羅三つは酷いぞ、フィーラ君!!」

あっ、今ので大多数の方は分かったと思いますが、ゲームは赤い髭男のレースです。

ちなみに、機種はロクヨンの奴です。

サ「そんな所で遊んでて、後で追いつけるのかのぉ?」

フ「え・・わわわ、凄い差が!?」

サ「ほほほほ、お先に・・・んわっ!?、レオ殿。それは!?」

レ「これは蒼い甲羅といって、一番の者を的確に仕留めるアイテムだ」

サ「分かっておるわい。う・・撃つでないぞ」

レ「分かっておる。ただ、最後に使うまでだ」

サ「くっ、外道じゃのぉ」

ア「こらああああああああああああああ、人の話を聞きなさいいいいいい」

完全に空気にされ、怒ったアリアはゲームのコンセントを引き抜いた。

フ「あああ!!」

ア「あああ、じゃない!!。人が話そうとしてるのに、ゲームに夢中にならないでよ!!」

サ「だからって、消すのは酷いんじゃないかのぉ」

ア「だって・・・聞いてくれないんだもん・・・」

レ「まぁ、我らも少し夢中になり過ぎていたのかもしれぬな」

エ「確かに、否定はできないな」

ア「もう・・・じゃあ、話すよ」

アリアは皆に説明しだした。

レオはゲームを片づけ、皆はアリアの言葉に耳を傾け出した。

ア「今週の土日ね、コウガの高校で文化祭をやるの」

フ「ブンカサイ?。それって何です?」

ア「要するに、学校のお祭りってこと」

レ「ふむ。それで、どうすると言うのだ?」

ア「きっと、コウガの事だから、絶対に来るなって言うかもしれないけど、皆に来て欲しいな」

サ「何故じゃ?。わざわざ主人の命令を背いて行く価値があるというのか?」

ア「まぁ、単なる冷やかしなんだけどね。コウガのクラスの出し物が喫茶店だから、そこに乗り込もうと言う作戦だけど」

フ「アリア様、子供です?」

ア「う・・うるさいなぁ。コウガがどんな反応するか、見てみたいと思わないの?」

エ「・・・成程。つまり、アリア君はコウガ君から御持て成しを受けたいと言う訳か」

ア「ふぇ!?///」

エ「それが一人では恥ずかしいから僕らを誘っている。さぞかし、そのあたりだろう」

フ「成程です。恋する乙女は小さなことでも独占したいって訳です」

ア「ちちち・・ちぎゃうひょ!!///」

サ「噛むところが、また怪しいのぉ」

ア「も・・もう!!、そんなんじゃないって!!///」

レ「人は強く否定するほど怪しいと、昔聞かされたな」

ア「う・・ううう・・・・」

アリアはあろうことか涙を流し始めた。

それを見た皆が一斉に焦りだした。

フ「あ・・アリア様!?」

レ「や・・・やり過ぎたか?」

高「ふぁ~、良く寝た~」

そこにやって来る高雅。

一同はまた一斉に焦る。

高「ん?、どした・・・って、アリア!?」

真っ先に目に入ったアリアの涙に、高雅は驚く。

そして、次に目に入るのは焦っているフィーラ達である。

高「で、一体どういう訳か説明してもらおうか?」

殺気を全開にしながら振り返る。

それを受けたフィーラ達は体が震え始めていた。

フ「ここ・・・コウガ様、殺気が怖いです・・・」

レ「こ・・これでは、言えるものも言えぬ」

高「そんぐらい、根性でどうにかしろや。さっさと訳を話せよ」

フ(す・・凄い怒ってるです~~~)

怯える四人は口を開くことすらできなかった。

ア「待って・・・コウガ」

アリアは涙を拭いながら、高雅を呼びとめた。

高雅は振り向き、殺気の放出を止めた。

フィーラ達はホッと一息を吐いていた。

ア「えっと・・・皆に文化祭に来るように言ってたら、ちょっといじめられただけだから、気にしないで」

高「ふ~ん・・・・そうか。でも、いじめは悪い事だよな?」

高雅が振り向きながら再び殺気を込める。

油断していたフィーラ達は体がビクリと跳ね上がった。

フ「は・・はい・・・です・・」

サ「こ・・コウガ殿。私らは悪気があってした訳ではなくてのぉ」

高「いじめをする奴は口を揃えて、そう言うんだよ」

エ「いや、しかしコウガ君。僕らはちょっと面白がってやったわけで・・」

高「面白がって女の子を泣かすなんて、性根が腐ってやがるな。こりゃ、一発どころか、千発の制裁が必要だな」

高雅が0円スマイル全開で指の骨を鳴らしていた。

その瞬間、四人の背筋に悪寒が走った。

フ「うわあああああ、ごめんなさいですーーー!!」

高「俺に謝ったって意味が無い」

フ「アリア様、ボクを許して欲しいです!!。ごめんなさいです!!」

フィーラは頭を床にぶつけながらも、アリアに土下座する。

ア「い・・いいよ、別に。許してあげるよ」

フ「ほ・・・ほんとです?」

フィーラが顔を上げ、途端に明るくなる。

高「後三人・・・・」

高雅がそう呟くと残りも一斉に土下座してアリアに謝罪した。

アリアは困りながらも、全員を許していった。

その後、フィーラ達は高雅の頭が冷えるまでリビングを出て行った。

高「全く、目覚めが悪いぜ」

ア「コウガが大袈裟に取ったからでしょ?」

高「別に。いじめは徹底しとかないけねえからな。ところでよ・・・」

ア「な・・何?」

高「文化祭に誘うなんて、お前は分かってんだろうな」

ア「え?、何で?。皆も来た方が楽しくなりそうだと思ったけど・・・」

高「あのな、人間って言うのは珍しいものには目が無いんだ。この辺りで髪の毛をピンク色やら蒼色に染めてる奴を見たか?」

ア「えっと・・・・えへへ」

アリアは頭を掻きながら、苦笑いして誤魔化す。

高雅は呆れて溜息を零していた。

高「変に注目を浴びて、それが俺関係だ、て気付かれたら後後のちのち面倒なんだよ」

ア「そ・・それぐらい、記憶を消しちゃえば何とかなるよ」

高「んな、下らねえ事に記憶を一々消してられるか!!」

ア「じゃあさ、コウガとは関係が無いように頑張るから。ねっ?」

高「何を頑張るかは知らんが、本当に信用していいんだろうな」

ア「当然だよ。私はコウガの使いだよ」

高「・・・・・わーったわーった。好きにしろ」

ア「やったぁあ!!」

高「ただし、俺は何が起きても他人のふりをするからな。後、あんまり俺に付きまとうなよ」

ア「了解♪」

こうして、高雅から了解を得たアリアは、皆を連れて文化祭に行く事になったのだ。

自ら承諾した高雅は少しだけ不安と後悔を抱えていたのであった。

ア「絶対、皆でコウガの所に行くからね」

高「来るな!!」

訂正、後悔しか残っていませんでした。

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