表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/17

変わる日常3

彼女が病気になって出かけることが減った。

日用品、食料、電気ガス料金などの支払いもすべて私がやっている。

可能なものはすべて引き落としにしている。

家計簿も前は彼女がしてくれたが、今は自分でつけている。

というのも、普段通りの生活をしようと一緒に買い物に出たことがある。

その時に、10分程度スーパーにいただけだが、彼女が息苦しさを訴えた。

急いで外に出て人が少ない小道に移動し背中をさすりながら様子を見た。

徐々に落ち着いてきたのでその日はそのまま帰った。

家に帰って聞いた話だが、幻聴や幻覚(本人はそう思っていない)が見えていたらしい。

人混みが彼女にとって恐怖になっているようで、一緒に行くのは難しいと感じ以降は私がすることになった。

家計簿については、金銭面で心配事を増やすのはどうかと思い自分でしている。あと、前に金銭面の話をした時に「働く、仕事探す」と何かにとりつかれたように仕事を探したことがある。

もちろん今の彼女には療養が必要だと理解している。

だから、「今はまだ休んでいる事が大事」と何度も伝えた。

始めは聞く耳を持たなかったが、本人も心のどこかで自分の状態が良くないことを理解していたんだろう。

出来る仕事はなかなか見つからず、小さなパニックをおこした。

「なんで、なんで、」

「もういや、もういや」

「迷惑ばっかでごめんなさい。ごめんなさい」

「いなくなりたい」

「役立たずでごめんなさい」

泣きじゃくりながら、体育座りで上の言葉を繰り返していた。

落ち着くまで背中をさすって、言葉かけはしようとしたがなんて言ったら良いか分からず出来なかった。

彼女の出来ること、出来なくなったこと。

頭に浮かんでは消え、浮かんでは消えていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ