君の笑顔が大好きです

私と彼女の仕事事情

心療内科当日は、仕事で付き添いができなかった。

仕事を休めない。

非正規社員だから、休むと保証がない。

それに、彼女と生活するためにはお金がいる。

私が、非正規なのは、私も人付き合いが苦手で、正規で働くと人付き合いが必要となり、資格もなくネットにも詳しくないのでパッと見て長く続けられるか、それが怖かった。

短期間で辞めるとレッテルが貼られるかもしれないとか、色々考えて勇気がでなかった。

周りと比べられるのが正直嫌だったのもある。

これは、彼女にも話したことがある。

他にも理由はあるが私は、ちゃんとした仕事につくための心のゆとりが今はないと……

今の私は、フリーターと世間はいうそうだ。

だけど、月給は15~18万くらいは稼いでいた。

年金は届け出を出して免除してもらい、国民保険の支払いをしていた。

彼女は、「君の好きにしたらいいよ」と受け入れてくれた。

彼女は、正職員で働いていた。

1度職場が合わず転職している。

今は月給17万円くらいで、年に賞与が2回2ヶ月分あるといっていた。

彼女は、私と一緒に暮らしたいといった時に生活費は全て私が出すといった。

彼女は、それを嫌がりこっそりと電気、ガス、食費を負担してくれていた。

気づく度に、「ありがとう」と伝えると彼女は照れて笑っていた。

今はみられないあの笑顔で……

今日は、彼女は病院、私は仕事。

仕事に行く前に彼女をそっと抱き締める。

「帰ったら、またムギューしてあげるね」

彼女はコクンと頷いた。

「いってらっしゃい」

とても小さい声で言った。

「うん、いってきます。帰ったら楽しみにしといて」