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無双と夢想編 その11、再生の上級者来る!!

やっと4日で投稿できた。

だからと言って、落ち着いてきた訳ではないので、また時間がかかるかも・・・


気付いたら100話目到達してましたね。

まさか、こんなに続くとは自分でもびっくりしてます。


これからも、こんな小説を見守ってください。

無理なら見守らなくてもいいですが・・・

兵が宮殿へ押し込んでいる間、アリアはバレない様に横を通り抜け、庭に辿り着いた。

ア「えっと・・・この辺のどこかにあるってエクスが言ってたよね?」

高「ああ。隈無くまなく探せよ」

ア「分かってるよ」

アリアは草を掻き分け、見落としなく探す。

すると、足に何か当たる感触がした。

ア「ん?・・・・きゃっ!?」

それを見た瞬間、驚いて短く悲鳴を上げ、後ろに引いた。

それは首がとれた高雅の体だった。

知っているからと言って、流石にまた見ると恐怖を感じたのだ。

高「おっ、俺の体じゃん。だけどよ、知らずに蹴るとはひでぇな」

ア「だ・・だって、気付かなかったんだもん」

高「・・まぁ、胴体が見つかった事だし、後は頭だな」

ア「うん・・・ん?、何か忘れてるような・・・」

高「おい、さっさと探せよ。ちんたらしてたらレオ達が死ぬぞ」

ア「ちょ!?・・縁起でもない事言わないでよ!!」

アリアは思いだそうとしたところ、高雅の言葉が満更でもない為、少し焦って高雅の頭を探し始めた。

案の定、頭はすぐそこにあった。

ア「あった!!・・・って、あれ?」

だったが、それは頭と同じぐらいの木の実だった。

高「おいおい、でっけぇ木の実っぽい奴じゃねえか。俺の頭じゃねえぞ」

ア「あはは、ちょっと間違えちゃった」

高「てか、そんなでけぇ木の実が天国にはあるのか?」

ア「まぁ・・・探せばあるんじゃない?」

高「そこ、疑問形かよ。前は天国に住んでいただろうが」

ア「だって、見たことないk〈カパッ〉へっ?」

突然、木の実が上下に開き、中から赤と黒のグラデーションカラーの球体が出てきた。

高雅はそれをアリアよりも速く理解した。

高「投げて伏せろっ!!」

アリアは言うよりも速く空高く投げ、頭を抱えて伏せた。

すると、すぐさま木の実が大爆発し、アリアは爆風で吹き飛んだ。

しかし、距離があった為受けた爆風は弱く、着地することに成功した。

ア「な・・何!?」

アリアは周りを確認し、誰かいないか確認する。

すると、茂みの中から知っている人が現れた。

セ「どうも、アリア様。また戻ってきましたか」

ア「セバスチャン!!」

アリアはセバスチャンの姿を見てすぐに戦闘態勢に入る。

しかし、少し疑問に思った。

ア「今、兵が沢山押し込んでいるけど、どうしてここにいるの?」

セ「ふふふ、兵共は何とでもなります、ただあなた方に動かれると色々厄介事がありますから」

ア「そう。それより、コウガの頭はどこにあるの!?」

セ「コウガ様の頭?。それなら、アリア様が落ちる最中に持っていたではありませんか?」

ア「・・・・・あ゛っ!!」

高「この声、最悪なパターンを思い出した瞬間の声だな・・・」

アリアはその最悪な記憶を思い出し、オロオロと慌てだした。

高「聞きたくないが、俺の頭をどうした?」

ア「あう・・えと・・・その・・・」

高「正直に言え、怒るから」

ア「えっ!?、そこ怒るの!?」

高「取りあえず、さっさ言え」

ア「はい・・・セバスチャンに落とされてる最中に、私はちょっとの間暴走して色んな力を使って、この辺りの空間を滅茶苦茶にしたの。その時、コウガの頭をどっかに投げちゃって・・・」

高「おい・・・」

ア「ごめんなさい」

アリアは申し訳なさそうに俯き、本気で謝った。

その光景を見ていたセバスチャンはクスクスと笑っていた。

セ「全く、あなた方は面白いですね」

高「おい、バカにされてんぞ、バカ」

ア「う・・うるさーーーーい」

セ「ほっほっほ、コウガ様と相変わらずの中でございますな」

高「・・・・・ん?、ちょっと待て」

ア「?、どうしたのコウガ?」

セ「どうされましたか、コウガ様?」

アリアとセバスチャンが首を傾げながら高雅に聞くが、高雅にとって、それは不思議な事でしかなかった。

高「おい、セバス」

セ「はい、何でしょうか?」

高「どうして、俺の声が聞こえる?」

ア「あっ!!」

アリアは今気づいて驚き、高雅はセバスチャンに普通に話しかけていた。

セ「はて?、何故と言われましても・・・」

高「俺の声はアリアとその他魂達しか聞こえないはずだが?」

ア「うわっ、略しちゃったよ」

セ「私に魂の声が聞こえないとも?。これでも、私は全ての力が使えますので」

セバスチャンはにこやかに答え、とんでもないことを発言した。

高「全ての力が使えるって、マジかよ?」

高雅は素直に驚いていた。

アリアも声を出してないが相当驚いている。

セ「ええ、本当でございます。現に目の前にいる私は創造でございますから」

ア「そんなの、私だって気付いてたよ」

高「・・・本当は?」

ア「全く気付いていませんでした、ごめんなさい」

アリアは再び頭を下げた。

高「まぁ、俺も気付いていなかった。それ程、完成度がたけぇんだよ」

セ「お褒め頂きありがとうございます」

セバスチャンは礼儀正しく礼をする。

敵だというのに、全くもって礼儀を変えない。

それほど余裕があるのだろう。

セ「さて、私はそろそろ本題に入りたいのですがよろしいでしょうか?」

高「・・・殺る気か?」

ア「ッ!?」

高雅の声を聞き、アリアは一瞬で体勢を取った。

セ「そう警戒なさらずに、次の質問次第で殺しか半殺しに分かれますから」

高「どっちも殺しかよ。随分、物騒だな」

セ「私はセイクリッドに本気で行くつもりですから。それで、古文書はどうされましたか?」

高「アリアが焼いて喰った」

ア「食べてない!!!!」

セ「・・・そこだけを否定すると言うことは、焼いた事は本当でしょうか?」

ア「うん、そうだよ」

アリアはサラっと真実をいい、何ら躊躇をしていなかった。

セバスチャンはその言動にクスッと笑った。

セ「それは大罪ですね。死に値します」

ア「だったら、やることは一つだね」

そう言って、アリアは腕を剣に変える。

セバスチャンは腕を槍に変え、殺気を解き放つ。

セ「死になさい、若き姫よ」

ア「もう、姫じゃないよ」

そして、同時に一歩踏み出した。










同時刻、天国へ続く空間前。

そこは既に荒れ地と化していた。

そして、その中央には異常なまでの巨人がいた。

その大きさは軽く50メートルはある。

それはアルテマと瓜二つの姿であり、違った所と言えば火傷みたいな跡は無く、目付きが鋭かった。

その足下に傷だらけのレオの姿と目を開けたまま死んでいるオリアの姿があった。

レ「な・・・何者だ・・・こいつは・・がはっ!!」

エ「Hey、血を吐いてる暇なんてねえぞ。早く逃げねえとペシャンコにされるぞ」

レ「分かっておるが・・・体が・・・動かぬ」

レオは散々痛めつけられ、もう動ける状態ではなかった。

だが、巨人はレオの方を見ず、ずっと空間を眺めていた。

そして、ゆっくりと足を上げ、歩きだそうとした。

足の影はレオと重なり、レオは身の危険を感じて逃げようとした。

しかし、体はもう動かず、迫りくる足を見ることしかできない。

レ「くそ、万事休すか・・・」

目を閉じて覚悟を決める。


グサッ!!


レ「・・・?」

何か合ってない音を聞き、目を開ける。

とても踏みつぶされた音とは思えず、良く見るとレオの胸に黄色い矢が刺さっていた。

だが、痛みも無く、血も出ない。

あろうことか、刺さった場所から傷が癒されていった。

レ「何か分からないが、これで避けれる」

レオは立ち上がり、すぐにその場から離れる。

その直後に元いた場所に巨大な足が下ろされた。

レ「間一髪だったな」

レオはもし踏みつぶされていた事を考えると冷や汗が溢れだした。

レ「しかし、今のは?」

胸を見ると、既に矢は消えており、刺された跡は全くなかった。

というか全ての傷は完治していた。

?「不思議そうな顔をしておるな、お主」

レ「ん?、その声はログナ殿か」

ロ「ちょ!?、速攻で当てるなよ!!。普通、『誰だ!?』とか『救世主メシアか!?』とか言ってくれよ!!」

蓮「ログナ、めしあって何?」

少し離れた場所に蓮田と弓の姿をしたログナがいた。

しかし、蓮田は矢筒などは持っておらず、矢はどこにも持っていない。

レ「今のはログナ殿達がやったのか?」

ロ「ああ、そうさ。この俺っちが真の契約を交わした以上、倒せない敵などいないぜ」

ログナは弓から人間の姿に戻り、ピースを披露した。

わざわざ、何の価値もなく、それだけの為に人間の姿に戻ったログナの姿を見て、レオは呆れていた。

しかし、すぐに気を引き締め、本題に戻す。

レ「真の契約だと?。それでは、蓮田殿は何をささげたのだ!?」

ロ「上半身の神経全部」

レ「ちょっと待つのだ!!」

ロ「ん?、まさか、『何故動けるのだ!?』とか言っちゃうパターン?」

レ「分かっているなら話は早い。その通りだ」

ロ「俺は再生の上級者エキスパートだぜ。神経の再生とか朝飯前だs〈ドスン!!〉」

レ「なっ!?」

話の途中、巨人が容赦なく蓮田とログナを踏みつぶした。

レオは範囲外にいたが、風圧で吹き飛ばされた。

レ「とっ・・・二人は大丈夫なのか!?」

上手く着地をして二人の心配をする。

再び足が離れた時、グッシャリと潰れた二人の姿があった。

内臓が潰れ、とてもグロッキーな姿へと変わり果てていた。

レ「くっ、油断しておった」

レオは二人に一度手を合わせ、再び巨人に向き合う。

だが、巨人は全くレオ達の方を向いてなく、ただ歩いているだけだった。

レ「二人の仇、取らせt「おい、勝手に殺すな、レオっち」なっ!?」

振り返ると、グロッキーだった二人が悠々と立っていた。

さっきまで撒き散らしていた血は一滴たりとも無くなっていた。

ロ「はっはっは、これが必殺『再生予約』だ!!」

レ(す・・・すごいネーミングセンスだ!!)

蓮「何が起きたの?。何だかへこんでいる所に立ってるけどさっきまでへこんでなかったよね?」

ロ「レオっちドッキリ大成功だぜ、蓮田」

蓮「あ、そう」

ロ「うおっ!!、露骨に無視された。もう生きて行けねえ・・・」

ログナは重い空気を張り詰めて四つん這いになった。

レ「・・・それよりも、蓮田殿は戦えるのか?」

蓮「うん。再生を無くせば普通の矢が放てるから」

ロ「ちっちっち、ただの矢ではないぜ。これまた秘密が隠されてるんだ」

レ「ほぉ、それは一体?」

ロ「次回のお楽しみ☆」

レ「ふん。まぁ、大方予想はできるが」

蓮「楽しみだな~♪」

レ(何故、蓮田殿は知らないのだ?)

ロ「こまけぇこたぁどぅでもいぃんだよ。それより、あのデカ物が町の方に行ってるぞ」

ほったらかしにしていた巨人は町の方へ歩き出していた。

長い事話していた為、結構な距離が開いていた。

レ「急ぐぞ、二人共。これ以上の崩壊を防がなければ」

ロ「へっへっへ、次回は活躍しちゃうぞ~」

蓮「よぉーし、行っくぞー!!」

三人は急いで巨人の後を負い始めた。




エ「・・・あれ、俺後半空気じゃん」

何だろう、場面が何回も変わり過ぎてる気がする・・・

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