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無双と夢想編 その10、それぞれの行方

砂煙が止んだ時、Aの手には刀身が赤色に輝く日本刀があった。

そして、Aの姿は物凄く変わっていた。

まず、髪はどっかのサ○ヤ人のように刺々しくなっており、服装は袴から普段着に変わっていた。

A「ふっふっふ、これが俺の力だ。この大いなる力の前にどう立ち向かうのか、坊や?」

エ「・・・・・・・」

余裕を見せるAの姿にノーリアクションのエクス。

しかし、Aにとって、それは自惚れにさせる一つにすぎなかった。

A「そうか。力の差を感じて声も出ないか。当然だ。俺は主人公だからな」

タ「喋るのもそこまでにしておくのだ、主殿。この姿は長くは保たんぞ」

A「だが、30分は持つ。そのぐらいあれば、あいつを倒すぐらい出来る」

タ「油断大敵だ、主殿。敵はまだ力を見せては無い。最初から全力で一気にケリを着けるのだ」

A「おおとも!!」

そう言うと、Aは前屈みになり、音速なみの速さで一瞬にしてエクスの前に現れ、剣を振るう。

エクスは同じように弾き返そうと剣を振るう。

しかし、剣は弾けず、触れた瞬間エクスの剣がドロドロに溶けだした。

エ「・・・・?」

A「そのまま貫通だぁああああああ」

エクスの剣は真っ二つに溶け、Aはそのまま剣を振ったが、エクスは紙一重で後ろに避けた。

しかし、エクスは完全に避けきれず、頬に火傷を負っていた。

エクスは無言で頬に手を当て、火傷を確認した。

A「ふっ、炎属性こそ主人公の証し。どうだ、参ったか?」

エクスの剣を溶かし、完全に勝ったと思い込むA。

しかし、エクスは全く表情を変えていない。

タ「気をつけるのだ、主よ。まだ、敵は奥の手がありそうだ」

A「その前に倒すんだろ。さぁ、いっくぜぇえええええ」

Aが雄叫びを上げながら再び踏み込み始めた。

真っ赤に染まった日本刀を自分の体の一部のように振り回す姿は一流の剣豪と同じかそれ以上だった。

それ程、Aは知らぬ間に強くなっているのだ。

A「どしたどした!?。攻撃が出来ねえのか!?」

攻撃の手を止めずに喋るAは余裕を見受けられた。

それに比べてエクスは回避に専念しがちだった。

ただ、かすめても温度で火傷を負う為、かなり大きく回避していた。

それがあだとなって隙を作ってしまった。

A「そこだぁ!!」

エ「・・・!!」

エクスの隙を完全に捕えたAは心臓目掛けて剣を突く。

エクスは止むを得ず、剣の腹をはたいて軌道を逸らし、Aから離れた。

だが、少ししか触っていないと言うのにエクスの手はドロドロに溶けていた。

A「どぉだ、俺様の力は!!」

Aは手を腰に当て、胸を張って鼻を高くする。

タ「ぬ・・主殿!!。剣が服に当てっておるぞ!!」

A「何ッ!?。うわっちちちち、服に引火した!?」

Aは急いで服をはたき、火を消そうとする。

火種がまだ小さかった為、簡単に消すことが出来た。

しかし、服が情けなく焦げ、幸い火傷を負ってはいなかった。

A「ふぅ~・・・ん?」

汗を拭い、エクスに再び向き合うと、いつの間にか手は完治しており、巨大な大剣を握っていた。

長さはAよりも長く、さらに剣の腹でさえ1メートルは軽くある巨大な剣だ。

A「でっか!?」

すると、鋼の刀身が次第に赤みを帯び始め、エクスと同じように真っ赤に染まった。

A「げぇ!?、パクられた!?」

タ「ッ!?、何か仕掛けるぞ!!」

エクスは大剣を思いっきり振り上げ、そのまま地面に刺した。

それだけで大地震が起こり、Aはバランスを崩して倒れてしまった。

A「うあっ、やべっ!?」

大きな隙を作ってしまい、何か攻撃されると思ったが何もしてこない。

不審に思ったが、何故か地震は強くなっていき、絶てない程にまで強くなっていった。

A「うぉぉおお、立てねえええええ。これ、震度100はあるぞ!!」

全くアホな事をいっているA。

だが、不審な点はいくつでもあった。

タ(おかしい、このような揺れにも関わらず、建物一つ崩壊しないぞ?)

間近くに学校があると言うのに全く崩壊の気配が無い。

もちろん、どんな地震にでも耐えられるように作られたものではない。

A「ぎゃあああああ、液状化しだしたぁあああああ。もう、完全に動けねえええええ」

次第にグラウンドが液状化しだし、Aは沈み始めた。

だが、液状化かAの周りだけでエクスは普通に立っていられた。

タ「まさか、活性で拙者らの周りだけの微動な揺れを活性させたのか?」

A「器用すぎるだろ!!」

Aでもそこまで器用な事は出来ない。

Aはまだ出力をフルに出すかちょびっと出すかぐらいしかできていない。

A「・・・あれ、熱いぞ?」

液状化した地面が次第に温度を上げ始めていた。

もちろん、Aは身の危険を察しして剣の活性は解いてある。

余熱などは全くない。

なのに、液状化した地面は既に高熱まで来ていた。

A「あちぃ!?、あちぃ!!!!????」

既に地面の温度は人間には耐えられない程まで上がっている。

だが、Aは活性の力で何とか生きている状態だ。

すると、エクスが剣を抜いて歩きだし、Aに近づいた。

エクスはAを見下し、Aは悔しそうに睨み返していた。

だが、Aにはもう耐えられない程、急速に地面の温度は上がり続けていた。

A「う・・があああ・・・・あああ・・・・」

エクスは何もせず、何も言わずにずっと見下すだけだ。

そんな時間が10分続いていた。

A「あぎ・・ああ・・・ぐぅ・・」

Aの体は活性の力を持ってしても体がもう溶け始めていた。

タ「主よ、耐えるのだ!!」

A「んぎぎぎ・・・・くがああ・・」

エ「・・・・・?」

エクスは突然空を見上げ始める。

だが、すぐにAに向き合う。

A「な・・・・何だよ・・・・?」

Aは溶けているにも関わらず、まだ意識はあるようだ。

エクスはまた地面に剣を刺し、ジッと見るだけだ。

すると、地面の下から妙な音が聞こえ始め、Aの意識は下に傾いた。

その瞬間、また地面が急速に温度を上げ始めた。

そして、苦しむ間もなく・・・


ゴオオオオオ!!!!


Aの真下からマグマが噴火した。

Aとタイトは避けれる訳もなく、高熱のマグマに呑みこまれてしまった。

噴火したマグマは飛び散らず、出てきた穴に戻っていった。

エクスは目の前に空いた巨大な穴を見て、Aの姿が無くなった事を確認した。

そして、何事もなかったかのように学校を後にした。










天国へと続く空間の前。

ここでも、戦闘が行われていた。

レ「ふんっ!!」

マ「ひょーい」

レオの手刀を軽々避け、攻撃に出ようとしないマック。

レ「貴様、何故攻撃に出ない!?」

マ「ん~、俺の攻撃って、あのレーザーだけだもぉん」

レ「何?」

突然、訳の分からない宣告を喰らい、少しだけ混乱する。

これが嘘なのか真実なのかは全く分からないからだ。

一方、エクスの方はと言うと・・・

エ「ほらほらほらほら、ばばあの攻撃なんて掠りもしないぜ」

オ「むっきー、私は二十歳代のピチピチよ!!!」

エ「あっはははは、二十歳でピチピチ?。こりゃ、重症だ」

オ「千回死ね!!!」

オリアは空間を引き裂きながら攻撃を繰り出すが、エクスは軽々避ける。

さらにオリアの攻撃した後の裂けた空間から無数の手が出てくるが、それすら裂けるエクス。

エ「伊達に楽園の王じゃねえぞ」

縦横無尽に動くエクスを捕える事の出来ないオリアは次第に冷静でいられなくなっていた。

オ「こうなったら本気d「やめろ、オリア」なっ!?」

オリアの言葉を聞いたマックが一瞬でオリアを止めた。

レ「なっ、いつの間に」

レオは捕えることが出来ず、マックはオリアの所に瞬間移動していた。

マ「おい、オリア。マンガとかではな、先に本気を出した奴はまず最初に死ぬんだぜ」

オ「なっ・・・関係ないわよ!!!!」

マ「るっさい!!。本気を出すな、セバスチャンに嫌われるぞ」

オ「それは嫌あああああああああああああああああああ」

マックの言葉で逆にオリアのスイッチが入ってしまった。

マ「あっ、セリフ間違えた」

そんな無責任な事を言いながらマックはオリアから離れた。

オリアの周りの空間がバラバラに割れ始め、とてつもない殺気が溢れだした。

レ「くっ、何だ!?。このおぞましい殺気は!?」

エ「うぐ、パネェな、こりゃ」

マ「ガクガクブルブル」

レ「何故、味方の貴様が震えておるのだ?」

すると、マックは親指と小指を立て、それを耳に当てて電話をするジェスチャーみたいな事をしだした。

その話相手はセバスチャンだった。

マ「サーセン。オリア死亡フラグが立ちました」

セ「・・・すみません。もう少し具体的にお願いします」

マ「え~と・・・解禁をしますた」

セ「・・・そうですか。仕方ありません。オリアは諦めましょう。取りあえず、天国こちらに来ていただけますか?」

マ「んにゅ?。何でだ?」

セ「どうやら、天国の残兵共があなた達の留守を狙って攻めて来ています。まぁ、私一人でどうにかなりますが、今はアリア様もいます。何かしでかされても困りますから」

マ「おk、把握。んじゃ、すぐ行きまーすぅ。ポチッと」

マックは手にボタンを押す動作をしてレオに向き合う。

レオはすぐさま気を引き締めて睨みかえす。

マ「悪い、用事で来たからけえるわ」

レ「何!?、待て!!」

マックが空間の方へ向かおうとするのを止めに掛かるが、マックとの間に巨大な空間の亀裂が入り、追えなくなってしまった。

レ「くっ」

エ「悔しがるのは後だぜ。あれを見な」

レオはすぐにオリアの方を向くと、オリアの後ろから巨大な目が覗き込んでいた。


ゾクリ!!


その目から似た殺気をレオは感じ取った。

レ「この感じは・・・・アルテマか!?」

一度感じた事があるのか、怯えて戦意喪失に陥ることはなかった。

エ「それって天魔獣か。殺り合ったことあるのか?」

レ「まぁな。だが、我はすぐにやられてしまった」

エ「ぷぷっ、ダッセー」

レ「くっ・・・」

レオは唇を噛んで冷静さを保った。

事実だから仕方が無いのだ。

エ「けどよ、アルテマはあんなにデカかったか?」

レ「いや、まだ記憶は新しい方だがあれ程の目の大きさは見たことが無い。何だあれは!?」

エ「ほんと、相当デカイな」

オ「・・・・ぃゃ・・・」

レ「?」

オ「嫌われるのはいやあああああああああああああああああああああ」

オリアが叫び、亀裂のスピードが速まった。

エ「なぁ、あいつを止めて、後ろの奴を出さねえようにした方がいいんじゃねえか?」

レ「それは我も考えていたところだ」

レオは一気に踏み込んで攻撃を仕掛けた。

だが、攻撃は巨大な手で防がれてしまう。

レ「何だ、この手は!?。アルテマの比にならん大きさだぞ!?」

エ「天魔獣も進化したもんだなぁ」

レ「そんな呑気な事を言っている場合ではないぞ!!」

それもそのはず、既に空間は巨大な亀裂が走っており、もう少しで体が現れそうだった。

レ「くそっ、どうすればいいのだ!?」

途方に暮れるレオ。

そして、次第に強大になっていく殺気に体の震えが止まらない。

それを見たエクスがレオを茶化し始めた。

エ「おっ、ちびるか?」

レ「ふ・・ふざけるな!!!」

エ「ははは、冗談だよ冗談。ほら、少しは楽になっただろうが」

レ「ん・・・確かに」

レオの震えは知らず知らずに止まっており、体も硬着していなかった。

エ「そんじゃ、チビってもしょうがねーし、あのデカ物をぶっ倒してみろよ」

レ「ふん、言われるまでも無い」

レオは再び踏み出し、勇敢に突っ込んだ。

その顔つきはおぞましい殺気の中でも全く絶望していない目だった。









所変わって、アリアの行方はと言うと・・・

ア「・・・えっと・・・これは・・・」

360度、完全に兵に囲まれていた。

どこを見渡しても兵、兵、兵だけである。

兵「反逆者ラギュラバル、アリア。貴様は王より見つけ次第、処刑を下されている。大人しく処刑されよ」

ア「えっと・・・嫌だけど」

兵「元姫様だろ。往生際が悪いぞ」

ア「姫でも元でしょ?。私はもう普通の天使の恋する女の子よ」

高「お前、自分で言って恥ずかしくないのか?」

ア「恥ずかしいに決まってるよ!!!///」

高「じゃあ、何で言うんだか・・・」

ア「作者に言ってよ・・・///」

兵「敵は一人だ。全員、かかれ!!」

一人の合図いによって、兵が一斉に動き出した。

だが、一歩動いた瞬間、兵は全く動かなくなった。

兵「な・・・・・に・・?」

ア「これだけ話す時間があるんだから、静寂の力ぐらい全員に掛けれるって」

兵「お・・おのれぇ~・・」

ア「ゴメンね。私は他にしないといけない事があるから。じゃあね☆」

アリアはウインクして兵士を押しのけて去っていった。

兵達は首を動かす事が出来ず、その後どこに行ったのか誰も知らなかった。

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