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プロローグ
「おはよう」
彼女の頬にキスをする。
「おはよう」
いつものように一定のトーンで彼女は答える。
無表情の彼女に行ってきますのギュウ~をして仕事に向かう。
これが、私の日常。
仕事から帰ったら彼女がご飯を作って待っててくれる。
もちろん、彼女の表情は無表情に近い。
声のトーンだって一定でどちらかって言うと暗いけどそれでもいい。
「今日も頑張ったね!ご飯ありがとう!」
彼女をギュウ~と抱きしめる。
彼女も抱きしめ返してくれる。
彼女が”生きている”コレが私にとって大切なことなんだから・・・・・・
世の中には、いろんな人がいる。
いろんな悩みや不安を抱えている。
試練だって人それぞれ。
人生山あり、谷ありだ。
そして、不平等だ。
それが”生きる”上で時には残酷な結末を描く時もある。
私と彼女の生きてきた軌跡を少し文章にまとめてみたいと思う。
これを読んでくれた人に私にアドバイスをお願いしたい。
どうやったら、彼女が笑ってくれるのか・・・・・・




