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プロローグ 悪魔に呪われ、神に全てを奪われた少年の物語
はじめまして!!
まずは、このページを開いてくれて感謝です!!この作品はダークファンタジーを書きたいなとずっと思っていた私が書いた初めての作品です。正直書きたいことがあってもそれを表現するのが難しくて思考中です。不定期に更新予定なのでぜひブクマして温かい目で見てほしいです。
人の命というものはこの世界で最も価値のあるものだと言っていたのは、誰だったかな。
青年は灰の空を見上げながら考える。
ある人は金で例えて話すし、ある人は神がどうだかと言いながら命の大切さについて語っていた。
どちらにせよ命は大事にしろというのがこの世界の意見だ。誰もが命を大事にするし、不老不死を求めるような人間も多々存在している。
だが、青年にはその価値が理解できなくなった。命がこの世の何者にも変えられないと言うのなら、この目の前に広がる一面灰の海には一体どれだけの命が存在していたのだろうか。
――灰の海の中心に気絶している青年は自身が死ぬ直前にそんなことを考えながら1度目の人生を終えた。